名東区高針台のバス通りに面したマンションの1階。ガラス張りの粋な雰囲気が漂う「高針台デンタルオフィス」は、中に入れば木の温もりを感じさせ、どの世代の患者も優しく迎えてくれる。五感による歯科医院に対する抵抗感を可能な限りなくそうとする心づかいが随所に施されている。この近くで育ち、故郷で開業したいと3年前に戻ってきた院長の木村祐紀先生は「歯は、できれば削りたくない」という。削らなくてもよくするには予防が大切であり、そして歯の健康を守ることは口および全身の健康を守ることにつながる。だから次世代を担う子どもたちとその親世代に対し、正しい情報を伝えていくことが大切だと熱く語る。このクリニックを「歯と口の健康を学ぶ学校」にしたいとの目標を持つ木村先生に、話を聞いてきた。

（取材日2017年8月3日）