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岡本 卓真 院長の独自取材記事

あおばファミリー歯科 こども歯科

(北名古屋市/徳重・名古屋芸大駅)

最終更新日:2024/03/11

岡本卓真院長 あおばファミリー歯科 こども歯科 main

名鉄犬山線の徳重・名古屋芸大駅から徒歩10分の「あおばファミリー歯科 こども歯科」。岡本卓真院長が2013年に開院した歯科医院だ。白を基調とした清潔感のある院内には、暖かい日の光が差し込む。同院では岡本院長が専門とする小児歯科に力を入れており、待合室のキッズルームや親子で受診できるファミリールームなど、小さな子どもや家族への配慮がそこかしこにあふれている。さらに、保育士による無料託児サービスも行っており、一層安心して受診することが可能だ。マタニティー歯科にも応じており、出産前から予防歯科に取り組める。「子どもも大人も、家族が安心して通える歯科医院」がコンセプトだと語る岡本院長に、日々大切にしていることや今後の展望について聞いた。

(取材日2017年1月17日)

小児期から「怖い、痛い」を感じさせない歯科治療を

先生が歯科医師を志したきっかけは?

岡本卓真院長 あおばファミリー歯科 こども歯科1

子どもの頃、周りに歯科関係の人がいたわけじゃなかったので、実は教師になりたいと思っていました。高校の進路相談でも先生にそう伝えたら、「人に教える仕事ということなら教師だけじゃない」と、思いがけず歯科医師の可能性も提示してくださったんです。それを聞いて「やってみたい」と思い、歯学部への入学を決めました。そして、卒業して実際に診療する立場になった時に、患者さまに「ありがとう」と言われる喜びを感じたんです。一生懸命やったことで、こんなふうに感謝の言葉をいただける仕事は他にあるだろうかと。それ以来、この仕事に強くやりがいを持つようになりました。

先生の専門とされる分野と、その分野を選ばれた理由を教えてください。

専門は小児歯科です。子どもが好きなこともありますが、「歯科治療=怖い」というイメージをなくしたかったというのが一番の理由です。大学病院で診療していた頃、歯科治療恐怖症といわれる、治療したいけれどできない人が度々お見えになって、「歯科治療が怖い」と思っている人が想像以上に多いことを目の当たりにしました。その理由は何なのかを突き詰めると、幼い頃に受けた歯科治療の苦い思いがずっと残っていて、治療に行くのが嫌になっているんです。そして、我慢を重ねて重症化し、意を決して来院される。このようなケースが多々あったのです。小児期の最初の段階で「怖い、痛い」という気持ちにさせなければ、将来的にもこんな苦労をしなくて済む。そう感じたことから、小児歯科を専門に学び始めました。

こちらでは、やはり先生が専門とされている小児歯科に力を入れているのですか?

岡本卓真院長 あおばファミリー歯科 こども歯科2

そうですね。小児歯科には力を入れています。当院では、治すことだけでなく、お子さまに充実感・達成感を感じていただくことも大切にしていて、急を要さない治療の場合は「トレーニング」として、段階的に治療を進めています。例えば「まずは椅子に座ってみよう」、次は「自宅でやっている歯磨きをやってみよう」、次は「鏡をお口に入れてみよう」とか。次に行うことをあらかじめ伝え、明確な終わりのサインを見つけてあげる。それによって「自分にもできるんだ」と思っていただけることを望んでいます。

親子で安心して治療が受けられる環境を整える

マタニティー歯科も診療されているとお聞きしました。

岡本卓真院長 あおばファミリー歯科 こども歯科3

小児歯科を突き詰めると、お母さんが妊娠した時点から始まります。妊娠された時はいろいろな知識を求めていらっしゃると思いますので、子どもの歯に関して知っておいてほしいことや予防の方法を、妊娠状態が安定する時期にしっかりと説明させていただいています。また、親の生活習慣は子どもにも影響し、似てくるもので、歯に対する意識も同様です。生まれてくるお子さまだけでなく、ご自身の歯に対しても意識してもらうようお話ししています。妊娠初期・後期の治療は非常に慎重にならないといけませんから、かかられている産婦人科の先生と連携しながら、患者さまにとって一番良い時期を伺った上で治療を進めます。

内装において、こだわりの部分があれば教えてください。

清潔感のある白を基調に、待合室は光が入り、開放感があるようにしました。また、お子さま連れの患者さまのために、待合室のキッズスペースに加え、親御さまが治療している隣でお子さまが遊べる「ファミリールーム」という診察室も用意しました。キッズルームの場合は、親御さまが治療されている間目を離すことになり、不安にさせてしまいます。それなら、一緒に入ってお子さまが遊べる空間をつくり、安心して治療を受けていただきたいと考えたんです。

託児サービスもされていて助かりますね。

保育士の資格を持ったスタッフが、託児をさせていただいています。いくつかの歯科医院で勤務させていただく中で託児の必要性は感じていましたので、開業時から提供しています。予約制とさせていただいておりますが、費用はかかりません。お母さんから離れるとずっと泣いていたお子さまが、回を重ねるうちにだんだんと慣れてきて、安心して「バイバイ」をしてくれるようになると本当にうれしいです。その様子を見て、お母さんも安心して任せていただけるようになると、またやりがいを感じます。1人で遊べるお子さまは、お母さんの治療中も安心して遊んで待っていてもらえるように、ファミリールームをご利用いただいています。

日々の診療において大切にされていることは?

岡本卓真院長 あおばファミリー歯科 こども歯科4

「怖い」と「痛い」を感じさせない治療を心がけています。この二つはセットだと思いますので、痛みの軽減には注力しています。例えば、笑気ガスを使用して痛みの感覚を少し鈍くすることをめざしたり、麻酔においては、まず表面麻酔をしてから電動注射器で麻酔をかけます。電動注射器のメリットは一定の圧で送り込めるところで、それによって痛みの軽減を図れるんです。そのほか、患者さまの不安を少しでも和らげるために、これから何をするのか、どこまでやれば終わりなのかこまかく説明します。ただ、中には説明されると逆に不安に感じられる方もいらっしゃるかと思いますので、その方に合わせて、説明の仕方も工夫するように努めています。

「子どもも大人も安心して通える」というコンセプト

予防歯科にはどのように取り組まれているのですか?

岡本卓真院長 あおばファミリー歯科 こども歯科5

大人は歯周病、子どもは虫歯のリスクをどうやったら減らせるかということを、繰り返し繰り返し説明させていただき、歯のクリーニングや歯磨き指導などを行っています。定期検診は大人が4ヵ月に1回、子どもは3ヵ月に1回、が理想的ですが、ペースを調整される方もいらっしゃいますね。このように定期検診を目的に来院される方が段々増えている印象を受けます。世の中の意識が高まっているのを感じますね。

今後の展望について教えてください。

岡本卓真院長 あおばファミリー歯科 こども歯科6

シンプルですが、来ていただく患者さまに「良かった」と思ってもらうにはどうしたらいいか。それは日々変わっていくものだと思いますので、スタッフみんなでいろいろと知恵を出し合い、一丸となって頑張りながら、それと並行して自己研鑽に努めたいと思います。また、開業から掲げる「子どもも大人も、家族で安心して通える歯科医院」というコンセプトは今後も突き詰めていきたいですし、突き詰めれば突き詰めるほど課題は見つかるものなので、それを1つずつ解決していきたいです。そして、これもコンセプトに込められている思いの一つですが、何か不安や疑問があった時には、気軽に通えたり質問ができるような、患者さまにとって身近で居心地の良い歯科医院でありたいと思っています。なんでも気軽に質問していただきたいので、ぜひ気になることを教えてくださるととてもうれしいです。

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