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川野辺茂樹 院長の独自取材記事

55歯科医院

(大田区/大森町駅)

最終更新日:2019/08/28

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2015年4月にオープンした「55歯科医院」。ユニークで覚えやすいクリニック名は、院内が55坪の広さであることに由来しているという。院長の川野辺茂樹氏は、同歯科クリニックを開院する以前に神奈川県相模原市で開院し、15年間院長を務めてきた歯科医師。相模原の歯科クリニックを当時の副院長が引き継ぎ、川野辺院長自身は今回2度目の開院となるが、「今まで1万5千人以上の症例に携わってきましたので、全体を把握し治療計画を進める総合力はある方だと思います」とにこやかながら力強く語る様子に、豊富な経験と実績とが裏打ちされた確かな自信が感じられる。患者さんと会話をすることが好きだという川野辺医師に、開院までの経緯やクリニックの特色についてなど、じっくりとお話を伺った。
(取材日2015年4月30日)

長い間経験と実績を積んできたベテラン歯科医師が、満を持して開院したクリニック

開院までの経緯について、教えてください。

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私たちの時代は研修医制度がなかったため、大学卒業後は大学病院の医局に入るか、開業医の元で勤務するかという二択でした。学生時代に見学に行かせていただいた虎の門にある歯科クリニックがとても良かったので、そちらで勤務させていただいたのですが、院長がとても厳しい方で、最初の半年はまったく患者さんにタッチさせてもらえなかったのです。院長の治療を見学し、毎週レポートを提出するという生活でしたね。他の歯科医院に勤務している同級生たちがどんどん患者さんを任され経験を積んでいる間に、私はそんなことばかりで、このままで大丈夫なんだろうかと思ったりもしましたが、今思えばそれが良かったんだと思います。最初に歯科医師としての基本をしっかりと叩き込まれたおかげで、歯科の仕事は極端に言うと命をかけてやるものだと思えるようになり、感謝しています。その後縁あって勤務し始めた銀座の歯科クリニックでは、院長がとても会話を重視されている方で、患者さんとのコミュニケーションやホスピタリティーについて学びました。とにかく患者さんの話をよく聞いて丁寧に応対する先生でしたね。その後、恵比寿の歯科医院で院長を経験させていただいてから、ある程度歯科医師としての自信がつきまして、相模原で開院し、そちらで15年間院長として診療に携わっていました。

相模原で開院されるまでに、じっくり時間をかけてこられたのですね。

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そうですね。私は一般の歯科医師より開業が遅い方だと思いますが、むしろ、じっくりと経験を積んできたからこそ、一人前の歯科医師として自信を持って開院できました。自分がどういう先生に診てもらいたいかを考えた時に、若くてやる気にあふれた方ももちろんいいけれど、やはり技術や経験がしっかりとある方にお任せしたいなと思いますから。「開業したかったからした」というのではなく、ある程度のレベルに達していることが大切だと思いますね。また、長く歯科業界にいるため人脈のネットワークもできますから、インプラント治療や矯正治療については専門医に来ていただいていました。若いと「できません」なんてプライドがあるため言えないようなことも、自分がある程度年齢を重ねると、素直に「自分よりできる人に任せよう」と思えるようになりますね。患者さんを自分の家族のように考えると、やはり見栄を張ったりせず、自分よりももっと知識も技術もある先生にお任せした方が良いですから。自分がプレイヤーであるばかりでなく、プロデューサーあるいは指揮者としての面でやっていくべきだなと。また、若い歯科医師たちの活躍の場も作りたいと思っていまして、そういう場を整備し提供するのも、私たち経験を積んだ歯科医師の役割だと考えています。

全体を把握する総合力を生かし、患者にとって最良の治療をめざす

クリニックの特色について、教えてください。

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内装よりも、設備の方を充実させました。治療の際に使用するあらゆる器具の滅菌処理に力を入れていまして、もっとも厳しいとされるヨーロッパ基準クラスBのオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)を使用しています。また、院内を清浄な状態に保ちたくて高機能な空気清浄機を使用しているのですが、歯を削る際に多少なりとも出てしまう粉塵を除去できるだけでなく、花粉症の方からも「楽になる」とご好評をいただいていますね。他に、私自身は幅広い治療に対応してはおりますが、あえて言うならばその総合力が特徴だと思っています。今まで1万5千人以上の方の治療に携わってきましたので、さまざまな症例を経験したことが強みと言えるかもしれません。例えば、酷い口腔状態の患者さんがいらっしゃるとしましょう。インプラントが得意な歯科医師ならば抜歯をしてインプラントを勧めるでしょうし、歯周治療が得意な先生ならば「抜歯をせずに歯ぐきを切りましょう」ということになるでしょうし、補綴治療を専門とする先生ならば「かぶせものや入れ歯で治していきましょう」など提案されると思います。しかし、医学的なことだけではなく、どのくらい通院していただけそうか、自費診療をお勧めした方がいいのか保険治診療の範囲内がいいのかなど、患者さんのご都合も考えなくてはいけません。それらもすべて把握した中での治療計画ができるのは、総合力があるかないかにかかってくると思っています。

予防歯科についても力を入れていると伺いました。

はい。やはり、予防は大事ですね。一度歯を削ってしまうと、結局はそこに「スキ」を作ることになりますから、いくら丁寧に正確に詰め物をしたとしても、長年にわたる過酷な口腔環境で徐々に隙間ができて虫歯になるリスクが高まるんです。ですから、できれば手を付けないことが一番いいのです。食生活も重要で、例えばあめが良くないのは単に甘いからというだけではなく、虫歯の栄養となる糖質が長時間口の中にある状態がよくないからなんです。コーラも、ちびちび飲むんでなくて、一気にぐっと飲めば、歯にまとわりつく時間が短いので虫歯になるリスクも低くなってきます。総量は一緒でも、5分で飲むのと20分かけて飲むのとでは、まったく違ってくるのです。私自身甘いものが大好きなのですが、ちょこちょこ食べずにさっと食べるようにするなど気をつけています。

先生ご自身とてもきれいな歯でいらっしゃいますね。

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ありがとうございます(笑)。実際には、大学時代に処置したものが1本だけありますが、その他の歯は何もしていませんね。ですが、大したことをしているわけではありません。一日一回だけでもいいから徹底的に磨く。特に、夜眠る前が一番磨いた方が良いですね。ほかには、こまめにうがいをすることもやっています。食べかすがある状態のままにしておくのがよくないので、時間がない時は歯間ブラシだけでもすると良いですね。

歯科医師になるきっかけを与えてくれた友人と、人情派の産婦人科医だった父に感謝

歯科医師をめざすようになったきっかけについて、教えてください。

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祖父と父が産婦人科医で、長男である私は本来3代目として継ぐ立場だったのですが、ちょうど反抗期と受験期が重なりまして、当時は医師になんかなるものかと思っていました(笑)。そんな時、同じクラスに歯科医師の息子さんで成績が非常にいい友人がおりまして、その彼の影響で歯科医師という仕事に興味を持ち始めたのです。父に「歯学部を受けたいが、受かったら学費を出してくれるか」と聞いたら「いいぞ」と。父としては、長男が医療系を志したということがうれしかったようです。私が歯科医師になるきっかけを与えてくれたその友人とは、今でも仲良くさせていただいています。父に対しても感謝しています。あの時学費を出してもらえなければ現在の自分はなかったと思います。相模原の歯科クリニックを開院していた時分に亡くなりましたが、今思えば、やはり一番影響を受けた人物だと思います。

お父様は、どのような方だったのでしょうか?

人情派で、赤ひげ先生みたいな人でしたね。「医師に頭でっかちな人間はいらない。きちんと人の気持ちがわかって、痛みがわかって、話を聞くことのできる人が医師になるべきだ」と、ずっと言っていました。また、オフのときでも急患がくると診療をしていましたし、そういった面からも生涯医師だったと思います。

お忙しい中、どのようにリフレッシュされていますか?

学生の時からずっとサーフィンをやっていまして、海に浮かんで波の音や風の音を聴いているだけでリフレッシュできますね。種子島に年に2回ほど先輩たちと一緒に行くのですが、人工的な音がほとんどなく、ビーチに自分たちだけしかいないなんてこともあり、癒やされます。あとは食べることが大好きで、おいしいお店の情報を聞くと、食べに出かけますね。特に、岡山出身のせいか讃岐うどんにはこだわりがありまして、いつか自分自身でお店をやってみたいと思うくらい好きですね(笑)。先日も讃岐うどんのおいしいお店を発見し、早速スタッフを連れて行きました。

それでは、最後にドクターズ・ファイルの読者にメッセージをお願いします。

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虫歯や歯周病は原因がはっきりしていますから、正しい知識と実行力さえあれば、予防は難しいことではありません。赤ちゃんがお腹の中にいる時からお母さんがケアをして、子どもさんが生まれた後はそのお母さんが赤ちゃんの口の中をケアすれば、虫歯ゼロは容易に達成できます。もしすでに乳歯の段階で虫歯があっても、永久歯に生え変わる前までにきちんとお手入れをしていけば大人の歯はきれいなまま保てます。また、最近では、歯の再石灰化のためにすぐに磨くのは良くないと言われていますが、歯の表面にまとわりついている食べかすを洗い流してリセットするということから、食後すぐうがいをすることをお勧めしています。ちょっとした積み重ねが、今後に影響してきますのでできることから実行していただきたいと思いますね。

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