馬場 貴士 院長の独自取材記事
ローズ歯科アミュプラザ鹿児島院
(鹿児島市/鹿児島中央駅)
最終更新日:2025/04/07

鹿児島中央駅より徒歩2分と好アクセス。駅直結型の商業施設「アミュプラザ鹿児島」プレミアム館7階にある「ローズ歯科アミュプラザ鹿児島院」は、馬場貴士先生が院長を務める歯科クリニック。駅に隣接し、活気に満ちたこの場所で、同院は質にこだわった歯科医療を幅広く提供している。院内は天井が高く開放的で、白を基調に木目を取り入れた内装は高級感がありながら懐かしい雰囲気も漂う。温かく包容力のある馬場院長に、歯科医師を志したきっかけや診療で大切にしていること、今後の展望などについて話を聞いた。
(取材日2025年1月31日)
家族の会話がきっかけで歯科医師を志す
先生が歯科医師をめざされたきっかけは何ですか?

幼い頃から祖父母が病気がちで、病院に通う機会が多くありました。同居はしていなかったものの、一緒に旅行するなど仲が良く、両親から祖父母の体調について話を聞くこともよくありました。そんな中「家族に医療従事者がいたら心強いのに」という会話があり、漠然と「自分が医療の道に進もう」と思うようになりました。どの職種がどんな役割を担っているのかきちんと知ろうと思い、高校で進路を決める際に自らアポイントメントを取り、小児科の医師、内科の医師、薬剤師、そして歯科医師に話を聞きに行ったのですが、その中で最も印象的だったのが歯科医師でした。医師や薬剤師は、患者さんの病状次第で関わる機会が少なくなっていくこともありますが、歯科医師は定期検診などを通じて長く患者さんと関わることができます。そして「先生のところに来て良かったです」と直接感謝の言葉を聞けることに大きな魅力を感じ、この道を志すことにしました。
ご家族も喜んだのではないですか?
そうですね。父が教員、母が専業主婦と、医療従事者の家系ではなかったのですが、皆「健康な歯があるからおいしいものが食べられる」などと、歯科医療の役割を理解し、背中を押してくれました。実は私が歯科医師になって初めて総入れ歯を作ったのは、家族のものだったんです。まだ研修中の身でしたし、技術的にもまだまだではありましたが、上の先生に教わりながら一緒に作っていきました。大変でしたが、家族を治療するとはどういうことなのか、あの時に学べた気がします。家族もとても喜んでくれました。当時の自分の技術を考えると、改善すべき点がまだまだあったとは思うのですが(笑)。
実際に歯科医師になってみていかがですか?

「幅広い治療に対応できるジェネラリストになりたい」というのが学生の頃からの目標でした。同グループの「ローズ歯科医院リュクス」院長で、大学の同級生でもある上妻渉先生は専門性を極めるスペシャリストをめざしていたので、良いバランスでお互い切磋琢磨してきました。私も初めは知識や技術ばかりを追い求めていましたが、実際に治療を重ねるうちに考え方が変わったんです。患者さんにとって、治療の結果は一生口の中に残るもの。そこに必要なのは技術だけなく、人間性や誠実さが重要だと気づき、人間力を磨こうと意識するようになりました。理事長の上妻勝美先生から学ぶことも非常に多く、診療のない日は上妻理事長のもとに足を運んで考え方を教わりました。本を読んで得た知識も、上妻理事長の姿を見て「なるほど、こういうことか」と腹落ちする感覚があります。自分を成長させるには、「こうなりたい」と思う人のそばにいるのが一番の近道ですね。
どの患者も、家族のように誠実に向き合いたい
クリニックのこだわりを教えてください。

ローズ歯科のロゴマークは、その名のとおりバラの花をかたどっています。美しさ、きれいさ、かわいらしさがイメージさせられるバラをロゴマークにしたのは、ただ治療するだけでなく、見た目の美しさにもこだわりながら質の高い治療を提供する、という思いが込められています。私自身は歯を削られた経験がないため、歯科治療に対してネガティブな印象はありませんが、怖い、痛いと感じる方も多いのが現実です。だからこそ内装にもこだわり、まるでホテルのフロントやエステサロンに訪れるような気持ちで「美しくなれる場所」と感じてもらえるような歯科クリニックをめざしました。もちろん雰囲気だけでなく治療に使う設備や道具もこだわり、コストを惜しまず最高の環境をめざしています。また、インプラント治療などの外科的治療にも対応できる手術用の個室も用意し、安心して治療を受けていただけるように体制を整えています。
こちらのアミュプラザ鹿児島院での診療について教えていただけますか?
繰り返しになりますが、当院では基本的にどんな患者さんでも受け入れています。お子さんから高齢者の方、近隣の方から県外の方まで、幅広い層の患者さんがいらっしゃいますが、特に多いのは20〜40代の女性ですね。一般歯科はもちろん、歯列矯正、インプラント治療など幅広い診療に対応し、患者さんをトータルコーディネートしながら「健康的で美しく、そして機能的な歯」を提供することを大切にしています。さらに専門的な処置が必要な場合は連携する「ローズ歯科医院リュクス」で対応し、患者さんの状態に応じた適した医療の提供に努めています。
診療において、先生が大切にしていることを教えてください。

診療において大切にしているのは誠実であることです。私は口先だけで良いことを言うのではなく、しっかりと根拠を示しながら治療を進めるよう心がけています。そのために、例えば治療前後でエックス線画像や写真を撮り、患者さんに提示しながら説明を行います。治療の様子を視覚的に確認できることで、安心していただけると思うからです。また、当院の理念に「患者さんを自分の家族と同じように治療する」という考えがあり、私自身もその思いに共感し、このクリニックで診療を行っています。患者さんにとって何かあった時に信頼できる存在でいられるよう、常に誠実な診療を心がけています。
「歯科医院といえばローズ歯科」と言われるように
お忙しい中、休みの日はどのように過ごしていますか?

洗車をよくしています。洗車は趣味というより、リフレッシュの時間ですね。自分が使う道具を丁寧にケアするのが好きで、これは子どもの頃からの習慣なんです。学生時代にテニス部に所属していた頃も、ラケットやシューズのメンテナンスをとても大切にしていました。道具を大切に扱い、日頃から手をかけてあげることで、いざという時に自分を守ってくれる、そんな気がするんです。車で旅行に行く前にも「今回も頼むね」という思いで丁寧に洗車をします。もちろん歯科医療の道具も同様に、普段から心を込めてメンテナンスしています。
今後の展望をお聞かせいただけますか?
ローズ歯科医院リュクスの上妻先生とよく話しているのは「鹿児島の歯科医院といえばローズ歯科」と言われるような存在になることです。たくさんの患者さんの治療ができるように日々努めています。もちろん数だけでなく、質にも誇りを持っています。見た目だけを追求して機能面がおろそかになることがないよう、しっかり噛めるかどうかや周りの歯へ負担がかかっていないかなどを考えながら治療しています。誠実に努力してきた結果が形になりつつありますが、ここで満足することなく、知識や技術、人間性をさらに磨いていきたいですね。めざしているのはやはり上妻理事長です。いつか、同じクオリティー、そしてそれ以上のものを提供するのが目標です。また歯科医師の育成プログラムを導入しているこのクリニックにおいて、私自身も後輩たちを教育する立場になりました。その部分でも改めて人間性の大切さを伝えていきたいですね。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

歯科医院選びは本当に難しいですよね。通いやすさや歯科医師の人柄、クリニックの雰囲気など、選び方はいろいろありますが、やはり一番大切なのは、困ったときに誠実に対応してくれるかどうかです。技術はもちろんのこと、本当に悩んだときにしっかり向き合い、ごまかさずに真摯に治療してくれるクリニックこそ、安心して通える場所だと考えています。私自身も、そうした誠実な姿勢を大切にしながら日々診療にあたっています。お口の悩みや不安があれば、ぜひ気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/埋入手術:22万7700円、アバットメント:6万3250円、上部構造:16万4450円~、骨造成:12万6500円〜、マウスピース型装置を用いた矯正/基本料金:全体矯正 73万7550円、部分矯正 39万6000円、調整料:3300円~、ホワイトニング/オフィスホワイトニング:2万7059円(1回)、ホームホワイトニング:5万4118円(1セット)