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こが内科クリニック

こが内科クリニック

古賀 純 院長

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内科全般を幅広く学び、多くの試験をクリアして得られる「日本内科学会 総合内科専門医」と心臓を中心とした循環器を治療する「日本循環器学会 循環器専門医」。この 二つの資格をもつのが「こが内科クリニック」の古賀 純(あつし)院長だ。20年程前、大学病院でも内科が専門別に細分化されていない時代から、循環器を専門としながら内科全体にも幅広く関心をもち、研鑽を続けてきた。「病気だけを見るのではなく、患者全体を診るべき」と考える古賀院長にとって、総合医療と専門医療は別ではない。患者に納得してもらい、押しつけではなく、二人三脚で治療に取り組みたいと願っている古賀院長。取材者に対しても、わかりやすい言葉や例えを選び、ゆっくりと丁寧に話をしてくれる、誠実な人柄が印象的だ。
(取材日2014年11月19日)

専門に限定せず、総合的に患者を診たい

―こちらに開業されたいきさつを教えてください。

私の専門としている診療科目は慢性疾患で高齢の患者さんが多いので、開業する時には駅前よりは住宅街で、近隣の方々が通いやすい場所がいいのかなと思っていました。ここはどこの駅からもバスで20分かかる交通の便はあまりよくない地域で、ドリームハイツという巨大団地のそばにあります。ここに30年以上も続く診療所があったのですが、院長先生が急逝され突然閉院となってしまいました。近くに内科診療所がなく、困った近隣の方々の「後継者を探して欲しい」という声に対して、私に話がきました。私がやりたい医療ができる環境だと考え、こちらを再開院して開業することにしました。建物は痛みも大きかったため、フルリフォームして温かい色合いの内装にしました。閉院した診療所で働いていたスタッフも引き続き勤めてくれることになりました。以前からの通院患者さんには慣れ親しんだスタッフの顔を見て涙する方がいるくらい、安心してくれたようです。

―ご専門について教えてください。

専門は「循環器内科」と「内科の総合診療」です。私が母校の内科に入局した当時は、まだ大学病院でも内科が臓器別に細分化されていませんでした。専門として循環器を選びましたが、呼吸器、消化器、血液、神経疾患など幅広く内科の修練を積むことができました。今でいう総合内科診療ですね。その後、内科が細分化されて循環器内科の医師となりました。大学病院や地域中核病院で、主に心臓カテーテル治療やペースメーカー手術、重症な心臓疾患の入院治療などに携わってきました。専門の循環器だけでなく、常に「総合的診療ができる内科の医師でありたい」という気持ちで内科全般を幅広く診療してきました。特に生活習慣病、とりわけ糖尿病は奥が深く、興味深く取り組んできました。

―専門と総合を両立されているのですね。

私はまず総合診療の医師であり、その中で循環器という専門をもつというスタンスで診療してきました。これは患者さんを診る上でとても重要だと考えています。例えば心臓病の治療が上手くいっても、その元になる生活習慣病の治療が上手くいかなければ、結局は心臓病を再発してしまいます。治療としては片手落ちですよね。一部分の病気だけではなくて、患者さんの全体像を診て治療するよう心がけています。複数の病気をお持ちの方は、通常いくつもの診療科を受診しなければなりませんが、できれば一人の担当医師が、患者さんを総合的に診療できることが理想的だと思っています。大きな病院では専門科以外は仕組みとして診られない場合が多いのですが、診療所でしたらこういったことが可能だと思います。



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