全国のドクター9,201人の想いを取材
クリニック・病院 158,634件の情報を掲載(2024年4月24日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 名古屋市名東区
  4. 藤が丘駅
  5. はなみずきクリニック
  6. 木村 行雄 院長

木村 行雄 院長の独自取材記事

はなみずきクリニック

(名古屋市名東区/藤が丘駅)

最終更新日:2021/10/12

木村行雄院長 はなみずきクリニック main

名古屋市営地下鉄東山線の藤が丘駅から歩いて約3分。医療ビル1階にある「はなみずきクリニック」。入口の扉を開けると、白を基調とした清潔感あふれる空間が広がる。床や壁、天井は木目調のデザインで落ち着いた雰囲気だ。穏やかな人柄が印象的な木村行雄院長は、大学病院など数々の病院で研鑽を積み、患者とじっくり向き合う医療に携わりたいという思いから2014年に同院を開業。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医や日本消化器病学会消化器病専門医などの資格を有し、中でも内視鏡を駆使した胃や大腸の検査・治療を得意とする医師。「患者さんに優しく」をモットーに日々の診療へ取り組む木村院長に、たっぷりと話を聞いた。

(取材日2019年4月16日)

医療ビルで他科の医師と連携しながら診療を行う

2014年に開業されたそうですが、それまでの経緯を教えてください。

木村行雄院長 はなみずきクリニック1

私は藤田保健衛生大学医学部医学科を卒業後、愛媛大学医学部附属病院や藤田医科大学ばんたね病院の消化器内科など、さまざまな病院で研鑽を積みました。開業する前には医療法人慶和会ひまわりクリニックで院長を務め、消化器内科の医師として胃カメラや大腸内視鏡検査に幅広く取り組んでいました。日々多くの検査を行う中で貴重な経験を積めましたが、外来診療を通じて患者さんと向き合いながら、人間関係を築いていきたいという思いが強くなり、開業を考えるようになったのです。そんな時に当医療ビルを見つけ、駅から近く自宅からも30分程度で通勤できる上に、大学病院なども近くにあるという理由から、開業の地に選びました。1つのビル内に他の診療科のクリニックも入っているので、ドクター同士で連携を取り合い、こちらでできないCT検査をお願いするなど、患者さんを紹介し合えるのがメリットだと考えています。

とても素敵なクリニック名ですが、どのような由来があるのでしょうか?

以前私が勤務していたのがひまわりクリニックだったので、同じように患者さんの印象に残る、草木の名前にしたいと思っていました。「はなみずきクリニック」という名称にしたいと思ったのは、我が家で育てている2本のハナミズキの木が、とてもきれいな花を咲かせた様子を見たからです。そして、愛知県内には同じ名称のクリニックがなかったので、こちらに決めました。この近辺に、はなみずき通りもあるので、患者さんに覚えてもらいやすいと思ったのも理由です。

クリニックの内装で、こだわった部分はありますか?

木村行雄院長 はなみずきクリニック2

清潔感のある白を基調とし、待合室はクリニック名のイメージに合わせて木のぬくもりを感じてもらえるように、床はもちろんのこと、壁や天井も木目調に仕上げました。患者さんにリラックスしていただきながら、待ち時間を過ごしてもらえたらうれしいです。また、予防医学の面では検診がとても大切。多くの患者さんに受けていただくために、院内にはがん検診のポスターや、骨粗しょう症検診、C型・B型肝炎ウイルス検査などの案内を貼っています。こちらを見て、1人でも多くの患者さんに興味を持っていただき「受けてみようかな」という気持ちになってもらえたら良いことだなと思っています。

負担の軽減に努めた大腸内視鏡検査と経鼻胃内視鏡検査

現在、通院されている患者さんの層や主訴はいかがでしょうか?

木村行雄院長 はなみずきクリニック3

この地域には若い世代の住民が多いので、当院のメイン患者層も30~50代くらいになります。開業から5年がたち、少しずつ高齢の患者さんも増えてきました。主訴としては一般的な風邪の症状から、消化器をメインに診療を行っているため、「胃が痛い」「便秘気味・下痢気味」まで幅広いです。この地域の皆さんは健康に対する意識が高くて、とても助かります。例えば、検査が必要な場合、一般的に検査を嫌がる患者さんも多い中、当院の患者さんたちは抵抗なく受けてくださる方が多い地域だと思います。長く症状が続いている場合などは、検査をして異常がないか確認することが大切です。

クリニックの特色について教えてください。

大腸内視鏡検査と経鼻胃内視鏡検査に力を入れていることでしょう。まず大腸内視鏡検査ですが、当院ではポリープの種類やサイズによって、その場で切除することも可能です。また、「痛くて嫌だ」というお声も多いと思いますが、当院では希望される方には鎮静剤を使い、痛みや苦痛に配慮した検査を行っています。経鼻胃内視鏡検査については、鼻から直径5mm程度の細径スコープによって行うため、嘔吐反射が起こりにくいです。経鼻胃内視鏡検査は、食道・胃・十二指腸に異常がないかを調べられるので、さまざまな疾患の発見につながります。

大腸内視鏡検査と経鼻胃内視鏡検査当日の流れを、教えていただけますか?

木村行雄院長 はなみずきクリニック4

まず大腸内視鏡検査は経肛門的に直径約10mmの内視鏡を挿入し、全大腸を観察します。前処理が大切になるため、検査日は午前中に来院していただき、個室で2リットル前後の下剤をゆっくり内服の上、大腸内をきれいにしていきます。その後、ご希望に合わせて痛みを感じにくいように、鎮静剤を点滴しながら検査を実施することも可能です。検査の基本的な所要時間は20~30分程度ですが、ポリープの切除や一人ひとりのペースによって長引く場合もあります。また、鎮静剤を使用した場合は回復室で2時間程度休憩していただくため、夕方頃までかかります。経鼻胃内視鏡検査当日は、朝食を抜いて午前中に来ていただき、鼻に局所麻酔のゼリーを入れ細いチューブを通して鼻の穴を少し拡張させます。それから細径スコープを通して5~10分の所要時間で胃の中を調べます。内視鏡検査は、痛みや吐き気にも配慮して行っておりますので、ぜひご相談ください。

モットーは、患者に優しく寄り添う診療

先生の休日の過ごし方について聞かせてください。

木村行雄院長 はなみずきクリニック5

もともと読書や映画鑑賞が好きなので、休日を利用して子どもと一緒に映画を楽しむなど、家族と過ごすことが多いです。子どもが小さい頃に何度かキャンプに連れて行った思い出があり、また行きたいと思います。でも、大きくなってしまったので一緒に行ってくれるかが心配です(笑)。レジャーにぴったりの季節が来るので、近い将来、家族と一緒に自然の中でゆったりと過ごせたら良いなと思っています。

診療をする上でのモットーや、心がけていることは何でしょうか?

「患者さんに優しく」することです。忙しい時もありますが、患者さん一人ひとりが悩みを抱えてここに来ているので、しっかりお話を伺い、できるだけ丁寧に診察するように心がけています。これは常日頃からスタッフにも伝えていることです。そして、できる限り今通院してくださっている患者さんの状態が悪くならないように努めることです。もちろん、悩んでいる症状が改善に向かうように努めるのは当然のことですが、突然がんが見つかることもあるため、当院に通ってくださっている限りは、早期発見し対処できるようにしていきたいと思います。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

木村行雄院長 はなみずきクリニック6

開業から5年がたち、ある程度クリニックも形になってきました。今後はもう少し幅を広げて、検査なども増やしていきたいと思っています。働き世代の方々は日々の生活が忙しく、なかなか自分の検診を受ける時間をつくれないかもしれませんが、何か不調を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、検査を受けてください。近年の検査はあまり難しくないことも多いので、一度受けていただきたいです。消化器系の病気は早期発見と治療ができれば、完治をめざせる可能性も高いため、ぜひ一歩踏み出してください。ご相談お待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

経鼻胃内視鏡検査/1万3000円~1万7000円、大腸内視鏡検査/2万5000円(+検査食2160円)

Access