専門の手外科を中心に
幅広い整形外科疾患に対応するクリニック
山田整形外科
(福岡市中央区/西鉄平尾駅)
最終更新日:2026/04/07
- 保険診療
1988年に久留米大学医学部を卒業後、同大学整形外科医局に入局した「山田整形外科」の山田康人院長は、一般整形外科をはじめ麻酔科、手外科など幅広い分野で研鑽を積んできた。幼い頃から細かな作業が得意で、大学病院時代は1ミリ以下の血管をつなぐ手術も数多く手がけてきた。その後、2014年に山田整形外科を開院。外傷やスポーツ整形、リハビリテーション、日帰り手術まで幅広く対応し、地域に根差した診療を実践している。日本整形外科学会整形外科専門医であり整形外科医療全般に精通しながらも、特に手外科領域に強みを持つ山田院長。その専門性を求めて遠方から訪れる患者も少なくないという。モットーは「何事にも思いやりを持って接すること」と語る山田院長に、整形外科としての診療や「手外科」について聞いた。
(取材日2026年3月23日)
目次
「いつもと違う」は体からのサイン。早めの受診が鍵。治療、手術、リハビリまで親身にサポート
- Q整形外科疾患全般に対して専門的な治療を行っているそうですね。
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A
▲整形外科疾患に対して幅広く対応できるクリニック
首から下の痛みや不調に幅広く対応しています。多いのは腰・膝・肩・首の痛みで、骨折、捻挫、脱臼、関節痛、外傷、関節リウマチなどの一般整形外科から、外傷、スポーツ整形外科、リハビリ、日帰り手術まで行っています。エックス線撮影や超音波検査、神経伝導速度検査で状態を評価し、MRIが必要な場合は提携病院へ依頼します。入院を伴う手術が必要な場合は近隣の信頼できる医師へ紹介。一方、局所麻酔や伝達麻酔で対応可能な手術は当院で実施します。整形外科の中でも私は手の領域を勉強してきた手外科の専門家です。福岡市内に専門家が少ないこともありますが、一般の整形外科に比べると手の疾患の患者さんが多いのではないでしょうか。
- Q専門の「手外科」とは? どんな時に相談に行くべきでしょうか?
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A
▲手外科の専門家としての知見を生かした診療を行う
手外科とは、肩・上腕部から指先までの上肢のトラブルを専門に診る分野です。腱鞘炎や関節炎、小さな骨折、手根管症候群、ヘバーデン結節、指の変形など幅広く対応しています。特徴的なのは、手根管症候群などの疾患は朝方に症状が強く出ること。睡眠中は上半身がむくみやすく、手首の中のトンネル内で神経が圧迫されるためです。「手を動かせば楽になるから」と放置しがちですが、自然治癒は難しいので早めの受診が大切です。また、関節付近に袋ができ、ゼリー状の液体がたまるガングリオンも、見た目や痛みが気になれば注射器での吸引や手術で対応可能です。痛みやしびれはもちろん、「何かおかしい」と感じた時は気軽に相談してください。
- Q手術が必要となった場合はどのような流れで行うのですか?
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A
▲クリニックでは日帰り手術にも対応
手術が決まったら、まずは手術に影響する疾患がないかを確認するため、血液検査や尿検査を行います。その上で、手術内容やリスクについて丁寧にご説明し、日程を決定します。当日は、万が一の体調変化に備えて点滴を行いながら進めます。手術室には心電図モニターを備え、血圧や血中酸素濃度を随時確認しながら、万全の体制で行っています。手術時間はいずれの疾患も30分以内がほとんど。骨折などは症状によりますが、手根管症候群は20分、ばね指は10分、ガングリオンだと20~30分程度です。手術の際はリラックスしていただけるよう音楽を流しつつ、不安を和らげるために患者さんに声をかけながら進めることを心がけています。
- Qリハビリの相談など、幅広い悩みに対応しているそうですね。
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A
▲専門的な治療から日々の相談まで、幅広い悩みに寄り添う
リハビリの相談も多ですね。腱鞘炎に悩んで自己流でマッサージをしていて、方法が合っていないために悪化しているケースも。そのため、しっかりお話を伺い、原因に合わせた正しいケアをお伝えするようにしています。筋トレについての相談もありますが、痛みがある部位に負担をかけない動かし方や鍛え方をアドバイスしています。40~60代の女性では女性ホルモンの変化もあり、特に手指の痛みや変形の相談が多いですね。また、「他の病院で膝や股関節の手術を勧められたものの、できれば手術をしたくない」と相談に来られる方も増えています。状態により、リハビリで改善をめざしつつ、難しい場合は適切なタイミングで手術もご提案しています。
- Q患者さんを迎える体制について教えてください。
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A
▲スタッフ含め万全の体制を整えている、と話す院長
当院では看護師4人、理学療法士6人、事務スタッフを配置し、赤ちゃんから高齢の方まで幅広い患者さんを受け入れています。特にリハビリを必要とする方が多いため、1人の患者さんに理学療法士が1人つき、その方に合った方法でリハビリを行い、丁寧にサポートできる体制を整えています。また、待ち時間をできるだけ減らし、ストレスなく受診していただくことも大切にしています。診療で常に意識しているのは、「自分がこの疾患の患者さんだったらどうするだろうか」「自分が患者さんの家族だったらどういうアドバイスをするだろうか」という視点。相手の立場に立ち、その方にとってより良い治療を提案できるよう心がけています。

