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天野秀介 院長の独自取材記事

武蔵境病院付属 あんずクリニック

(武蔵野市/武蔵境駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR武蔵境駅から高架下を歩くこと7分、武蔵境病院のサテライトクリニックとして開業した「あんずクリニック」がたたずむ。院内は明るく、待合室には大きな水槽が置かれていて、待ち時間を感じさせない配慮がなされている。クリニックは東棟と西棟にわかれており、両方で1つのクリニックだ。複数科受診の患者は二つの棟を行き来するが、必ずスタッフが付きそい安全確保を行う。院長の天野秀介先生はこのクリニックの特徴を「地域の患者へのプライマリ・ケアとリハビリテーション機能の充実に重点を置いています」と話すように、一つ一つの科が充実した診療体制をとっている。サテライトクリニックとしての役割や診療の特徴を天野先生にじっくりと伺った。
(取材日2014年11月9日)

地域に密着したプライマリ・ケアを提供するために生まれたクリニック

院名の由来を教えていただけますか?

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武蔵境病院の前院長である父は私の妹の名前を「杏子(きょうこ)」と名付けたことからわかるよう、「あんず」という言葉が昔から好きでした。20年前に設立した法人内の介護老人保健施設も「あんず苑」ですし、当法人内の事業所には「あんず」という名前が各所に付けられています。今回サテライトクリニックを開業するにあたっても、同じようにあんずの言葉を入れて、「あんずクリニック」としました。

サテライトクリニックとしての役目はどのようなことでしょうか?

多診療科クリニックとして、内科、小児科、整形外科、リハビリテーション科があります。小児科は武蔵境病院からの移設、皮膚科は新規開設です。クリニック周辺には、子育て世代が在住する大きなマンションがここ数年複数建設され、小児科や皮膚科のニーズがあると考えました。開業してまもないですが、小児科は武蔵境病院時よりも、はるかに患者数が多いですね。整形外科は、もともと武蔵境病院でも力を入れていたのですが、外傷や慢性疾患でのリハビリを充実させていますし、さまざまな科が連携して、地域の患者さんにしっかりとしたプライマリ・ケアを提供していきたいですね。

院内でこだわってつくった部分はどこでしょうか?

私は熱帯魚が好きなので、待合室に大きな水槽を置きました。患者さんの数が増えると、やはり待ち時間が増えてくるので、それを感じさせないようにする一つの工夫です。整形外科がある東棟は、大人の患者さんが多いので、落ち着いた淡水魚のいる水槽を、小児科のある西棟は、色とりどりの海水魚が泳ぐ海水水槽を設置しました。とても好評で、特に小児科ではキッズスペースがあるにも関わらず、水槽を眺めているお子さんが多いですね。特徴ではないのですが、当院は東棟、西棟の二つで一つのクリニックです。東棟、西棟を患者さんが移動する際には、必ず安全確保のために、職員が付き添っていくように配慮しております。

診療の特徴はどんなことが挙げられますか?

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私もそうですが40歳前後の若い医師が常勤として勤務し、それぞれの科の連携をスムーズに行えるよう日々のコミュニケーションを大切にしております。すべての科で電子カルテを共有しておりますので別の科でまた最初から症状の説明をしたりする必要がありませんし、既往歴の確認や薬の重複を避けることができます。また、本院である武蔵境病院のカルテ情報も参照でき、CTや胃カメラなどの当院で施行できない検査は武蔵境病院に依頼して検査を行っております。

クリニックとしてのフットワークの良さや充実した診療体制が魅力

各科の診療の特徴を教えてください。

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整形外科は、リハビリとスポーツ整形、骨粗しょう症の治療に力をいれております。リハビリと併せて、スポーツ障害の治療も行っているため、リハビリテーション室を広く確保、理学療法士もスポーツ経験やスポーツリハの経験が豊富なセラピストを採用しております。骨密度を測定する際は、エビデンスレベルの高い腰椎および大腿骨近位部を測定する機器を導入しています。また小児科では、予防接種に広く対応し、同時に小児プライマリケアに重点を置いた治療を行っております。併せて武蔵境病院時代に相談の多かったアトピーなどの皮膚疾患に対応するため皮膚科を新設。皮膚科ではあざ・しみなどに対するレーザー治療や巻き爪に対するワイヤー療法など自費診療にも力を入れております。内科はプライマリケアを柱に関節リウマチを中心とした膠原病に広く対応した診療を行っております。またリウマチに対する生物学的製剤の治療も行っているのが特徴です。

なぜスポーツ障害に力を入れようと思われたのですか?

私は小さい頃から野球をやっていたので、けがをした際にお世話になる整形外科は身近な存在でした。息子が少年野球をやっているのですが、そのチームのコーチとチームドクターをやっています。少年スポーツをはじめ現場の指導者の方々はスポーツ障害に対する指導に悩まれていて、どのくらいの状態になったら投球制限をするべきか、また野球を止めさせるべきかという判断がつきません。必要であれば診察時に指導者宛に、障害の内容や対応・治療方法についてお手紙を書くようにしております。特に運動前のストレッチや準備体操の重要性は小学生くらいだとわかりませんよね。指導者にわかっていただくことが早道なんですよ。

先生が患者さんと接する際に心がけていることは何ですか?

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患者さんが何に困って、どのような生活障害が生じているのか?問診に時間をさくようにしています。、症状だけではなく患者の仕事・趣味・運動習慣などその背景を知ることで、QOL(生活の質)やADL(日常生活動作)の向上をめざしています。自らが診療する整形外科では捻挫・靭帯損傷の固定材料についても、包帯やサポーター、テーピングなど選択肢がある場合は、患者さんの理解や性格を判断しながら提案し、患者さんひとりひとりに合った治療ができるように心がけています。

別の道に進もうと思い、父に反抗した時期もあった

医師になろうと思われたのは何がきっかけでしたか?

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父は外科医だったのですが、診療の中心は整形外科でした。私も大学まで野球をやっていて、スポーツ障害が常に身近にあったので、父の後を継いで整形外科医を志しました。ただ日本史が好きだったため、日本史の先生になりたいと思っていた時期もあり、将来医師になるか悩んだ時期もありましたね。父には反対されましたけど。(笑)今は父の後を継ぎ整形外科医の道を進んでよかったと思っていますし、感謝しています。

休日はどのように過ごされているのですか?

日曜日が休診日なのですが、朝から息子がいる野球チームのコーチをしています。もともと休日は家でじっとしているタイプではないので、家族でショッピングモールに行ったり、テーマパークに行ったりしていたのですが、息子が野球をやり始めてから生活が一変しましたね。僕が大学まで野球を続けられたのは、父が勉強との両立をさせてくれたためなので、息子にも同じように両立をさせています。そのほうが集中力や礼儀も身に付きますし、メリハリができますから。ただ息子の試合は、自分のときよりも緊張してドキドキしますね。野球は観戦するのも好きで、今年は西武ライオンズの試合を見に、息子と2人で20回以上西武ドームに通いました。同じ趣味、同じ話題ができることはとてもうれしいですし、夜は息子と野球の特訓もしています。

今後の展望をお聞かせください。

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ケガでスポーツが続けられなくなった子どもたちのフォローなど、スポーツドクターとしての力をさまざまなシーンで発揮していけたらうれしいですね。当院では「患者さんの立場に立った医療を提供する」ことに重点に置いています。他科の先生方と連携し、地域で一番のプライマリケアクリニックをめざし頑張っていきたいですね。ぜひ困ったことがあれば相談してください。

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