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田上 順次 院長の独自取材記事

クオーツデンタルクリニック

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2021/04/30

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渋谷駅から歩いて5分ほど、青山通りの宮益坂上交差点に面した医療ビルの7階に「クオーツデンタルクリニック」はある。4、5階に保険診療中心の歯科クリニック、8階には内科と皮膚科を診療するクリニックがあり、歯科を中心とした総合医療を展開しながら相互に連携体制を整えている同医療ビル。「クオーツデンタルクリニック」では、各分野の専門家が指名制で保険診療では対応しきれないような患者ニーズに応えている。そんな同院で新たに院長に就任した田上順次先生は、歯科保存学のスペシャリスト。「40年にわたり大学病院で培ってきた専門性を生かした臨床を展開したい」と穏やかな笑顔を見せる。保存歯科的立場からの口腔の将来を見据えた治療について詳しく聞いた。
(取材日2021年4月13日)

生涯歯を残すことをめざす、なるべく削らない治療

まずはクリニックのコンセプトを教えていただけますか?

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「クオーツデンタルクリニック」は、全国に31の歯科医院を展開する医療法人グループ徳真会グループによる、自費治療に特化した完全個室・完全予約制のクリニックです。インプラント、歯周病、矯正などそれぞれの分野に精通した専門の歯科医師が在籍しており、専門的な治療を受けていただくことができます。診療スペースはすべて完全個室と、患者さまのプライバシーが配慮された造りとなっています。完全予約制なので待ち時間はなく、待合室もございません。一人ひとりの患者さまにじっくり向き合える環境づくりをとことん追究したクリニックといえます。同じビル内にあり、保険診療を中心に行う「青山クオーツデンタルクリニック」との連携により、保険から自費まで多様な患者さまのニーズに対応する診療体制を整えています。

院長は「歯の保存」の専門家だと伺いました。

1995年から2021年まで、歯の保存治療を専門とする東京医科歯科大学歯学部保存学第一講座(現・う蝕制御学分野)で教授を務めてきました。保存歯科学では、虫歯や歯周病などの歯のトラブルに対し、なるべく歯を削らずに健康な歯質を保存し、生涯ご自身の歯を残すことをめざします。すべての分野において予防的立場から再考した歯科治療を徹底し、トラブルが起きた場合は、先進の歯科材料を用いた新しい治療法で、体への侵襲を最低限に抑えながら治療を進めます。「低侵襲」は医科においても近年重要なキーワードになっていますが、これを歯科で行っていくのが歯科保存学なのです。

具体的にはどのような治療になるのでしょうか。

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従来の金属製補綴物は歯に接着することがなかったため、上からかぶせるために虫歯とその周辺を大きく削る必要がありました。対して、「コンポジットレジン」はそれ自体に接着性があり、必要以上に歯を削ることなく治療を進めていくことができます。レジンというと「樹脂」を想像されることも多いかと思いますが、歯科治療で使用するコンポジットレジンは80〜90%程度セラミック粒子を練り込んだもの。天然歯と同等の強度と、より天然歯に近い仕上がりが得られることも期待できます。歯を失ってしまった際にも、両隣の歯を削ることなくコンポジットレジンで歯を補う、ダイレクトブリッジという方法があります。この方法はインプラントや従来のブリッジに加えて、新たな選択肢として注目されています。

メリットの大きいコンポジットレジン治療を実践

コンポジットレジン治療のメリットを教えてください。

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歯を削る部分を最低限に抑えることで、将来的に歯を残せる可能性が広がるのが大きなメリットです。また、歯科医療は「生活の医療」であり、QOL(生活の質)から離れたところでは決して良い治療をかなえることはできません。コンポジットレジン治療では、低侵襲に加えて高い審美性が期待できるのもメリットといえるでしょう。世界で行われている治療法であり、条件が合致すれば健康保険の適用も可能です。

従来技工所で製作していた補綴物をお口の中で直接作るイメージでしょうか。

そうですね。直接作るケースと、いったん技工士さんに簡単な型を作製してもらい、素材を流し込んで作るケースがあります。いずれにしても、お口の中で両隣の歯とのバランスを見ながら調整することで、より自然な仕上がりをめざしていきます。当院は歯科技工士との連携を強化しており、ハイクオリティーな治療の提供をめざしています。また、すべての症例をコンポジットレジン治療でカバーすることは難しいのですが、当院にはインプラント治療専門の歯科医師も在籍しており、さまざまな手法を併用して治療を行える体制です。

診療の際に心がけていることはありますか?

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患者さまはそれぞれ異なる背景をお持ちで、治療に対する要望もさまざまです。できるだけお一人お一人の状況に応じた治療内容を提案することを心がけています。そのためには、対話を増やして「何を求めていらっしゃるのか」を丁寧に聞き出す作業が欠かせません。私が40年間診療してきた大学病院の保存科では、予防やメンテナンスも手がけるため、一人ひとりの患者さまとのお付き合いが長くなっていました。こちらでも、患者さまとのコミュニケーションを大切にし、話し合いを通して一緒に治療を考えていくスタイルを継続していきたいと思っています。

「歯を残すためにできること」を患者と一緒に探る診療

感染症対策についてもお聞きします。

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徳真会グループでは、新型コロナウイルス感染症の流行以前より、徹底した感染症対策に取り組んできました。器具は患者さまごとにすべて交換し、洗浄・消毒・滅菌、グローブに関しては処置ごとに破棄・交換するなどのオペレーションを徹底しています。患者さまをお通しする前のユニット消毒も、コロナ禍以前より徹底しています。現在は、スタッフ、患者さまともにマスクの着用、検温、手指衛生にご協力いただいているほか、こまめな換気や、空気清浄機の設置など、設備面の対策も行っています。また、月に1度のグループ専属の清掃スタッフによる定期清掃、特殊な光触媒による院内の除菌作業を実施しております。

今後の展望について教えてください。

コンポジットレジン治療は、一定の条件下では保険適用になりますが、治療の質を求めると自費診療での対応となることもあります。いずれにしても適切な価格での治療を広げていきたいと思っています。保険制度については私の関わるところではないのですが、自費診療には「お金持ちのための治療」といったイメージをお持ちの方も多いようで、自費での治療について説明すると次回から受診を取りやめにされるというケースも。皆さんがより良い治療を受けられる機会を広げるためにも、自費診療をもっと身近なものにしていきたいです。

読者に向けて一言メッセージをお願いします。

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歯科治療は画一的なものではなく、一つの症例にもたくさんの選択肢があります。インターネットなどの情報にあたるのも良いですが、一方向に偏った情報が多いようにも思います。治療の選択肢に迷ったら、まずは専門家の意見を聞きにいらしていただければと思います。歯科では自覚症状が出る頃には症状が進行してしまっていることがほとんど。痛みなどの症状を感じていらっしゃらなくても、受診により将来的なリスクがわかれば、歯を残すためにできることをご提案することができます。例えば30代の方の「80歳まで歯を残したい」という要望にもお応えしていけると思うのです。病気は突然起こるものではなく、30代、40代といった比較的若い世代からそれぞれが「病のもと」を抱えていらっしゃるもの。ご自身の歯を守るのはご自身です。長い視点で見て、今からできることに一緒に取り組んでみませんか?

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント(1本)/33万円~、歯周病治療/2万7500円、歯列矯正/82万5000円~(5分割支払い可能)、コンポジットレジンによる自費治療/1万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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