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永山 晃之 院長の独自取材記事

永山歯科

(松山市/梅本駅)

最終更新日:2021/10/12

永山晃之院長 永山歯科 main

白を基調とした明るい吹き抜けの待合室に、ほっと心が和む。優しい雰囲気づくりを大切にしている「永山歯科」。院長の永山晃之先生は、奥羽大学歯学部を卒業後、関西での勤務医を経て2013年に開業。しっかりと噛める口内環境をつくることを大切に、予防歯科や入れ歯治療、インプラント治療にも注力している。中でも歯周病治療には特に力を入れており、PMTCや歯科CTを取り入れた専門的な治療だけでなく、ブラッシング指導などセルフケアについても丁寧にアドバイス。さまざまな悩みを抱える患者の要望に応えるため、多忙な勤務の傍ら勉強会などにも参加し、日々研鑽を積む永山院長に、大切な歯を守るための取り組みや、地域の高齢者への歯科医療などについてじっくりと話してもらった。

(取材日2019年10月18日)

地域密着、来院しやすい雰囲気が魅力

とても開放的で明るい雰囲気の院内ですね。

永山晃之院長 永山歯科1

ありがとうございます。設計にあたっては、患者さんが来院しやすい雰囲気づくりを大切にしました。待合室も診療室も吹き抜けにして、ゆったりと落ち着いていただけるように。空間は白い塗り壁に木目を取り入れて病院らしくないナチュラルなテイストにしました。塗り壁の素材は臭いを吸収してくれるものなんですよ。また、入り口のスロープから待合室、診察室まで、段差なくゆとりを持たせているので、ベビーカーや車いすの方も安心してご来院いただけます。院内の配置に関しては、患者さんはもちろん、スタッフも動きやすい動線を重視しました。

歯科医師を志したきっかけ、また開業の経緯とは?

父が内科の医師でしたので、もともと医療には関心がありました。それが高校生になり進路を考え始めた頃、知人から「口元にコンプレックスを持っていた方が、矯正治療などをすることで笑顔になって喜んでもらえる」と聞いて。それまでは歯科医師というと虫歯を削って治療するだけというイメージだったのですが、歯科にもいろいろな分野があり、人に喜びを与えられる仕事なんだということを感じ、興味を持ちました。私には兄が2人いるのですが、一番上の兄は循環器内科の医師として父の病院を継ぎ、2歳上の兄は大阪で歯科医師として開業。そして私は父と長兄が診療を行う「永山内科・循環器内科」の隣で開業しました。関西で勤務医をしている頃から開業するなら地元松山で、地域の歯科医療に貢献したいと考えていたんです。

患者さんの層、どのような悩みが多いですか?

永山晃之院長 永山歯科2

患者さんは年配の方が多いですね。関西で勤めた歯科医院は商業施設の中にあったので圧倒的に若い方が多かったのですが、開業後は60代より上の方が中心です。隣の父の病院にかかっている患者さんが当院へも寄られるというケースが多いからでしょうか。つい先日も100歳を超える方が入れ歯の手入れにいらっしゃいました。高齢の患者さんは入れ歯や残っている歯のメンテナンス、口腔ケアが多いですね。誤嚥性肺炎は高齢者の死因の上位を占めますから、そのリスクを下げるためにも、口腔内を清潔にしておくことが重要。また少しお若い方になると、最近は歯周病治療やメンテナンスの目的で来られる方も増えてきたように感じます。歯茎が気になるというくらいで早めにきていただけたら早期治療ができますから、歯科医師としてもありがたいことです。

しっかり噛める口内環境づくりに尽力

診療の際に大切にしているのはどんなことですか?

永山晃之院長 永山歯科3

ご自身の歯でもインプラントや入れ歯でも、しっかり噛めることを大切にしています。そうして健康的に噛むことに力を入れてやっていく中で、歯を残していくための予防、特に歯周病治療の大切さを感じました。そして患者さんにご理解いただきたいのは、私たち歯科医師やスタッフはあくまでもサポート的存在であるということです。治療をするだけでは、大切な歯は守れません。患者さんご自身にセルフケアを頑張っていただくことこそが大事なんです。そのために私たちも患者さんに寄り添いながら、歯ブラシなどの補助器具の大切さや磨き方などのアドバイスにも力を入れています。

歯周病治療・メンテナンスの重要性について教えてください。

日本では20歳以上で定期メンテナンスに通院している方の割合がわずかといわれています。患者さんに「80歳になった時、どういう状態だったらいいと思いますか?」とお聞きすると、だいたい皆さん現状維持をとおっしゃいます。年齢を重ねても今の口腔内を維持していくためには、ご自身のホームケアや定期的なケアが重要。だからこそ、私は歯周病についても詳しく学び、歯周病治療に力を入れてきました。当院では、パウダーを使い超音波で磨くことで歯への負担を軽減しながら表面に付着したバイオフィルムをしっかりと除去する機械を導入し、清潔な口内を保つホームケアの意識を高めるのに役立てています。

歯科口腔外科の領域ではどのような治療をされていますか?

永山晃之院長 永山歯科4

歯科口腔外科ですと親知らずの抜歯が多いですね。インプラント治療にも対応していますが、積極的に勧めているわけではなく、あくまでもご自身の歯を失うことになったときの選択肢の一つとしてご提案しています。また、私は入れ歯の治療にも力を入れていますが、入れ歯が落ち着かないときなどはインプラントを入れて入れ歯を安定させるインプラントオーバーデンチャー(インプラント併用義歯)を取り入れることもあります。これもやはり噛むことに重点を置いた治療ですね。一緒に食べる方とおしゃべりしながら同じ速度で食べたいのに、入れ歯が気になって食べられないのはつらいですよね。私は患者さんがどの治療を選択されたとしても、できるだけ噛めるように配慮し、見た目だけでなく機能面を重視しています。

治療からセルフケアまでトータルで寄り添う

先生はお子さんがいらっしゃいますが、小児矯正にも取り組まれていますか?

永山晃之院長 永山歯科5

わが家は9歳の女の子と7歳の男の子がいるのですが、上の子はちょうど今矯正をしているところです。私は矯正を専門とする歯科医師ではないので、娘の矯正については知り合いの先生に相談をしながら行っています。患者さんからも矯正に関する相談がありますので、現在セミナーに参加しながら勉強中です。まずはしっかりお子さんを診て、私にできる範囲であればお受けしますが、矯正専門の歯科医師に紹介することもあります。どのような状態なのかしっかり伝えた上で、患者さんに選択していただくようにしています。どの治療もそうですが、やはり患者さんのニーズに応えていくことが大切ですから、常に勉強し続けていかなければいけませんね。

歯科医師としてやりがいを感じるのはどんな時ですか?

やはり、患者さんに喜んでいただけた時ですね。この間も、開業したての頃に入れ歯を作らせてもらった高齢の患者さんが何年かぶりにメンテナンスに来られて、「調子いいよ」と言ってくださいました。歯周病や根っこの治療が原因で歯が残せないかもしれないというような状況でも、治療してみたら守ることができるかもしれませんから、これからも患者さんに満足していただける方法を一緒に考えて、噛める喜びを感じていただけるような治療に取り組んでいきたいと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

永山晃之院長 永山歯科6

何といっても大事なのは歯磨きです。日々のケアに勝るものはありません。人によって歯の形や歯周ポケットの深いところ、歯茎の状態など、歯周病になりやすい場所は違いますから、しっかりポイントを押さえたセルフケアの必要性を発信していきたいと考えています。そして、風邪をひいたらかかりつけの内科に行くように、歯科医院もかかりつけを持っていただきたいですね。普段から口の中のことならなんでも相談できる、そんな場所があることで歯の寿命は大きく変わってくるはずです。当院も、患者さんにとってそんな存在でありたいと思います。自分の歯を残していきたい方、歯に悩みをお持ちの方、ぜひ一度気軽にお越しください。一緒に大切な歯を守っていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円、インプラントオーバーデンチャー(2本の場合)/65万円~
※詳細はお問い合わせください

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