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二神 綾子 院長の独自取材記事

りくぎえん皮膚科

(文京区/千石駅)

最終更新日:2019/08/28

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都営三田線千石駅より徒歩2分、柔和な笑顔とやさしい語り口が印象的な二神綾子先生が院長を務める「りくぎえん皮膚科」。二神院長は長年大学病院で勤務した経験から皮膚科全般の治療をオールマイティーに行うが、専門は病気診断の要となる皮膚病理学。病気の原因を見極めるための深い見識を持ち、これまで難症例を含め数多くの患者を診てきた経験がある。来院患者は親子・ファミリー層が多く、子育て経験者である二神院長を頼りさまざまな不安を抱える母親が数多く通う。「納得して安心して治療を受けていただくことを大事にしている」と話す二神院長に、同院の特徴や地域の母親への想い、医師になったきっかけなどをたっぷりと語ってもらった。
(取材日2016年11月30日)

2児の母親でもある女性医師が院長を務める皮膚科

どのような方が来院されますか?

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幅広い年代の方がいらっしゃいますが多いのは親子・ファミリー層です。文京区は子育て・教育環境が整っているので、近年子どもの数が増えています。小児皮膚科を掲げていることもあり、生後1ヵ月のお子さんもいらっしゃいます。最近は核家族化の影響もあり、初めての子育てで不安を抱えているお母さん方が多いんです。お子さんの皮膚症状について熱心に勉強されていても、調べたことが正解なのか不安になってしまう。当院はそんなお母さんの力になりたいと思っています。美容皮膚科もやっているので、しみ、しわのご相談も気楽にしていただいています。シニア世代の方も多く、冬の時期だと乾燥性皮膚炎など。最近は巻き爪、ウオノメ、タコなど足のトラブルの相談も多く、歩き方のご指導や靴屋さんの紹介もします。「こんなことまで教えてくれるの?!」と皆さん驚かれるんですよ(笑)。

2015年6月に開業。この地で開業した理由は何ですか?

近隣の日本医科大学の出身で、25年以上この地域に住んでいます。この地域は私にとってたいへん居心地が良く、大好きな場所です。住んでいる方々もいろいろな意味でゆとりがあり、話していてもよく理解してくださるので、とてもコミュニケーションがとりやすいです。大学での勤務医時代から「開業するならこの地で」と考えていました。私もこの地域で子育てをしているので、お世話になった方々に恩返ししたいという気持ちもありました。日本医科大学とは目と鼻の先の距離なので、勤務医時代に診ていた患者さんも来てくださったり、子どもを通じてお付き合いのある方もたくさんいらっしゃいます。

診療方針を教えてください。

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信頼・納得していただき、安心して治療を受けていただくことを大切にしており、まず患者さんの目線に立ち、少しでも早く心を開いてもらえるよう努めています。私ができることは、的確な診断と治療の選択肢をしっかりコミュニケーションをとりながらお伝えし、治るまでの道筋をつくって差し上げること。医療は最終的には、病気に対する患者さんご自身の治ろうという気持ちが重要になるので、患者さんが安心して治療に臨める環境をつくりたいと思います。勤務医時代から丁寧に説明して差し上げたいと思う場面はたくさんありましたが、それが時間の都合などで難しかったんです。それにフラストレーションを感じていました。今は自分が一貫して丁寧にご説明できるのでとてもやりがいがあります。

患者に寄り添い患者の立場に立った診療を

コミュニケーションを大切にされているんですね。

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患者さんとできるだけお話しする時間をつくるようにしています。初診の際の問診でタブレット型端末を使用し、患者さんに主訴などの基本情報を事前に入力していただいてます。その情報はすぐに電子カルテで見ることができるので、基本情報を踏まえた上で患者さんとさまざまなお話をすることが可能です。また、院内の各種システムを整備し、待ち時間や会計の時間を短縮させスタッフと連携を図ることで、患者さんとできるだけお話しする時間を確保するようにしています。皮膚科は直接体を見て触ってという診療になるので、医師と患者との信頼関係をいかに早く築くかが大切です。治療も内服だけでなく患者さんご自身で体に薬を塗っていただく処置が不可欠ですから、今置かれている環境で、病気に向き合ってきちんと治療を続けていくために、お互いの気持ちが通じていることが重要だと思っています。

小児皮膚科とはどのようなことをしているのですか?

基本的にものすごく特別な診療をしているわけではありません。私も子育て真っ最中。たくさん失敗して、たくさん悩みました。なので、お母さん方のお話を聞くと他人事とは思えません。子育てって一生懸命やっているけれどうまくいかないことがたくさんあるじゃないですか。でも、どのお母さんも本当に頑張っている。お子さんももちろん大切ですがお母さんだって大切です。ですからできる限りあらゆる相談に乗ってサポートしたいと思っています。来院されたお母さんから「忙しくて薬をちゃんと塗れなかった」と言われても、決してとがめるようなことせず、お母さんの話をよく聞き受け止めるようにしています。いろんな相談をしてくださるお母さん方も多く、安心していただけているようでうれしいですね。

二神院長のご専門を教えてください。

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皮膚病理が専門です。患者さんの病変の組織を採取してプレパラートにしたものを、顕微鏡で見て診断をする専門の医師が病理医ですが、病理診断が間違っているとその先の治療も意味がなくなるだけに、その精度はとても重要です。顕微鏡で見て行う病理診断は、目で見て診断する皮膚科の視診と共通する点が多く、患者さんの病気や個々の症状の理解を深められますので、患者さんへの病気のご説明や信頼関係の確立、さらには治療に非常に役立っています。また病理を基礎とした創傷治癒も専門にしています。治りにくい傷を心配し来院された方に、どういう状態で悪くなっており、どうすれば改善するのかを説明して差し上げられるのも専門でやっていた強みですね。

一人ひとりの患者の診療にやりがいを感じる

仕事でやりがいを感じる瞬間を教えてください。

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毎日の診療、一人ひとりの患者さんの診療にやりがいを感じています。赤ちゃんの時に来られたお子さんがどんどん成長し、それとともに皮膚のトラブルも次第に良くなっていくのを見るとすごくうれしくなります。あちこちのクリニックを受診されてきたというご高齢の方が、当院で病気の説明を受けて納得され、治療へ意欲的に取り組まれた結果、症状が良くなっていくのをみると、心から良かったと思います。まだ開業して1年半ですが、徐々に近所の方を中心に、ご友人やご家族のご紹介で来院される患者さんが増えてきていらっしゃいます。日々、患者さんの立場に立ってすべきことを考え、それを私やスタッフで一生懸命して差し上げて喜んでいただいていることが、信頼される医療機関に成長する礎となっているのだと思い、感謝しております。

医師を志したきっかけを教えてください。

祖母も母も医師です。二代にわたる女性医師が身近なロールモデルでしたので、自然な流れで医師を志しました。女性でありながらも皆さまに感謝していただける仕事なので、医師という職業を選んで心から良かったと思います。皮膚科を選んだのは、大学附属病院の皮膚科の恩師がすごく魅力的な先生で。人柄も素敵でしたし、授業もたいへん面白く印象的でした。皮膚疾患の診断は、いろいろな診断機器が発達した現在であっても、視診が非常に重要なんです。恩師は皮膚を見て、職業や趣味まで言い当ててしまう、名探偵のような方でした。古典的な手技であればあるほど、知識や経験、センスなど医師の技量によるところが大きいので、とても興味深い反面、一生勉強をしなければならないと思っています。

最後に、今後の展望をお願いします。

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今はお子さんやお母さんの診療が多いですが、もっと幅広い年齢層の方に安心して通っていただけるようにしたいです。ご高齢の方の中には、ゆっくり話したくても待っている他の患者さんに気を使われて早々に帰ってしまう方もいらっしゃいます。どんな方にも安心していただけて、ゆとりをもって診療ができる体制に、スタッフと協力して環境をさらに整えていきたいです。これまでどおり、学会や勉強会に行って得られた情報で、患者さんにとって良いものであれば逐一新しい情報をお伝えしていきたいと思っています。今後も自分が患者だったらどんなことをしてほしいかという視点を忘れずに診療していきたいですね。

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