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羽田 健 院長の独自取材記事

柏の葉総合歯科

(柏市/柏の葉キャンパス駅)

最終更新日:2025/05/14

羽田健院長 柏の葉総合歯科 main

「柏の葉総合歯科」はこれまでの歯科治療の在り方を見直し、「総合歯科」という独自の診療スタイルを確立してきた。羽田健院長は「0歳から100歳まで、一般的なクリニックでは解決できない患者さんの悩みや不安に寄り添いたい」とその思いを語る。一般歯科から口腔外科、矯正まで患者が必要とする診療はすべて院内で受けられるように体制を整えているという同院では、スタッフが互いに情報や知識を共有しながら、常にスキルアップできる環境も整えられている。第三者視点による歯科衛生士の評価制度確立など、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手まですべてのスタッフが切磋琢磨できるカルチャーを築き、組織全体で患者の信頼を獲得できる歯科医院をめざす。

(取材日2025年4月15日)

総合歯科として幅広い専門診療に対応

「総合歯科」という診療スタイルを早くから取り入れてきたと伺っています。

羽田健院長 柏の葉総合歯科1

病院にはさまざまな診療科があり、町のクリニックよりも高度な治療を受けられる総合病院があります。私たちは開業当初から、そのような総合的な歯科診療を受けられる歯科医院のコンセプトを追求してきました。言い換えれば、二次あるいは三次医療機関まではいかずとも、一般的なかかりつけ医より専門性が高い診療に対応できる「1.5次医療機関」をめざしてきたのです。町の歯科医院と大学病院を行ったり来たりするとなると、患者さんの負担は大きくなります。患者さんが通いやすく、トータルな治療プランに基づいて適切な治療を受けられる環境を整えるために、専門人材や設備の拡充を続けています。

具体的にどのような治療を受けられるのでしょうか。

当院では一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科の診療を非常に幅広く提供しています。また0歳から100歳まで全年齢帯に対応しています。まず小児歯科では、0歳から小学生までの口腔機能の発達や、口腔機能発達不全症に対応したトレーニングに力を入れています。その後、口腔筋機能療法(MFT)、マウスピース型装置を用いた矯正などで小児矯正に対応します。成人の場合、専門の歯科医師と連携して、ワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正を患者さんのライフスタイルに合わせて選んでいただくことに加え、インプラント治療、マイクロスコープを用いた精密治療、歯周病治療などにも力を入れています。通院が難しくなった高齢の患者さん向けに訪問診療も提供しています。

お子さんの通いやすさに特に配慮されていると感じます。

羽田健院長 柏の葉総合歯科2

うまく診療を受けられるお子さんもいますが、クリニックに入ること自体が怖い、あるいは診療が嫌いなお子さんが大半です。当院では苦手意識を克服してもらうために、段階的なトレーニングを行える環境を整えています。また段階ごとのトレーニングを終えた後にモチベーションを維持してもらえるように、ご褒美や特別な衣装を着た撮影タイムなども用意しています。ゲーム感覚で慣れてもらうための施策ですね。また院内は周りのお子さんが見える形のユニットにしてあります。周囲をまねて診療を受けることで、徐々に診療に慣れていければいいなと思っています。

患者にもスタッフにも常に丁寧な対応を心がける

羽田院長は現・理事長である康本征史先生よりクリニックを承継されました。どのような思いがありますか?

羽田健院長 柏の葉総合歯科3

康本先生は歯科医師それぞれが個人で勉強して開業するよりも、歯科医師全体のスキルアップが歯科界の底上げになり、ひいては患者さんのメリットにつながるという長期的な展望を持っていました。現在も、全国に施設を設け、勤務医のスキルアップを進める活動に邁進しています。私は自分の利益、知識、技術のみならず、歯科界全体を変えたいという思いに感銘を受けました。また康本先生は、早くから歯科衛生士と連携した定期管理型の診療を実践してきたトップランナー的な存在で、多くの刺激を受けました。自分にはそこまで大きな視点は持てないかもしれませんが、せめて当院内において、スタッフがスキルを高められる最良の環境を整えたいです。

診療方針について伺います。

患者さんに対しても、スタッフに対しても常に「丁寧であること」を心がけています。その診療方針は、康本先生の代から受け継がれているものです。現場が忙しいと、患者さんへの対応がどうしても粗くなりがちです。またスタッフ間でもネガティブ感情がたまります。そのような状況に陥らないように、スタッフ体制や内部のコミュニケーション方法を確立しながら、患者さんに「空間・タイムリッチ」かつ丁寧な診療を提供していきたいです。

院内のコミュニケーションの環境をどのように整えていますか?

羽田健院長 柏の葉総合歯科4

まず毎朝の定例ミーティングでは、新規の患者さんが来た際、すべての歯科医師、歯科衛生士、歯科助手が集まりディスカッションを行います。歯科医師が一方的に発信するのではなく、歯科衛生士が治療の方向性を相談したり、カウンセリングを担当する歯科助手の患者さんへの接し方の見解を統一したりします。また専門的な連携が必要になった場合は、各担当歯科医師が、その専門分野の歯科医師と相談してプランニングをしています。より良い治療プラン策定とスタッフが互いを高めるという2つの意味合いで、特に定例ミーティングは重要視しています。また月1回は、歯科医師が専門的な知識を共有する勉強会を開催しています。現在は、歯周病を専門とする歯科医師がオペの内容を説明したり、各歯科医師が治療プランを発表したりしながら意見交換し合う勉強会をメインで行っています。

歯科衛生士や歯科助手がスキルアップできる環境も整っているのでしょうか。

当院では外部からフリーランスの歯科衛生士を招聘して、第三者視点でスキルを評価するランク制度を整えています。例えば、あまりにも重度な歯周病の患者さんを新米の歯科衛生士がいきなり診ることはできません。そこで客観的にランクを設定することで、歯科衛生士が段階的に成長できるようサポートしています。評価制度は現場で働く歯科衛生士からも非常に好評です。また勉強会にも積極的に参加できるようにするなど、外部での知識・技術の獲得をフォローしています。研究会などへ参加し発表経験のあるスタッフや、外部の仕事を請け負うスタッフも増えています。カウンセリングなどを担当する歯科助手も前向きに学んでおり、歯科医師と患者さんの架け橋の役割を担っています。

属人的ではなく全体として信頼を獲得できる歯科医院に

スタッフが快適に働けるための工夫や取り組みについても伺います。

羽田健院長 柏の葉総合歯科5

治療に関しては人それぞれ考え方があります。そのため当院では、各スタッフが学んできたことを前提に主体的に発する意見を、可能な限り取り入れるようにしています。後から入った歯科医師であっても、先輩歯科医師やスタッフに気兼ねなく自分の意見を伝えられる関係性・カルチャーがあります。そして先端の機材・設備も取りそろえています。貪欲に自分の知識や技術を高めたい人、向上心が高い人には最適な環境です。なお勤務医に同年代がとても多いのも当院の特徴です。意見交換もフランクに行えるはずです。

今後の展望について教えてください。

一般的な歯科医院やクリニックの場合、特定の先生の技術や経験を頼りに患者さんが来院されるケースが多いと思います。しかし信頼が属人的になると、幅広い専門性を持って0歳から100歳まで対応していくという当院の理念や方針を達成し続けることは難しいです。仮に私が院長として診療を続けていくとしても、長くて20~30年が限界でしょう。そのため「総合歯科の歯科医師であれば誰でも問題を解決してくれる」という患者さんの信頼を積み上げていきたいです。また、一般的な開業医は院長に従うトップダウンの組織が多いと思いますが、院長が変わるたびにクリニックの方針が変わるとなると、現場も困惑してしまうでしょう。当院では可能な限りスタッフの意見を吸い上げられる組織の在り方、カルチャーの醸成をめざしたいです。それが患者さんたちに良い診療を提供し続けるための礎になると信じています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

羽田健院長 柏の葉総合歯科6

私たちは総合歯科のクリニックとして、これからも患者さんにより良い診療を提供するために切磋琢磨していきます。自費診療、保険診療ともに対応していますので、お気軽に足を運んでいただきたいです。また、お口の健康の始まりである0歳の年齢帯から診療に携わりたいというのが私たちの思いです。お子さんが生まれ、何か気になることがあればぜひご相談ください。スタッフ一丸となってサポートさせていただきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ワイヤー矯正/65万円~、小児矯正/35万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/45万円~、インプラント治療/45万円~、根管治療/7万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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