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境 文孝 院長の独自取材記事

医療法人 さかいメディカルクリニック

(北九州市八幡西区/熊西駅)

最終更新日:2025/03/27

境文孝院長 医療法人 さかいメディカルクリニック main

黒崎駅の南口から徒歩で約17分のところにある「さかいメディカルクリニック」。2015年の開業より、地域のかかりつけとしての役割を果たすため、近隣の患者の幅広い主訴にワンストップで対応している。院長を務める境文孝(さかい・ふみたか)先生は、消化器内科および放射線診断を専門領域とする経験豊富なドクター。CT装置や内視鏡システムをはじめとする先進検査機器と精密な診断技術を駆使して病気の早期発見・早期治療に力を尽くしている。「全身を検査できる体制を整えて病気を見逃さず、適切に診断した上でより良い治療に導くことが私たちの務めにほかなりません」と言いきる境院長に、クリニックの特徴や診療において大切にしていることなどについて聞いた。

(取材日2022年5月31日/更新日2024年1月16日)

早期発見・早期治療に努め、全身をくまなく診る

まずはこちらのクリニックの特徴からお伺いします。

境文孝院長 医療法人 さかいメディカルクリニック1

もともと私は八幡西区出身で、子どもの頃から皿倉山を見て育ちました。医師免許取得後に久留米大学医学部放射線医学教室へ入局し、それから筑後地域で医師としてのキャリアを重ねていましたが、独立するならやはり地元。そんな思いが強くあったので、現在の場所で開業しました。こうした経緯もあり、地域医療に貢献できる医院づくりを開業当初から進めてきました。特に病気の早期発見・早期治療に力を入れ、頭の先からつま先まで全身を診る診療をモットーとしています。そこでマルチスライスのCT装置やハイビジョン内視鏡システム、インバーター方式のエックス線検査器など、先進の医療機器を導入。命に関わるがんなどの病気を決して見逃さず、地域の患者さんの幅広い主訴に応えることをめざす診療が当院の持ち味です。

先生のご専門を教えてください。

内科の医師として多様な病気に対応する診療に努めていますが、中でも消化器内科と放射線診断を専門としています。もはやCTやMRIといった検査の画像診断は、現代医学の基盤であり、あらゆる治療の入り口と言っても過言ではありません。その放射線を専門とするのが、日本医学放射線学会認定放射線科専門医です。放射線科専門医は画像診断の経験値に基づく読影技術を駆使しながら、小さな病変も見逃さないよう、精密に検査していくことを得意としています。場合によっては病院でも、CT画像の診断結果に数日かかる場合がありますが、当院では即日に診断をつけて結果をご説明することが可能です。また私は、放射線を用いた機器の性能や操作法を熟知していて効率良く活用できるすべを習得しているので、患者さんの負担になる無駄な検査を避けるよう適切に見極められるのも強みではないでしょうか。

全体的な診療においてどのような方針をお持ちですか?

境文孝院長 医療法人 さかいメディカルクリニック2

病気の悩みを抱えていると誰でも不安になるものです。だからこそ、迅速に検査して正確に診断をつけ、なるべく早く安心を届けていくことが当院の重要な役割の一つだと捉えています。検査前には、その内容や方法、要する時間などについて入念に説明。疑問があると心細くなる方もいらっしゃいますので、しっかりと不安を解消できるよう丁寧にお話しします。患者さんと接する上では、専門用語を使わないよう徹底し、わかりやすい言葉で対話するよう心がけています。また、高血圧や糖尿病、脂質異常症などといった、いわゆる生活習慣病に対しても積極的に治療、生活指導を行っており、患者さんの健康の維持や増進に努めています。

放射線の専門性を生かして、精密な検査・診断に注力

開業してから今に至るまで、地域における役割に変化はありますか?

境文孝院長 医療法人 さかいメディカルクリニック3

当院は、2015年の開業から約10年がたちました。地元の方々の健康を支えたい一心で診療に努めたかいもあり、今ではかかりつけ医として通っていただいている方も増えてきました。また近隣のクリニックからの精密検査などの依頼や大学病院・総合病院から逆に紹介を受けることもあります。さまざまな患者さんを診察する中で、時にはがんなどを含め特殊な病気が見つかることもあり得ます。そうした場合は専門の医療機関へ迅速に紹介しています。現在は訪問診療にも積極的に取り組んでおり、高齢などの理由で通院が困難な方のご自宅へ伺い、診察や薬の処方、採血などの健康管理も行っています。

患者層を教えていただけますか?

中学生くらいの子どもたちから90代の高齢の方まで、幅広い年代の患者さんが受診されています。ボリュームゾーンは、40代から60代の働き世代の方々です。風邪や頭痛、腹痛といった身近な症状のほか、健康診断で指摘を受けた方、生活習慣病で定期的に通院されている方が大半ではないでしょうか。人間ドックや内視鏡検査を希望される方も多いです。全体の8割がかかりつけ医院として利用されている方で、残り2割が新規で受診されている方ですね。開業時から通ってくださっている患者さんもいて、特に顔なじみの方々と接する際は気軽に世間話をするなど、人間的な付き合いを大切にしています。

各種検査において重視されているポイントは何ですか?

境文孝院長 医療法人 さかいメディカルクリニック4

まず、CT検査は脳出血、肺がん、肺炎、急性膵炎、急性虫垂炎、大腸憩室炎、尿管結石など、幅広い病気の早期発見に役立ちます。また、上部・下部の内視鏡検査では、食道がんや胃がん、胃・十二指腸潰瘍、大腸ポリープ、大腸がんなどの有無を調べることができます。そのほか、超音波(エコー)検査も診断をつける上での重要な材料となりますが、当院ではこうした先進的な医療機器を適切に使い分けて、より迅速かつ精密な診断に力を尽くしています。患者さんが訴える症状や緊急性の有無、異変の箇所によって判断するのはもちろんですが、年齢や体格なども考慮して検査の優先順位を見極めています。

地域のホームドクターとして、幅広い主訴に応えていく

生活習慣病の診療にも力を入れていらっしゃいますね。

境文孝院長 医療法人 さかいメディカルクリニック5

高血圧症や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病は、生涯にわたって長く付き合っていく病気です。患者さんの中には、投薬治療に消極的な方もいらっしゃいます。そうした方には、薬を飲まないことで起きる体調の変化や将来的な合併症のリスク、薬の有用性や副作用、種類などについて丁寧にご説明するよう努めています。薬の服用を無理強いすることはできませんので、治療への納得と理解を得られるよう、心に寄り添い、誠意を持って対応することが私たちの務めだと考えています。個別に栄養指導や運動指導も行い、無理のない範囲で治療に取り組んでもらえるよう力を尽くしています。

医師を志したきっかけや仕事のやりがいを教えてください。

内科の開業医だった父の影響が大きかったと思います。父からは将来の選択肢として医師を勧められたことはありませんでしたが、子どもの頃から医療を身近に感じていたので、自然と医師を志すようになりました。別の道を模索した時期もありましたが、将来を真剣に考える中で医学部への進学を明確な目標に定めたのは高校生の時です。大学を卒業し、医師として研鑽を積んだ後、開業してから約10年。頼りにして来てもらえる方も徐々に増えてきました。中には野菜や果物をお裾分けしてくださる方や、世間話がてら相談にみえる方もおられます。地域の身近なホームドクターとして診療にあたれていることに日々やりがいを実感しています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

境文孝院長 医療法人 さかいメディカルクリニック6

消化器がんに関しては、早期発見・早期治療によって今や治ることも望める病気になりました。がんに限らず、医療技術や医療機器の進歩により、あらゆる病気が見つけやすくなっています。何か健康に関して気になることがあれば、お気軽にご相談ください。特に40~60代以上の方は、定期的な検診をお勧めします。もちろん、20~30代の若年の方でもがんをはじめとする大きな病気にかかる可能性があるので、症状がなくても人間ドックや内視鏡検査を受ける意識が大切です。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/3万円~(胃カメラ+超音波内視鏡+一般検診)
上部内視鏡検査/1万6000円
下部内視鏡検査/2万2000円
※症状なしでの受診を希望の場合

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