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山田 賢宏 院長の独自取材記事

Ayaデンタルオフィス新越谷

(越谷市/新越谷駅)

最終更新日:2020/04/01

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「Ayaデンタルオフィス」は、新越谷駅を出てすぐのビル2階にある歯科医院。エレベーターで2階へ上がれるビルは車いすやベビーカーでも入りやすく、中には子ども連れの母親にはうれしいトイレのベビーチェアやキッズスペースも備えている。細かい部分まで患者が通いやすいクリニックづくりを行っている。歯を残す治療を心がける山田賢宏院長は、歯周病において専門的に学んできた経験から、歯周組織をしっかりと把握してなるべく削らない・抜かない治療に注力している。「お話しをしっかりお伺いすることで、患者さんが求めるものを叶えていきたい」を話す山田院長に、話を聞いた。
(取材日2017年9月20日)

子どもから高齢者まで、一家で通える歯科医院

開院から約3年ですが、変化を感じることはありますか?

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患者さんのクチコミでご家族やお知り合いがいらっしゃったりと、ご紹介の患者さんがとても多くなり、また治療が終わった後も、メンテナンスに来られる方が増えました。年代では、お母さんと一緒に来られるお子さんからそのおじいちゃん・おばあちゃんまで幅広く、一家全員で通ってくださる方も増えてきました。その分、開院時に比べれば忙しくなりましたが、よく患者さんのお話を伺い、時間をかけてしっかりコミュニケーションをとりながら診療を進めることは、開院時から変わりません。お子さんなら、第一印象から恐怖心を与えないよう注意するのもとても大事なこと。初回はユニットに座ってお話しするだけ、次は器具を触ってもらうだけ、というふうに徐々に慣れてもらい、「歯医者さんは怖くない」と認識してもらってはじめて、治療へと進みます。お子さんの歯科治療を通して、ご家族にも歯への関心を高めてもらえたらなと思っています。

「家族のかかりつけ歯科医師」ですね。

そんなふうに、地域の皆さんの口の健康に寄与していくのが目標ですね。子どもさんを診せてもらいながら、お父さんお母さんにも自分のお口のケアに関心を高めてもらう。そういうつながりの中で、地域に密着してやっていきたいと思っています。例えば、2世帯同居で昼間はおじいちゃんおばあちゃんがお孫さんを見ているのだけど、つい甘くなってお菓子をあげちゃう、それが虫歯の一因になっている、というような場合は、子どもさんを診ているだけではわかりません。家族構成やライフスタイル、食習慣などがわかることで、より的確なアドバイスや提案ができることもあるので、家族で来ていただけるとうれしいですね。

日曜診療も始められたそうですね。

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仕事をしている親御さんから、日曜も診てほしいという要望をたくさんいただいたので始めました。今後患者さんが増えるようなら、午後の診療も検討したいと考えています。また、歯科医院はどうしても「怖い」「痛い」というイメージを持たれがちなので、壁紙に暖色を使ったり、床をやわらかいカーペットにしたりして、温かみのある優しい雰囲気を大切にした院内づくりをしています。「お子さんからお年寄りまで一家で通える歯科医院にしたい」というのが開業当初からの目標なので、環境の面でも通いやすい医院でありたいと思います。

患者のライフスタイルに合わせたアドバイス

先生は歯周病を専門に学ばれていたと聞きました。

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学生時代に受けた歯周病の授業で、日本人の平均寿命が伸びるにつれ、ご自身の歯を残せている人も増加していると知りました。しかし、それに伴って年々増えているのが、歯周病だということも知ったのです。そこから歯周病に興味を持ち、卒業後は歯周病を専門的に学ぶようになりました。誰しも、自身の歯を少しでも多く、長く残していきたいと思うのは当然のことですよね。そんな願いを叶えられるよう、私にできることは一生懸命努めています。なるべく削らない・抜かない治療を心がけ、それを実現できる技術と知識を常に磨いていきたいですね。また、治療完了後に再び繰り返さないよう、「なぜ歯周病になってしまったのか?」という原因を探り、患者さんそれぞれに適したプラークコントロールをご指導して、患者さんが自分で予防できるよう、歯周病への理解を深めていただけるよう努めています。

歯周病の予防には何が大切なのでしょう?

一番は歯の汚れや歯垢を落とす日頃のブラッシングですが、栄養不足やストレスも歯周病と関係があります。最近は特に、ストレスから食いしばりや歯ぎしりがある人が多く見られますが、これらの癖も歯周病にはよくありません。歯周病の予防やケアで大事なのは、プラークコントロールと力のコントロールの2つだと言われています。歯ぎしりなどで常に力がかかっていると、歯を支える歯周組織が傷んだり、歯を支える骨が吸収されてしまったりして、軽度の場合は違和感や染み、ひどくなると歯が揺れたり、顎関節症につながることもあるのです。歯周病は「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」と呼ばれ、最初は症状なく進んでしまう病気。気づいたときにはひどくなっていることが多いので、そうなる前に検診を受けてほしいですね。また治療すれば終わりではなくて、定期的に歯科医院で検診を受けることで、治療結果を長く保ってほしいと思います。

生活習慣や癖の改善が重要なのですね。

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そうですね。ただ例えば、中学生でも学年や部活動の状況によってライフスタイルは全然違います。部活で疲れて歯磨きが雑になりがちなら、その生活サイクルの中でしっかり磨けるようにブラッシングツールを変えてみるとか、その人に合ったアドバイスが必要です。虫歯・歯周病予防グッズもたくさん出ていますが、ただ使えばいいというものではなくて、歯の間に隙間ができているなら歯間ブラシを選ぶなど、自分に合ったツールを正しく使わないと、十分に汚れを落とせません。みんなが同じではないので、診察や検診に来ていただいた患者さんには、一人ひとりに合ったやり方を指導させてもらっています。

しっかりと話をきいて、患者の求めていることをつかむ

診療の際に気を付けていることを教えてください。

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月並みですが、患者さんのお話しをよく伺うことです。患者さんが何に悩み、何を求めているのか。それを知るために、社会的環境や家庭環境、生活習慣や食生活など、さまざまなお話をお伺いしています。まだ心を開かれていない初診時にすべてをお話しいただくことは難しいですから、2回、3回とお話しする時間を取っていく中で、少しずつ患者さんとの信頼関係を築いていければと考えています。また、治療計画も患者さんのご要望をなるべく反映していきたいと思っていますよ。例えば通院回数を減らしたいという患者さんの場合、虫歯と歯周病を並行して治療していったりと、いかに負担なく通院いただけるかを考えながらニーズに沿った治療計画を立てています。

地域医療にも積極的に取り組まれています。

越谷市歯科医師会を通じた、地域の成人歯科検診、妊産婦検診、口腔がん検診への協力や、市内の中学校の学校医、市民の方々に向けた講習会の講師なんかをさせてもらっています。成人歯科検診は、大人になってから歯科医院へ行く機会のなかった人の虫歯や歯周病の発見・治療。妊産婦検診は、なかなか自分のケアまで手が回らないお母さんの口腔内のケア。口腔がん検診は、舌がんなどの早期発見に役立つものですね。また、この地域は口の健康に関心の高い人が多いのですが、中学生の歯科検診では、虫歯も治療跡もない子と虫歯の多い子の二極化が見られて、改めて歯には日頃の生活習慣や家庭の環境が大きく関わっていることも感じます。中学生の時期は生活のリズムを決める上でも重要ですから、検診が自分の健康に関心を持ち、よいリズムを作るきっけかになればなと。活動を通じて、「地域のかかりつけ医」としての役割を果たしていきたいです。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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治療が終われば終わりではなく、日頃のブラッシングや検診といった虫歯・歯周病予防を意識してもらうことに力をいれていきたいですね。患者さんとご一緒にお口の中の健康を守っていけるようアドバイスを続けていきたいですし、講演などを通じて、より多くの方に口内を健康に保つ大切さを知ってもらえればとも思います。一口に予防といっても、例えばお年寄りは歯周病だけでなく歯茎が下がることで歯の根が虫歯になりやすく、悪化して抜歯につながるケースが多いなど、人によってお口の状況や効果的な予防法は違いますし、体調やストレスによっても口内の状態は変わります。ご自分の状況を知り、よい状態を保つためにも、ぜひ歯科医院を利用してほしいと思います。

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