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粉川敦史 院長の独自取材記事

粉川クリニック

(横浜市中区/馬車道駅)

最終更新日:2019/12/04

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待合室の窓からはクラシカルな石造りの歴史博物館が望め、横浜らしさあふれる界隈にある「粉川クリニック」。2015年8月にオープンしたばかりのクリニックだ。横浜市立大学付属市民総合医療センター消化器内科出身で、内視鏡部の部長も務めた経歴を持つ粉川敦史院長は、「古いものと新しいものが同居する、大好きな街の大好きな色が濃い場所での開業を選びました」と語る。品の良さと居心地の良さにこだわったというインテリアの院内は、ホテルを思わせるような空間。「高い専門性を還元して、地域医療に尽くしたい」と、意欲を語る院長に、クリニックのコンセプトやこだわり、提供していきたい医療についてなど、ゆっくり話を聞くことができた。
(取材日2015年9月9日/情報更新日2019年12月3日)

横浜らしさ溢れる界隈に生まれた、品の良さにこだわったクリニック

ホテルのような空間と、窓からの景色が印象的なクリニックですね。

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ありがとうございます。私自身学生時代を過ごした横浜が大好きで、古いものと新しいものが自然に同居している、横浜らしさあふれるこの辺りが特に気に入っていました。古典の良さとモダンの魅力が上手に溶け合っているというか。アクセス面も重視しましたが、同時に街の雰囲気にも惹かれてこの場所での開業を決めました。

みなとみらい線「馬車道」駅からすぐとアクセスも良好です。

麻酔を使った内視鏡検査を行うため、公共交通機関で容易にアクセスできるというのは開業時の必須条件でした。検査後に車を運転して帰っていただくわけにはいきませんから。当院は、みなとみらい線馬車道駅と横浜市営地下鉄関内駅の両方から至近です。さらに、近くにバス停もあり、バス便も利用できるので、近くから遠くからさまざまな場所から通っていただいています。湘南地域など南の方からや、市内でも神奈川区あたりから多くの方をお迎えしていますね。当院の正面入り口は階段で2階まで上がっていただく必要があるのですが、開業にあたって同じビル内にあるホテルのエレベーターを使えるようにしたので、車いすの患者さんもバリアフリーでアクセスしていただけるようになっています。

インテリアにも随所にこだわりが光っていますね?

病院というとネガティブな印象をお持ちの方も多いと思いますので、できるだけ「病院らしさ」を払拭した、居心地の良い空間をめざしました。白い床や低めの受付カウンターを採用したことで、院内も広々とした感じに。什器や小物などにもこだわって、高級感といいますか、品の良い感じになるようにと心がけてみました。内視鏡検査を行う検査室やリカバリールームにも配慮を加え、個々にロッカーを設置。一人ひとりがプライベート空間を持てる設計とさせていただきました。総合病院とは違う雰囲気で診察や検査を受けられるというのは、こうした個人医院の大きなメリットでもありますから。

長く大学病院にいらした経験から生まれたこだわりなのでしょうか?

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大学病院には大学病院の、個人医院には個人医院の良さがあって、共存していける存在だと思っています。新しい設備で高度な医療を提供できるのが大学病院の強みなら、雰囲気にこだわった空間で、リラックスして受診していただけるというのは個人医院の強みです。当院では、品の良さを一つのテーマとし、インテリアだけでなくスタッフの対応などにも一貫して追求しています。

「一期一会」の精神を大切に、経験を生かした丁寧な内視鏡検査を心がける

開業に至ったきっかけを教えていただけますか?

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横浜市立大学で医学を学んだのちに医局に入局し、関連病院を含めて20年以上大学病院勤務を続けてきました。一時、医局人事から離れ、国立がん研究センター中央病院に国内留学の形で内視鏡を学びにいったりもしましたが、20年勤務しているとやはり管理職となって現場医療とは距離を置かざるを得ないことも。責任者として地域の開業医と接する機会を多く持つうちに、自身の適正としても開業の方にあるのではないかと思うようになり、気づくと開業を決意していました。経験から得た高い専門性を地域に還元し、地域医療に貢献することを使命と感じています。とはいえ、ひと言でいうと「ご縁」と「タイミング」ですね(笑)。

診療内容はどのようなものになるのでしょうか?

一般内科診療から消化器内科に関わる診療、大腸、胃、食道の内視鏡検査などを行っています。みなさんストレスを抱えていらっしゃるのか、胃痛や胸焼けなどの症状を訴える方が多くいらっしゃいます。その他では便秘や下痢といったお通じの悩みです。内視鏡検査については健康診断結果から勧められていらっしゃる方が多くなっています。60〜70代といったご高齢の方も多いのですが、30〜40代の比較的若い世代も多くいます。そうした方は忙しいですから、初診で何時間も待ってようやく次回の検査予約が取れるといった総合病院での検査ではスケジュール管理上の負担が大きすぎてしまいます。当院では胃の検査に限り、必要に応じて即日の対応もOK。大腸に関しては準備が必要なため即日とはいかないのですが、できる限りフレキシブルに対応させていただいております。

診療にあたって心がけていらっしゃることは何ですか?

特に検査の患者さんでは、結果が出て何もなければ通院は終了。症状が出ない限りはお会いすることもなくなります。そういう状況ですので、「一期一会」の精神を大切に、一度しかお会いできない患者さんにもリラックスしていただけるよう、丁寧な対応を心がけています。患者さんの数が増えれば増えるほど気を引き締めて初心に戻るよう、スタッフにも伝えています。

大腸の検査では痛みがあるとよく聞きますが?

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そんな評判が先行して不安を抱かれる方が多いようですが、当院では患者さんの痛みや不快感に配慮した丁寧な検査を心がけています。また、使用する静脈麻酔により、ウトウトと眠ったような状態のうちに検査を進めていきます。とはいえ、痛みへの反応は人によってそれぞれ。実際にカメラを入れてみなければ分かりません。いたずらに麻酔量を増やせば、検査後の負担が重くなるという側面もあるのです。大学病院時代に内視鏡部の部長として、数多くの内視鏡専門の医師を育ててきた経験から、痛みを抑えるテクニック以上に、患者さんの不安を取り除くためのコミュニケーションが重要だと感じるようになりました。検査の必要性や事前・事後の説明をしっかり行うこと、また終了後のお声がけを工夫するなど、患者さんとの対話を大切にした検査をめざしています。

ダイナミックな内視鏡治療ができる消化器内科のやりがいに惹かれ、導かれて

先生が医師、とりわけ消化器内科の医師を志されたきっかけは?

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子どもの頃から「ものの中身」を知りたがる子で、体の仕組みにも興味を持ってはいました。とはいえ、医師をめざそうと思ったのは大学受験を具体的に考えはじめてから。ちょうど曽野綾子さんの『神の汚れた手』という小説を読んだのもきっかけでした。消化器内科を選んだのは、大学病院で実習を始めた頃に、内視鏡画像を見て「胃や大腸の中がこんなにきれいに見えるのか!」と感銘を受けたことからです。当時の医療は白黒の世界で、カラーで見られるイメージはまだ内視鏡くらいだったのです。いざ足を踏み入れてみると、対象臓器が多く多種多様な患者にあたることができる消化器内科はとても幅広い科目。悪性腫瘍も早期であれば内視鏡手術で対応できるなど、とてもやりがいのある科目だと気付きました。診断から治療まで一人の医師が担当できる科は他にないですから。今では若い医師にも消化器内科を強く勧めています。

お忙しい毎日だとは思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

以前はゴルフをやったりしていましたが、肩を痛めてからはごぶさたです。家族と出かけたりという過ごし方の休日が多くなりましたね。家族は内科医師の妻と小学生の息子です。買いものしたり、サッカーを見に行ったりすることが多いでしょうか。私と子どもではひいきのチームが違うので、どちらの応援にまわるかでもめるなんてこともあるのですよ(笑)。

通院を検討されている方にメッセージをお願いできますか?

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健康診断の簡易検査で陽性の反応が出ても、内視鏡検査を受けないという人は神奈川県で6割にも上るといわれます。後々後悔しないためにも、症状がなくてもできるだけ早めに検査を受けるようにしましょう。この文章を読んで少しでも検査の事を考えたなら、今が検査を受けるタイミングだと思います。当院では家族背景や職場環境など、患者さんのお立場に立ったオーダーメイドの診療をご提案しています。気がかりがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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