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添野 郁夫 院長の独自取材記事

南青山添野歯科医院

(港区/表参道駅)

最終更新日:2019/08/28

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おしゃれな店が軒を連ねる表参道・骨董通りの一角にある「南青山添野歯科医院」。最先端のファッション情報が溢れる町の中にありながら、院内は都会のオアシスを思わせるとても落ち着いた雰囲気だ。穏やかな人柄の中に親しみやすさを感じさせる添野郁夫院長。大学時代は口腔外科を学び、根管治療、親知らずの外来、歯周治療、小児歯科、インプラントなど幅広い診療を行いながら、青山という土地柄のニーズに応える審美歯科、歯科治療に付随したフェイシャルエステ型口腔トリートメントサービスも取り入れている。患者とのコミュニケーションを大切にし、一人ひとりのライフスタイルから治療のアプローチを見つけ出すと言う添野院長。ロゴマークに込められた思いや歯科医師をめざした経緯、今後の展望などを伺った。
(取材日2015年8月19日)

幼稚園の頃から気分は歯科医院院長

歯科医師をめざされた経緯を教えてください。

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僕は祖父も父も歯科医師という家庭で育ちました。父が10人兄弟で、男兄弟の半分以上が歯科医師ですし、従兄弟もそうです。小さいころ父の医院に入っていくと、患者さんがいて、衛生士さんがいて、すでに幼稚園のころから気分は院長でした(笑)。それぞれに雰囲気は違っていましたが、親戚の家に行ってもやはり同じように歯科医院で、治療しているという環境でしたね。僕が小さいころは診療台がまだ右利き用しかなかったので、親戚の家に行くと「右利きに直すんだよ」ってよく言われました。おかげで今は診療に立つ際、両方の手で治療が行えるようになりましたけどね。そんな環境でしたので、自然と歯科医師の道を選んでいました。

ご専門は口腔外科と伺ったのですが

そうですね、日本歯科大学卒業後、当時の恩師が「口腔外科の世界はどうだ」って声をかけてくださったことがきっかけで、母校の大学病院で口腔外科を専門に学びました。当時、顎変形症プロジェクトチームに帯同させていただき、口腔外科の基本処置を徹底的に修練させていただきました。尊敬できる先生が多くて、この時期の最初の1〜2年が今の自分の礎になっています。今は口腔外科だけでは患者さんのニーズに応えられないので、審美歯科なども取り入れていますが、自分自身は外科が好きですね。歯科っていうのは、どんな治療をするにも基本的にはやっぱり外科です。親知らずの痛みなどには「待った」がないことも多いので、手際の良い外科処置が必要になります。ですので、その基本を徹底的に学んだことは良かったと思いますね。こういった経験を踏まえ、「いつも最少侵襲の外科的処置と術後の早期回復」を自身の理念として心がけて日々診療にあたっております。

開業なさる前は企業内の歯科診療所に勤務されていたそうですが。

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横浜市にある東芝京浜事業所内の診療所に10年勤めていました。一般的にこういう治療室ではドクターひとり当たり患者さんが1,000人程度ですが、そこは企業の中だったので、ひとりで患者さん5,000人くらい、実際には6,000人の患者さんを担当していました。看板なんかなくても、患者さんがどんどん来てくださって、本当にいろいろ勉強になった時期でした。企業といっても物を作るところなので、職人さんが多いんですよ。だから「先生、入れ歯直して」って持ってくるんだけど、すでに削った後があったりするんです。研磨の器具とか持っているから、自分で削ったんだなって(笑)。自分より年上の人が多かったので、気は楽でしたし、野球の話だとか、現場の話なんかを聞かせていただいて楽しかったですね。歯科治療を通しての患者さんとのコミュニケーション、つながりが何より楽しかったですし、今もそのスタイルは変わらずにいます。

代々続く歯科医継承の思いを込めたロゴマーク

開業は平成25年の11月ですが、やはり以前から考えていらしたのですか?

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10年勤務医として働いて、いろいろなことの整理がついた時期にここのお話をいただきました。この辺はたまに遊びに来ていた程度だったので、どんな場所なんだろうと思っていましたが、何となく腰が落ち着いた感じですね。実際に来てみると外国人の家族や自営の方が多いんですよ。患者さんは、この周辺で働いている人が中心ですが、以前勤めていた横浜から通ってくださる患者さんもいます。一般歯科を10年以上やっていたので、いろいろな引き出しを持っているつもりではいますし、補綴、入れ歯、インプラント、親知らず外来などはもちろんですが、開業してからは審美歯科にも力を入れています。場所柄、モデルさんや洋服屋さんなど印象の良さを要求される職業の方がいらっしゃるので、白い健康な歯にしたいという要望も多いですね。審美歯科では、土台をしっかり長く持たせるということが大事になってくるので、メンテナンスのために定期的に通ってもらいたいと思います。たとえば噛み合わせっていうのは、だいたい3ヵ月ぐらいで変わってくるんですよ。良い口内環境を維持するためにも、できれば3ヵ月から半年ぐらいで来てもらいたいですね。

とても可愛いロゴマークですが、これは開業のときに作られたのですか?

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ロゴマークは最初に作らないと、作る機会がないんじゃないかと思って開業のときに作りました。祖父の代から歯科医をやってきているので、歯科医の継承という意味を込めて考え、作ったロゴマークです。葉っぱの部分は「昔から変わらないものを残しつつ、新しい時代を行く歯科医であることを願う」という意味を込めてあります。水色は幼稚園のころから行っていた父の診療室の引き出しの色がこの水色だったんです。僕は好きな言葉は何ですか? と聞かれると温故知新って答えるんですが、古きを重んじ新しきを知ることって大事だと思うので、自分の中ではとても重要ですね。

コミュニケーションを大切にした憩いの場をめざして

どのような診療を心掛けていらっしゃいますか?

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クリーニングの際には、できるだけ表面を傷つけずに汚れを取るよう炭酸カルシウムのパウダーを使っています。従来のものはナトリウム系で、顕微鏡で見ると結晶が四角で固まっています。歯に当てると細かい傷がついて、そこに食べ物がつきやすくなり、歯の痛みが早まるという研究もあります。他には歯科治療に付随したフェイシャルマッサージ型の口腔周囲トリートメントサービスを提供しています。歯単体の疾患というより歯の周りの筋肉の痛み、最近は関連痛といわれてますけれども、筋肉・筋膜との関連があるのではないかと言われています。関連痛は30代、40代の方が多いですね。デスクワークの人は特に多いですね。患者さんに聞くと、ずっとパソコンの作業をしていたとか、根気をつめる作業をした後に出てきたりするようです。頭痛や肩こりが脳が勘違いして歯痛として症状に現れてしまうんです。ストレスだけでなく、細かく見ていくと骨格の歪みも関係していて、噛み合わせと骨格のバランスに関係があるという説は確かにそうかなと思います。時に骨格を支える筋肉マッサージも紹介おすすめすることもあります。歯の噛み合わせを診ながら また、歯単位でなく、顎、筋、筋膜との関係性をお話することもありますね。

最近はどういった患者さんが多いのでしょうか?

若い世代はしっかり噛めていない人が増えているなあと思います。歯の質が柔らかいですね。結局カルシウムが足りていないのだと思います。患者さんには医食同源ってよく言うんですよ。医療っていうのは治すことだけれど、患者さん本人が意識して食事でカルシウムを多く摂取したりすることで体を強くする。もちろん歯もカルシウムなので、同時に強くなります。食事をしっかりすることで土台はできますよね。周辺の料理屋さんの料理人とは、同じような「食」の話で止まらなくなります(笑)。患者さんの口内環境も仕事やライフスタイルから出てくるものがあるので、職業や生活習慣を聞いておいて、そこからアプローチするというのはありますね。

今後の展望をお聞かせください。

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いくつかの歯科医師会などに入って委員会などにも出席しているのですが、歯科学も単体ではなくいろいろなところと連携していく必要を感じます。行政とも密接につながって、患者さんの早期発見、早期治療にどんどん送れるようにできたらいいなと思いますね。来た患者さんの治療にしても早め、早めがいいですよね。去年、人生最大の歯痛を経験したんですよ。小さい頃から歯は丈夫だったので、初めての歯痛でした。こんなに痛いんだと思って、患者さんの気持ちがわかるようになりましたね。やっぱり痛みはすぐに取る。削らない方がいいとか、そういう考え方もあるけど、痛みを取るには神経をその場で取ってあげないと。外科の処置をしないと、数日で悪くなる人もいるので、その場で治せるものは治すということを自分の歯痛から学びましたね。患者さんの訴えることはほぼ間違いないので、しっかりと診断して的確な処置をするということが大事だと思います。患者さんの中には、治療中寝てしまう人も多いんですよ。ゆっくり時間が取れるときには寝てもらっています。歯のクリーニングだけでも気分はすっきりするし、活力もわくので、仕事とか家庭とか忙しい中の憩いの場になれるなら、それもいいなと思いますね。

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