欠損した部分に本来の機能を取り戻すための
インプラント治療
宝塚ファミリー歯科クリニック
(宝塚市/宝塚駅)
最終更新日:2025/04/08


- 自由診療
歯の欠損や欠歯は放っておくと、周囲の健康な他の歯にも悪い影響を及ぼすことがある。自分の歯でしっかりと噛めるように導き、健康的な日常を取り戻すためにも、有用な方法の一つがインプラント治療だ。そんなインプラントに精通するのが、「宝塚ファミリー歯科クリニック」の大平哲司院長。クリニックを開業する以前から、インプラント治療を専門に行うクリニックに勤務し、全国からやって来る患者に多くの治療を施してきた経験を持つ。「インプラントは治療して終わり、というようなものではありません。歯科治療の中でもとても責任の重い仕事。ですから患者さんと一生付き合うつもりで、一つ一つの治療を大切にしています」と話す大平院長に、同院でのインプラント治療の進め方からメンテナンスまで、教えてもらった。
(取材日2024年2月27日)
目次
希望をかなえる治療をめざし、治療後のメンテナンスにも注力する。患者の一生に寄り添うインプラント治療
- Qインプラント治療とはどのような治療法ですか?
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A
▲プライバシーを配慮された個室診察室
歯を失った際に行う歯科治療の一つです。歯を失う原因としては、虫歯や歯周病、事故やけが、欠損などがあります。先天的に歯がない方もいて、1本から対応が可能です。インプラント治療では、顎の骨に生体親和性の高いチタンや、チタン合金でできた人工歯根(インプラント体)を埋め込む外科的手術を行います。埋め込んだインプラント体の上に連結部品を取りつけ、義歯をかぶせることでしっかりと固定され、自分の歯のような感覚で噛めるようになります。ただ保険適用されないため、どうしても従来の治療よりも自己負担額が重くなります。しかし歯を失ってお困りの患者さんや、そもそも歯のない方にとってより良い治療であると思います。
- Qこちらでのインプラント治療の特徴を教えてください。
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A
▲歯科用CTで立体的に骨の状態や神経の位置を把握する
以前までのインプラント手術では、歯科医師の経験や勘に頼る部分が多くありました。しかし当院はあいまいなものに頼るのではなく、きちんとしたデータに基づいた治療を行います。歯科用CTで立体(3次元)的に骨の状態や神経の位置を把握した後、コンピューターシステムでインプラント埋入までのシミュレーションを実施。そのシミュレーションどおりに手術を進行します。あらかじめ狙いを定めた位置にインプラントが埋め込むことが望めるので、難症例の治療にも適用可能です。上部構造という歯の部分は、専門の歯科技工所と提携し作製します。経験豊富な歯科技工士が作製し、口腔への親和性や審美面にも妥協がありません。
- Q治療はどのような流れで進みますか?
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A
▲治療後のメンテナンスも重要
まずカウンセリングルームで時間をかけて治療内容を説明し、歯・口腔内・全身の状態も確認します。さらにCT、血液、心電図などの臨床検査と、虫歯・歯周病の術前検査を行って、治療が可能かどうかを見極めてから、具体的な治療計画を患者さんと一緒に考えます。当院では患者さんの歯から模型を作製して、機能的・審美的により良い最終ゴールをめざしています。そして、いよいよ手術当日。人工歯根を埋め込むための手術をした後、半年ほど経過を観察。人工歯根がしっかり結合したのを確認してから、2回目の手術へ。歯科技工所で作製した上部構造を土台に装着し、完了。患者さんの顎の骨の状態によって、手術は1回法と2回法から選んでいます。
- Q先生がインプラント治療にかける思いをお聞かせください。
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A
▲患者の希望に寄り添い丁寧な説明を心がけている
最初に、診療室ではなくカウンセリングルームで、十分なカウンセリングを行うようにしています。内科診察の時、医師は患者さんと向かい合って話をしますよね。そうして顔を合わせてきちんと説明をすることで、より良いコミュニケーションが図れると思うのです。インプラント治療をするには手術が必要となるため、何かしら不安を抱えている方がほとんどです。患者さんの不安を十分に取り除き、納得のいく治療を受けていただくためにも、歯科医師として治療方針を説明するだけではいけないと思うのです。患者さんの希望をできるだけ優先できるように、静かで落ち着いたプライバシーを守れる場所で、向き合ってお話をするようにしています。
- Qアフターフォローにも力を入れていらっしゃいますね。
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A
▲多くの患者の治療を施してきた経験を持つ院長
インプラント治療後はお口の手入れは不要ですよね、とおっしゃる方が時折いらっしゃいますが、「天然歯よりもしっかりとお手入れする必要があります」とお答えしています。もともとの歯が、何らかの要因により使えなくなるほど悪くなってしまい、治療に踏みきったわけですから、新しい歯を入れたからといって、以前と同じような使い方をしていては、またすぐに悪くなってしまいます。インプラントは人工物ですから虫歯にはなりませんが、歯周病にはなります。埋入した後に脱落する原因の多くは、このインプラント歯周炎が原因です。天然歯と比べて3倍歯周病になりやすいという報告もありますから、術後の使い方指導にも力を入れているのです。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療(1本)/25万円~