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梅本裕介 院長の独自取材記事

うめもと整形外科

(横浜市保土ケ谷区/西谷駅)

最終更新日:2020/04/01

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「年齢のせいだから仕方ない」―。よく耳にするこのフレーズを、「現状を打破する方法は必ずある」として明確に否定する「うめもと整形外科」院長の梅本裕介先生は、横浜市立市民病院や横浜市立大学附属病院といった大規模な病院から、街のクリニックまで幅広い分野での経験を積み、豊富な手術経験を有する整形外科のエキスパートだ。整形外科疾患は多岐にわたり、総じてある程度の治療期間が必要であるが、梅本先生は、患者個々の状態を把握し、的確かつ適切な治療を継続的に行えば症状は改善されると話す。患者一人ひとりの立場に立ったオーダーメイドの治療、わかりやすい診療を心掛け、一人でも多くの患者を救いたいという思いが伝わる、きめ細かい治療が真骨頂だ。昔ながらの街の雰囲気が残るここ保土ヶ谷区新井町で同院が果たそうとする役割についてお話を伺った。
(取材日2015年10月20日)

一人でも多くの患者さんを、手術しないで済むように救いたい

開院にあたってこの場所をお選びになった理由を教えてください。

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横浜市立市民病院や横浜保土ヶ谷中央病院で勤務医をしていたこと、また近くの上白根病院でも非常勤として働いていたことから、この辺りとは少なからずご縁がありました。大学の先輩で開業した方も多い地域で、よくお手伝いに来たりもしていました。同時期に隣で開業した「はせがわ内科クリニック」の長谷川先生から、内科だけでは広すぎるから一緒にやらないかと声をかけていただいたことがきっかけでこの場所での開業を決めましたが、馴染み深い土地で開業できたのはとても幸運だったと思っています。長谷川先生は大学の同期で付き合いも長いので、連携しやすいというメリットもあります。この辺りは高齢の方が多く、何かしらの内科疾患を抱えながら整形外科に通うケース、またその逆も多いため、「通院が1か所で済む」という点で患者さんに喜んでいただけるのではないかと考えています。また、前述の市民病院や保土ヶ谷中央病院などで勤務していた頃から、この地域では何らかの公共交通機関を使用して時間をかけて通院している高齢者の方が多く、皆さん困っていることは知っていたので、開業すれば多くの方のお役に立てるのではないかと思いました。そこで、長谷川先生と共同で無料巡回バスを運行し、団地を結ぶ区域を周回して、患者さんにとって通いやすい医院を目指しています。

大学の附属病院をはじめ、幅広い勤務経験をお持ちですね。

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横浜市立市民病院、横浜市立大学附属病院といった規模の大きい医療機関から地域密着型のクリニックまで幅広く勤務してきました。中でも大学病院では豊富な症例を診て多くの手術を執刀してきましたが、実は、整形外科の疾患で手術を要する症例はほんの一部に過ぎません。ほとんどの疾患は、適切な診断のもと、薬、リハビリテーション、注射、装具などで改善することができるのです。手術をするほどではないけれど、慢性的な痛みやしびれに悩まされているという方が多く、そういった方々を救いたいという思いで開業を決めました。当院と同じような、地域に根ざしたクリニックで院長をしていた経験があるので、そこで蓄積したノウハウは非常に役に立っています。初期診療におけるプライマリーケアの重要性や、かかりつけ医に求められる役割などを、そのクリニックで学ぶことができました。また、慢性疾患には運動療法が欠かせないという自分の信念に基づいた治療を展開し、地域の皆さんからの支持を得ることができたのもそこでの大きな収穫だったと感じています。当院でも、かかりつけ医ならではのきめ細かい治療を地道に実践し、私の考え方を地域に浸透させていけたらと思っています。

理学療法士が常駐、きめ細やかな指導とアドバイスで患者を導く

理学療法士さんが常駐していると伺いました。

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理学療法士さんの常駐は、開業にあたって最もこだわったところです。整形外科の治療において重要なのは、今ある痛みをすみやかに取り除くことはもちろんですが、痛みを将来にわたって出にくくするという点がさらに重要だと考えています。今ある痛みをすみやかに取り除くには薬、注射、リハビリ器具などによる治療が有効ですが、整形の慢性疾患においては長期的な視点で悪化を防いだり、痛みの根源を取り除いたりする治療が欠かせません。そのためには患者さん一人ひとりの状態に応じた継続的な運動療法や理学療法が求められるので、理学療法士さんの存在なくしての開業はあり得ないと思っていました。幸い、優秀な理学療法士さんとご縁があり、患者さんへの指導や治療を安心してお任せしています。慢性疾患だけではなく、骨折後や他院で手術を受けた後のリハビリにもしっかり対応しております。今後は、さらに理学療法士さんを増やし、治療体制のさらなる充実に努める予定です。

先生のご専門、および力をいれておられるところについてお聞かせください。

大学病院では膝・足グループというところに所属しており、その後に進んだ大学院でも膝の研究をしていたので、膝の治療が一番得意です。今まで多くの手術をしてきましたが、特に多かった症例は変形性膝関節症です。変形性膝関節症は筋力低下や加齢などが原因で膝関節の機能が低下して変形を引き起こす病気ですが、手術はあくまでも最終手段で、それまでにできることは数多くありますし、手術を回避する手段もたくさんあるのです。状況によって時には手術が必要になりますが、手術を積極的に受けたいという方はほとんどいません。今までの経験から、いかに手術をしないで済むように治療していくか、という様々なノウハウを提供できればと思っています。また、膝は高齢な方に限らず、スポーツをする若い方でもトラブルを起こしやすい部位なので、地域の患者さんのより充実したスポーツ活動をサポートしていければと思っています。私自身もスポーツ好きなので、スポーツに伴うケガや痛みも積極的に診ております。また、骨粗鬆症の治療にも力を入れております。当院では腰椎と大腿骨の2か所で測定する最新の骨密度測定装置を導入しており、同時に血液検査による骨代謝マーカーなどを測定することで、骨粗鬆症の程度を総合的に判断して最適な治療法を選択しています。

診療において、心がけておられることはなんですか。

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多くの整形外科疾患は、長期的な治療になります。そのため、患者さんの症状の変化を的確に見極め、現状に合った治療を行っていかなければなりません。そのためにはまず私自身が患者さんの状態を正確に把握しなければならないので、診察には時間をかけるようにしています。同時に、患者さんにも自分自身の状態を理解してもらえるよう、丁寧な説明も心がけています。レントゲンの説明をする時も専門用語を使わず、患者さんの目線で、わかりやすい言葉を選ぶようにしています。そうしたコミュニケーションを積み重ねていけば、患者さん自身も納得した上で治療に進めますし、モチベーションを維持することもできると思います。そうすることでなかなか治らないから、といって途中で治療を諦めてしまう患者さんも減っていくと思います。一人ひとりとじっくりお話をする分診察はお待たせしてしまうかもしれませんが、理想的な治療を行う上では必要なことだと考えています。

「ここに来て良かった」と実感してもらえるクリニックでありたい

この仕事における一番のやりがいを教えてください。

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骨折や怪我などが治療によってすっかり良くなることももちろん嬉しいですが、年齢に伴う慢性疾患でお悩みの方に時間をかけて向き合って、「先生の言う通りにやっていたら良くなったよ」と言ってもらえた時はとても嬉しいですね。自分の診療方針や治療方法が正しかったという実感を得る瞬間でもあります。医師だけでなく患者さん側からも症状の改善が目に見えてわかるというのも、整形外科ならではのやりがいだと思っています。一人ひとりに合わせた、いわばオーダーメイドの治療ですので、喜びもひとしおです。

今後の地域における役割を含め、展望をお聞かせください。

私の治療に対する考え方や方針を少しずつ地域のみなさまに理解していただき、「ここへ行けば良くなる」「あのクリニックへ行けば安心」と実感してもらえるようにしたいですね。また、身体の痛みやしびれを病院で訴えても、「年齢のせいだからしょうがない」と医師に言われて諦めていたという声をよく聞きます。確かにある程度はしょうがないんです。けれど、それをどうにかするのが医師の仕事ではないかと私は思っています。今の痛みが10だとしたら、0にはできなくても可能な限り0に近づける方法を患者さんと共に探っていきたいと私は思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願い致します。

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まだ開院して6か月ですが、今後十分にスタッフを揃えてたくさんの患者さんを受け入れられるように体制を整えていく予定です。理学療法士さんの増員は決まっているので、運動療法のアドバイスもよりきめ細かく行うことができるようになると思っています。繰り返しになりますが、年齢からくる膝や腰などの慢性的な痛みにも、必ず何かしらの治療法があります。「年齢のせいだから」と言われて諦めていた方、これまでの治療で改善が見られなかった方にはぜひ足を運んでいただきたいと思います。

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