北村 茂 院長の独自取材記事
きたむら歯科経堂
(世田谷区/経堂駅)
最終更新日:2026/03/09
経堂駅近くのビルの2階で、2015年より診療を続けている「きたむら歯科経堂」。診療メニューは、一般歯科・審美歯科・口腔外科・予防歯科など幅広く、歯と口の悩みにトータルで応えられるのが同院の強みだ。北村茂院長が開業時より大切にしている思いは、「トラブルの起きにくいお口をつくること、それによって患者さんに笑顔になっていただくこと」だと語る。日々の診療の中で開業当初は気づかなかった「患者の気持ち」にも目を向けるようになり、試行錯誤を重ねながら現在のスタイルに至ったのだと話す。照明やアロマなど細部にまで工夫を凝らした院内で、診療の特徴や今後の展望について、北村院長に話を聞いた。
(取材日2026年2月2日)
トータルな歯科診療で理想的な歯と口に導く
初めにクリニックの特徴をお聞かせください。

虫歯の治療だけでなく、その後のメンテナンスや予防、口腔機能の改善、審美的なお悩みなど、保険診療・自由診療を含めてトータルで提案できるのが当院の強みです。マウスピース型装置を用いた矯正も行っていますし、セラミックジルコニア治療などの補綴治療は、大学院で補綴について学んできた私の専門分野。クリーニングやホワイトニングを担当する歯科衛生士たちも、常に技術向上に努めています。また、歯科医院が嫌いな理由として挙げられる「治療中の痛み」に関しては、麻酔の選定や注入技術を駆使して「痛みの少ない治療」を実践しています。痛みが苦手な方も安心してご来院ください。初診時にはレントゲンで現状の口腔状況の把握し、場合によっては、AI分析機能つきのスキャナーで口腔内の状態を撮影して、隠れた問題点やその解決方法をお伝えすることも可能です。
多様なニーズに応えているのですね。開業時から現在のスタイルで診療されていたのですか?
トラブルの起きにくいお口をつくること、それによって患者さんに笑顔になっていただくこと。この方針は変わらないのですが、実はアプローチの方法は試行錯誤を重ねてきたんです。当初は「歯の健康のために、予防歯科の大切さを伝えたい」という意気込みが強く、初回から徹底した検査や定期的な検診を呼びかけることに注力していました。ですがそれを負担に感じられたり、通うのをやめてしまった患者さんも一定数いらしたんですね。こちらの意図をくんでいただくためには、まずは歯科に興味を持ってもらい、信頼関係を築くことが大切。そのことに気づき、アプローチを見直したのが2020年頃のことです。治療だけでなく、歯に問題がないと自覚している方にも利用しやすい歯科医院をめざすようになりました。虫歯治療での受診には抵抗感や不安が伴いがちですが、ホワイトニングやクリーニングならば、むしろ楽しみに通う方も多いかと思いますから。
診療の際はどのようなことを心がけていますか?

やはり患者さんとのコミュニケーションです。歯の健康を守っていくためには、治療後もしっかりとメンテナンスを続けたり、予測できるトラブルがあれば予防を図ったりすることが必要だと私は考えています。ただ、初めからそのように伝えてもご理解いただけるとは限りません。治療やケア、対応面も含めて「ここに来てよかった」と満足してもらえれば、継続受診にもつながるでしょうし、自然と信頼関係も生まれてくるでしょう。私や歯科衛生士も、その方のお口を何度も見ることで、口腔状態をより一層把握しやすくなります。そうしてお互いの考え方や改善すべき点を理解した上で、当院で可能な対応の中で、できるだけベストな提案を差し上げています。
ゼロをプラスに変えていくための予防歯科
ホスピタリティーも大切にされているのですね。

診療だけでなく対応や受診環境も当院のこだわりの一つです。歯科医師や歯科衛生士の対応一つで、当院に対する患者さんの印象も変わりますからね。どんなに良い治療やケアをしても、対応がおろそかではいい気持ちで帰っていただけないと思っています。環境の面で言えば、デザインにこだわりました。リラックスして通えることはもちろんのこと、私はクリニックを「特別な空間」だと思っているんです。壁は白を基調としながらも、無機質になりすぎないようにぬくもりのあるカラーを差し色として使用し、ウォールナットのフローリングや天然素材のフロアパネルを採用しています。
クリーニングやホワイトニングは専用ルームで受けられるのだとか。
はい。クリーニングやホワイトニングは心地良く受けていただけるケアですから、専用ルームでは院内全体とはまた違ったアロマを用いて、照明も調整できるようにしています。子育てがひと段落して審美面に目が向いたり、人と会う機会が多くて口元の美しさを求めている方など、虫歯治療ではなくクリーニングやホワイトニングをきっかけに当院に通われる方も増えていますね。当院では、施術の料金を明確にしています。また、歯科衛生士は技術力やホスピタリティーを身につけています。従来の予防歯科のイメージは、「マイナスになっていったお口の中を、定期的にゼロに戻すことをめざす」ものだったのではないでしょうか。ですが当院では、専用の薬剤や機器を用いて歯や歯茎の状態をより良くすることをめざす、いわば「ゼロをプラスに変えていくことをめざす予防歯科」の提供に努めています。
先生ご自身が実践している健康法はありますか?

食生活にはこだわっている方かもしれません。三食ということではありませんが、夜は糖質を抑えたメニューや、オーガニック食材など体にいいとされているものをできるだけ食べるようにしています。体にいいものが歯にもいいといった正確なデータがあるわけではありませんが、糖質の摂取過多は口腔内の細菌の繁殖を促す要因ですので、健康管理の一つとして行っています。あとは、しっかりと歯にフッ素を塗布させるブラッシング方法ですね。私自身はもちろん、妻や2人の子どもたちも食生活とブラッシングの両方に気を配っています。そのおかげか、うちの子どもたちは10歳になった今でも虫歯ゼロなんですよ。
患者の予想を超える提案をしていきたい
今後の展望をお聞かせください。

トータルな歯科診療やケアができるという当院の強みを、もっと生かしていきたいです。例えば気持ちの良いクリーニングを通して、いつも汚れがたまってしまう場所を把握し、そもそも汚れがたまりづらい口腔環境を整えるために矯正を行ったり、例えば、治療済みの歯をきれいに保とうと、頑張ってクリーニングに通ってくださっている方に、虫歯治療の詰め物を再発しにくい材質に変えるご提案をしたり。今後はその先、治療・ケア・予防の循環をもっとスムーズにできれば理想的です。そのために、私も歯科衛生士ももっと知識を高めていかねばなりませんね。そうして患者さんご自身も気づかない問題点を見つけたり、予想を超える提案をしていきたいと思います。
ところで、先生はなぜ歯科医師をめざしたのですか?
一番のきっかけは、祖父が歯科医師だったことです。祖父に会いに行くのが楽しみで、自然と治療やクリーニングに通うようになり、小さい頃から歯科に苦手意識はありませんでした。さらに「将来は歯医者さんになるんでしょ?」と祖父母に聞かれるものですから、私自身もいつの間にか「職業と言えば……」という気持ちになっていました。大学は叔父の母校でもある鶴見大学に進学しましたが、合格したとき、そして卒業して歯科医師になったときは、皆とてもよろこんでくれたのを今でも覚えています。臨床研修の後は大学院へ進み、補綴学を専攻しました。当時の教授が臨床も積極的に行う先生でしたので、分野に特化するよりも包括的な診療技術を学ぶことができました。そこで研鑽を積んだからこそ、予防然り、患者さんの健康に広く貢献できる診療を、自分なりに模索していくことができたのだと思います。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

さまざまな入り口から歯科医院を利用して、お口全体に興味を持ってもらえるのはうれしいこと。初診時にスキャナーで撮影した口腔内写真は、二次元コードを通じてお手持ちのスマートフォンでご確認いただけます。ご自身のお口を3Dデータで見ることで、新たな気づきや「もっと、こうしたい」という思いが生まれたら、ぜひ私たちにお聞かせください。当院では、患者さんの理想をかなえるための多様な治療やケアをご用意しています。歯の痛みなど自覚症状のある方はもちろん、機能だけでなく審美面も求める方、歯を長く健康に保ちたいとお考えの方も、お気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/22万~108万9000円、セラミックジルコニア治療/6万6000~16万5000円、ホワイトニング/1万9900~11万8800円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

