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石山 四郎 院長、石山 健太郎 副院長の独自取材記事

石山内科・ペインクリニック

(東大和市/東大和市駅)

最終更新日:2022/01/24

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黒い壁が印象的な建物は、パッと見ただけではクリニックだと思えない。入り口を入るとモダンで洗練された空間が広がる。「石山内科・ペインクリニック」は2018年4月にリニューアルオープンし、石山四郎院長と子息の石山健太郎副院長の2人の医師が診療にあたっている。患者さんの多くが生活習慣病で来院されるという内科ではあるが、もともと麻酔科を専門とする四郎院長とリウマチ膠原病分野を専門とする健太郎副院長、2人とも「痛み」に深く関わっている。「しっかりと話を聞いて患者が求めているものを探っていきたい」と語る健太郎副院長が、取材後の待合室で、初診の患者を見上げるようにして語りかけていた姿が印象的だった。そんな2人に話を聞いた。

(取材日2021年12月1日)

お互いが専門とする診療で患者のQOLを支える

どのような経緯で開業されたのでしょうか。

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【院長】最初は東大和病院に勤務し、透析と内科、ペインクリニックの診療に従事していました。そこから独立しようと考えていたとき、東大和南街クリニックから、透析専門の医療機関を作るので院長をやってくれないかと声をかけてもらったんです。東大和病院の経験が生かせるのであればと思いお話を受けたのですが、当時から透析患者さんに加えて外来の患者さんも多く、内科とペインクリニックの外来も同時進行で対応していくようになっていったんです。次第に外来患者さんが増えてきたため、クリニックから独立してはどうかと言われて2004年に当院を開業しました。現在の場所には2018年にリニューアルを兼ねて移転しています。

健太郎副院長はいつ頃からこちらでの勤務を始めたのですか?

【健太郎副院長】父が当院を開業した当時、僕はまだ医学部を卒業したばかりでした。そのため、順天堂大学医学部附属順天堂医院の膠原病・リウマチ内科に勤務しながら、木曜日の週に1回こちらで診療していました。その後、大学病院を辞めて本格的にこちらで診療を始めたのが、2016年頃だったと思います。

ペインクリニックはどのような人たちが対象になりますか?

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【院長】帯状疱疹後の神経痛や、突発性難聴、現在は整形外科の領域からくる患者さんも多く、腰痛や脊柱管狭窄症の痛みなどで来院される方も多いですね。痛みがあることで、日常生活の動作に大きく支障が出てしまうことにもなりますので、痛みをコントロールしていくことはとても大事なことなんです。ですから、まず初診時には今ある痛みを半減以下にさせていくことを目標にしています。痛みに対する医薬品はかなり進歩していますが、薬には副作用もありますので、神経ブロック注射を併用しながら痛みにアプローチしていきます。

膠原病やリウマチ治療は、以前より進歩しているのでしょうか。

【健太郎副院長】膠原病やリウマチの領域は難病も多いのですが、治療は進歩してきています。薬もいろいろと出てきていて、10年前とはまったく違いますね。ただ、まだ高額なお薬もありますので、希望する方全員が受けられるというわけではないかもしれません。また、年齢によってもアプローチ方法が異なります。治療には免疫を抑制する薬を使うことが多いため、抵抗力が弱まってしまうリスクがあるのです。ですから、メリットとデメリットのバランスを考えて、患者さんにご説明しています。同じ病名でも、患者さんごとに症状も違いますし、患者さんごとに合う治療法も異なるでしょう。薬も同様で、患者さんによって薬の合う合わないもあります。患者さんがどうしたいのか、現状を改善したいのか、それとも10年後を良くしたいのかなど、人によって思いも違うので、それぞれに合った治療を患者さんと相談して決めていきます。

患者に寄り添い、意思を尊重した治療を行っていく

コロナ渦の患者さんの診療の動向について教えてください。

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【院長】当院はそれほど影響はなかったですね。大半が予約制だからだと思います。以前は直接来院される方もいたのですが、今は皆さん、一度電話をくれるようになりました。患者さんの意識も変わってきているのだと思います。
【健太郎副院長】1日に同じ人数の診療を行うにしても、きちんと時間で分けないと待合室が密になってしまいますよね。他にも感染症の懸念はありますので、院内が密にならないように予約制にして、患者さんの人数をコントロールしています。初診時についても、あらかじめ電話で予約を取ってもらうようにしています。ただ、どうしても具合が悪いときは仕方がありません。その時は来院する前で構いませんので、お電話をいただけると助かります。

診療の際に心がけていることを教えてください。

【院長】やはり、患者さんに寄り添う診療を行うことだと思います。患者さんはそれぞれに異なった人生があるので、その気持ちを尊重したいですね。ああしろ、こうしろと一方的に言うのではなく、どのように治療をしていくのかは患者さんが決め、私たちはその手助けをするという形です。
【健太郎副院長】患者さんが求めている治療は何なのかをしっかりと聞き取り、患者さんの意思を尊重することです。もちろん、医師としての提案もしますが、治療にはリスクも伴うので、メリット、デメリットを示してどのように治療をしていくかを相談するようにしています。

健太郎副院長が膠原病やリウマチの領域を選んだ理由は?

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【健太郎副院長】医学部の頃は、父と同じ麻酔科に興味があり、麻酔科に進もうと考えていました。ちょうど、私が研修医になったときから各診療科を回るスーパーローテーションが始まり、いろいろな診療科を経験していく中で内科もいいなと思うようになりました。中でも、膠原病・リウマチ内科の雰囲気がとても良く、一般的な診療に加えて専門性もあるところが自分の性格に合っていると感じたのがきっかけです。

石山院長はなぜ麻酔科を選んだのですか?

【院長】卒業した順天堂大学医学部でバスケットをしていたのですが、そのときの顧問が麻酔科で、卒業して医局が決まる前に「麻酔科に来るんだろ?」と言われ断りきれなかったから、というのがきっかけなんですよ(笑)。ところが、そのことで師匠となる宮崎東洋先生に出会えました。宮崎先生は、ペインクリニックを専門としていて、関東逓信病院(現・NTT東日本関東病院)の若杉文吉先生に教わり、順天堂大学でペインクリニックの立ち上げにかかわってきた方です。一般的な麻酔科のように手術室に入ることはなく、ペインクリニックのみでしたが、数多くのことを学びましたね。

丁寧に診察していくための時間と空間を確保したい

健太郎副院長が医師をめざそうと思ったのは、やはり院長先生の影響でしょうか?

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【健太郎副院長】もともと医師の家系でしたので、医師という職業以外、あまり知らなかったというのはあります。そもそも医師というものがどのようなものなのかといったこともわからなかったので、今は毎日経験を積み重ねながら、自分の医師像を積み上げていっている感じです。

災害医療センターでも診療を行っていると聞きました。

【健太郎副院長】災害医療センターでは、毎週金曜日に外来を受け持っています。きっかけは大学病院を辞めるときに、当院での診療と並行して膠原病やリウマチの診療の経験も積み重ねていきたいと考えたからです。災害医療センターの外来で状態が安定していて当院のほうが通いやすいという患者さんには当院を紹介したり、当院で検査や入院が必要な場合は、災害医療センターにお願いするなど連携を取っています。

ところで、休日はどのように過ごされていますか?

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【院長】私は大学時代の友人や、小学校からの友人とゴルフを月に1〜2回やっています。医師会でも年に3〜4回はやっていたのですが、今はコロナの影響ですべて中止しています。
【健太郎副院長】2人目の子どもがまだ小さいので、家に帰るとにぎやかですよ。休日は家族で近所を散歩をしています。今一番、リラックスできる時間になっています。

最後に今後の展望をお聞かせください。

【院長】今後は、内科の新規の患者さんを徐々に健太郎先生に担当してもらうようにしていきたいと考えています。
【健太郎副院長】受診する患者さんには、丁寧に診療するための空間と時間をつくっていきたいです。患者さんが多くなりすぎてしまうと、一人ひとりを丁寧に診察することが難しくなってしまうかもしれませんので、意識していきたいですね。ですから、今後は他の先生に手伝っていただくことも考えたいと思っています。内科やペインクリニックも含め、膠原病やリウマチのことも気軽に相談してもらいたいですね。

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