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三谷 崇宏 院長の独自取材記事

かなで歯科クリニック

(広島市安佐南区/下祇園駅)

最終更新日:2022/07/19

三谷崇宏院長 かなで歯科クリニック main

JR可部線の下祗園駅より徒歩約7分。大型スーパーマーケット近くの「かなで歯科クリニック」は2014年開業。三谷崇宏院長は、「患者と真摯に向き合い、基本に忠実、丁寧な診療を行うこと」をモットーに、日々診療にあたる。患者に一番良い環境を提供したいと、矯正は専門の歯科医師を招き、インプラントや難症例の抜歯などは専門の医療機関を紹介する体制を整えている。設備機器で特にこだわっているのは、水。衛生管理された水を生成していくシステムを導入している。同院の周囲はファミリー層が多い地域でもある。「幼いうちに虫歯になりにくい口腔環境をつくり、将来的な健康につながるような診療をめざしていきたい」という三谷院長に、診療方針や患者への思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2022年6月9日)

幼少期からの口腔環境づくりが将来の健康につながる

開業にあたってこの地を選んだのはなぜですか?

三谷崇宏院長 かなで歯科クリニック1

私は広島県出身で、生まれは三原市です。大学は長崎大学歯学部に進みましたが、開業するなら地元でという思いがありました。また私と同世代である、子育て世代を診ていきたいという思いもありました。このエリアはファミリー層が多いです。永久歯が生える前から関わって、予防をしっかりしながら、小さなお子さんが健康なお口のまま大人になってもらいたい。そんな未来を見据えた診療を行っていきたい。そう思いながら、歯科医師として10年、20年後の皆さまの健康な未来をつくることのお手伝いをしたいと思っています。

クリニックの名の由来について教えてください。

かなで歯科の「かなで」は、「音楽を奏でる」から持ってきた言葉です。歯科医院や歯科治療を苦手とする方は多いと思うので、少しでもリラックスできるような、来院しやすい場所でありたいという思いを込めてこのクリニック名にしました。

診療方針についてお聞かせください。

三谷崇宏院長 かなで歯科クリニック2

大人の患者さんは私の口ならどうするか、お子さんなら私の子どもだったらどうするかをベースに考えて診療しています。また虫歯は削ったら治るものではなく、なってしまったものに対する処置となります。虫歯になった原因を見つけて再発を防いでいくことと、ほかの歯が虫歯にならないようにしていくことが大切です。虫歯の原因は、特にお子さんの場合、生活習慣や食生活が原因になっていることが多いです。そうなるとお子さんだけでなく親御さんからお話を聞いて原因を追及し、解決を図っていく必要もあります。それをきちんと行わないと、修理したところにまた不具合が起こるという事態になりかねません。これまで多くのお子さんを診てきた経験を生かしながら、原因を少しでも良い方向に変えていくことを第一に、患者さんそれぞれに無理のないような方法でアプローチしていけたらと思っています。

家庭で生活習慣を見直していくことが大切なのですね。

乳歯は生え変わりますし、生活習慣は変えていくことができます。大人の歯になった時に、虫歯のない口内にすること、それこそが治療のゴールだと考えています。虫歯になってしまうような生活習慣を変えていくためには親御さんの協力が不可欠です。砂糖の摂取に気をつけ、自宅での歯磨きやクリニックでのメンテナンス等で口内細菌を減らすことができれば、虫歯や歯周病の予防になり、そこから体の健康にもつながっていけると考えています。当院では患者さんや親御さんなど、皆さんの意識を変えていけるようなきっかけづくりができればと思っています。削って詰めて終わりではなく、10年後やもっと先の将来を見据えた、健康な人を増やしていくための歯科治療を意識していますので、こういう見方もあるんだと気づいてもらえるとうれしいです。

水質浄化システム導入。院内の水の安全性向上を図る

こちらでは矯正歯科にも対応されていますね。

三谷崇宏院長 かなで歯科クリニック3

虫歯や歯周病の治療以外にも幅広く診療できる環境をつくりたかったので、女性の矯正専門の先生に来てもらっています。もし、歯列矯正をしたいと思ったら、専門的な知識を持っている矯正専門の先生から受けることをお勧めします。当院では、矯正以外にもインプラントをはじめ専門性を要する治療については、その分野専門の先生や医療機関に診てもらえるように体制を整えています。

設備機器などで工夫されていることはありますか?

一番にこだわったのは、水ですね。除菌作用のある水質浄化システムを導入し、診察室全体で除菌水を使用しています。歯科医院では治療用チェアまわりの水や、患者さんがお口をすすぐコップの水、スタッフの手を洗う水など、さまざまなところで水を使います。診療過程のすべてに水が絡むといっていいでしょう。そもそも治療で菌を減らそうとしているわけですから、水も雑菌が混じることのない水を使いたいと強く思っています。毎年、自主的に水質の検査を受けて第三者から確認をしてもらっています。そうした取り組みを行っている歯科クリニックは県内でも少ないと思いますので、こだわって工夫している点ですね。

最近の患者さんの傾向で気になることはありますか?

三谷崇宏院長 かなで歯科クリニック4

新型コロナウイルスの流行を機にマスク生活になったからか、口呼吸の人が増えたと感じます。特にここ1年くらいそれが顕著で、口呼吸に関する相談を受けることも増えてきました。口呼吸がなぜ良くないかというと、口内が乾くことで菌の繁殖を抑制する唾液が行きわたらなくなり、結果、虫歯や歯周病リスクが上がっていくことにつながります。当院では開業当初から、診療の際に患者さんに役立つ情報提供をしたいと心がけてきましたし、鼻呼吸に戻すのに役立つ簡単なお口のトレーニング方法があるので、そのやり方をレクチャーしています。行うかどうかはご本人次第ですが、押しつけではなく、一つの選択肢としてお示しできればと考えていますので、気になる方は気軽にご相談ください。

恩師から学んだ的確な診断・技術、患者との向き合い方

影響を受けた先生が2人いらっしゃるのだとか。

三谷崇宏院長 かなで歯科クリニック5

実は勤務医として3年たった頃、歯科医師としてどうあるべきかに迷いが生じて現場から離れ、1年ほどフリーター生活を送ったことがありました。その後に勤めた歯科医院の院長が恩師の1人目です。先生の診断や処置を見て、こんなにレベルの高い先生がいるのかと驚きました。2人目は次の勤務先の先生で、患者さんとの向き合い方がすばらしかったですね。広い視野を持ち、いろいろな視点から悪くなった原因を追究していく姿勢に大きな衝撃を受けました。私自身、そうした向き合い方をめざしていたのですが、方向性については教科書に載っておらず漠然としていたんです。そのタイミングで理想の姿を目にすることができました。この2人の恩師のおかげで、自分も開業してそうした診療を行いたいと思えたのです。

そもそも先生が歯科医師をめざした理由を教えていただけますか?

身内に医療関係者はいませんでしたし、母は教師でした。格好いいような理由はなく、強い思いを持って大学に入ったとは言い難いですね(笑)。しかしその割には、大学の勉強が嫌いになることはなかったですし、大変だったという記憶もありません。ただ、先ほどもお話ししたとおり、自分がめざすべき方向性が定まらずに1年間フリーター生活も経験しました。ですが恩師に出会ってから視界が開け、意識が変わりました。そこから、本当の歯科医師になれたと思っています。

オフの時間はどのように過ごされていますか?

双子の娘がいるので、家族で出かけたり、時々野球観戦に行ったりしています。自分の趣味というものは、今は特にないですね。日々真剣に患者さんと向き合うためにエネルギーをとっておかなくてはと思っているので、子どもの相手をしつつ休養することがメインですね。子どもとゆっくり過ごすことがとても良い気分転換にもなっているんですよ。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

三谷崇宏院長 かなで歯科クリニック6

回り道もありましたが、今、私は自分のめざす診療ができていると手応えを感じています。診療では、適切な診断と対処法・処置を基本に忠実に丁寧に行い、原因を追究することに重きを置いています。また、患者さんにベストだと思える環境で治療を提供するためにも、矯正は専門の先生に来てもらっていますし、大がかりな抜歯やインプラント治療などは専門の先生にご紹介できるよう、連携体制を整えています。これからも来院してくださる方の健康が保てるよう、一人ひとりの患者さんに真摯に向き合っていきます。地域に密着した、気軽に相談できる町のかかりつけ医であり続けたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/30万円~、マウスピース型装置を用いた小児矯正/8万円~

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