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樫 圭一 院長の独自取材記事

樫デンタルクリニック

(高松市/林道駅)

最終更新日:2022/12/12

樫圭一院長 樫デンタルクリニック main

高松市郊外の閑静な住宅街にある「樫デンタルクリニック」は、樫圭一院長が2010年に開業した歯科医院だ。妻で副院長の樫暁美(あけみ)先生とともに、二人三脚で診療にあたっている。院内は車いすの人でも通院しやすいバリアフリー設計で、明るく開放感のある雰囲気。「歯科に行くのが怖いという方もいらっしゃいますから、なるべくオープンで誰にとっても居心地の良い環境にしたかったんです」と、樫院長はほほ笑む。「思いやり」を大事にしているという同院には、丁寧で精密な診療を求めて遠方から訪れる患者も少なくないそう。日々どんな思いで患者と向き合っているのか、樫院長に詳しく話を聞いた。

(取材日2022年10月19日)

「思いやり」を持って、患者を温かく迎える

先生のこれまでのご経歴を教えてください。

樫圭一院長 樫デンタルクリニック1

歯のトラブルを抱えている、身近な人々の役に立ちたいという思いで歯科医師をめざし、高松第一高校から明海大学歯学部へと進学しました。卒業後は香川医療生活協同組合に入職し、コープ歯科まるがめ診療所の所長などを務めてから、2010年に当院を開業しています。開業をしようと思ったのは、自分が理想とする歯科医療を追究していきたかったから。そして、生まれ育ったこの土地で、地域の方々のために力を尽くしたかったからです。ここは僕の実家から近く、顔見知りの方々も利用しやすいのではと考えて、この場所での開業を決めました。副院長である僕の妻も歯科医師ですので、開業以来10年以上にわたって、歯科医師2人体制で診療を続けています。

クリニックのコンセプトは何ですか?

開業当初から、「患者さんに思いやりを持って接すること」を大切にしてきました。ひと昔前までは閉鎖的な印象の歯科医院が多く、「奥でどんな治療をしているかわからない」と恐怖感を覚える人も少なくなかったと思います。そんなイメージを払拭したくて、まずは光が入りやすい開放的な院内にして、雰囲気から明るくすることに努めました。車いすの人を含め誰もが利用しやすいように、スロープをつけたり、通路を広めに取ったりしたのもこだわりです。そして、何か不安を抱えていそうな方にはこちらからお声がけをし、少しでも安心して過ごしていただけるようにしています。診療を続けるうちに、この「思いやりの心」の大切さを再認識するようになり、今ではスタッフ全員がこの理念を共有して、しっかりと守るようになりました。温かい人柄のスタッフがそろってくれたので、みんなでいい雰囲気がつくれていると思います。

設備面の特徴についてもご紹介ください。

樫圭一院長 樫デンタルクリニック2

プライバシーに配慮し、壁で仕切られた4つの診療ユニットと、相談や治療計画をする専用のカウンセリングルームを用意しています。各ユニットにはエックス線画像や口腔内カメラで撮った写真を映し出すモニターを設け、患者さんご自身でもお口の状態を確認し、納得していただいた上で治療を受けてもらえるよう心がけています。また開業当初から感染症対策には気を使い、当時はまだそれほど普及していなかった口腔外バキュームや、高圧蒸気滅菌器などを備えて衛生面をしっかり整えてきました。おかげで、新型コロナウイルス感染症が流行し始めた時も特段の追加設備は必要なく、換気を少し補強する程度の対応で済みました。

違和感の少ない補綴治療や予防歯科に注力

どのような患者さんが多く来られますか?

樫圭一院長 樫デンタルクリニック3

お子さんから高齢の方まで、満遍なくご来院いただいていますね。最近は地域の高齢化に伴って、高齢の方が少し増えてきた印象です。地元なので、僕のことを子どもの頃から知ってくださっている方もいらっしゃって、少々照れくさいときもあります(笑)。お子さんに対しても、「怖くない、痛みの少ない、厳しくない」治療を心がけていますので、ここならと安心して来てくださっている方が多いようです。女性医師のほうが、お子さんが安心するケースもありますから、そんなときは妻に対応してもらっています。ありがたいことに、最近では既存の患者さんのご紹介で、遠方から来られる方々も増えました。お話を聞くと、「丁寧に診てくれる」「スタッフが優しい」というところに惹かれて来られているようなので、僕たちが大事にしているコンセプトが患者さんにも通じているのかなと感じてうれしくなりましたね。

先生が得意とされている治療は何でしょう。

虫歯、歯周病治療、入れ歯、インプラント、矯正歯科など幅広く対応していますが、学生時代からかぶせ物やブリッジ、噛み合わせといった補綴治療を専門としてきましたので、その分野は特に注力しています。ぴったり合うかぶせ物を作ることはもちろんですが、最近では歯の色味を気にされる方や、いかに長くお口の中の健康を保つか、という視点で治療を考える方が多くなってきました。ですので、従来からある金属のかぶせ物以外にも、金属アレルギーの発症を抑えられるセラミック製のものなど、自由診療の対象となる治療まで広く対応しています。お口の中で気になっているところがある方は、一度ご相談いただければと思います。

その他にも、患者さんのニーズが高い治療はありますか?

樫圭一院長 樫デンタルクリニック4

開業当初は「痛くなってから歯科に行く」という方が圧倒的に多かったのですが、最近では予防歯科の重要性が浸透し、3、4割くらいの患者さんは予防のために継続的に通院してくださるようになりました。特に高齢の方の意識が高く、歯石取りや、歯周病予防のメンテナンス、治療を求める方が増えていますね。僕たちとしても、悪くなってから治療をするより、予防で良い歯を保っていただければそれに越したことはありません。これまで地域でずっと診療を行ってきて、このように流れが変わってきたことはとてもうれしく、歯科医師を続けてきて良かったと思っているところです。理想としては、7、8割くらいの患者さんが予防目的で来院されるようになることをめざしています。

訪問歯科を通じて地域医療に貢献

最近では訪問歯科にも注力されていると伺いました。

樫圭一院長 樫デンタルクリニック5

そうですね。ここ数年で患者さんが高齢になられて、今まで通院してくださっていた方が歩けなくなった、という話をよく伺うようになりました。そこで約5年前から、ご自宅や介護施設などへの訪問診療を始めたんです。副院長と訪問専用のスタッフがメインで担当していて、必要に応じて私も出向いています。利用時間帯はおおむね決まっていますが、ご希望があればその時間に合わせて伺います。長年のお付き合いがあった患者さんが寝たきりになって、「歯科に行きたくても行けなかったので、来てくれるようになって助かった」というお声をいただけるとやりがいを感じますね。お口の中を清潔に保つことは、誤嚥性肺炎の予防にもつながりますから、お困りの方はぜひご相談ください。

お休みの日のリフレッシュ法は?

昔からプラモデルを作るのが趣味で、うまくできた物は周りに飾って楽しんでいます。プラモデルに使う材料は、実は入れ歯の材料にも似ていて奥深いんですよ(笑)。それから、子どもたちが大きくなってきたのでアウトドアも始めようと思い、2年くらい前から山登りに挑戦するようになりました。知り合いの先生に誘ってもらって、家族ぐるみで出かけています。近県では徳島県の剣山や、鳥取県の大山に登りました。いつかは富士山にも挑戦してみたいですね。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

樫圭一院長 樫デンタルクリニック6

スタッフの人数も増え、訪問診療や矯正歯科、インプラント治療など、ニーズに応じて診療の幅を広げてきましたので、今後もより多くの患者さんの求める治療に応えられるよう努めていきたいです。口は体の入り口であり、良い口腔環境を維持していないと、体の他の部分にも影響が出てしまうといわれています。それは、僕たち自身も日頃の診療に携わっていて感じるところです。僕たち歯科医師やスタッフは、患者さんの体の健康をサポートするのが仕事だと思っていますから、健康維持のため、一緒に適切な口腔ケアを続けていきましょう。歯科に対して「痛い、怖い」などマイナスイメージを持つ方はまだいらっしゃると思いますが、できるだけ安心できる環境を整えて、皆さんをお待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/44万円~、矯正歯科/11万円~、セラミックを用いた診療/8万2500円〜

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