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表 茂稔 院長の独自取材記事

おもて歯科医院

(浦安市/浦安駅)

最終更新日:2025/03/14

表茂稔院長 おもて歯科医院 main

浦安市富士見の大通り沿いにある「おもて歯科医院」。セカンドオピニオンに訪れる患者も多いという同院の特徴は、ミラーテクニックを駆使した顕微鏡歯科治療だ。表茂稔院長が顕微鏡歯科治療を知ったのは開業して間もない頃。それまでとは見える世界が異なることに衝撃を受け、研鑽を積んだという。重視しているのは顕微鏡とミラーの両方を使いこなすこと。視覚強化を顕微鏡で、死角をミラーで補うことで、治療の精度向上につなげている。「歯科治療の本質とは何か。それが私の追い続けているテーマです」と語る表院長に、歯科治療にかける思いについて聞いた。

(取材日2025年2月18日)

顕微鏡で視覚強化、ミラーテクニックで死角を解消

初めから歯科用顕微鏡を使った治療に注力されていたのですか?

表茂稔院長 おもて歯科医院1

実はそうではないんです。今でこそ「顕微鏡歯科治療が得意です」と自信を持って言えますが、以前はそうではありませんでした。「手に職を」という理由で歯科医師の道に進み、しばらくは勤務医になってからも望まれる役割をただ果たしていたように思います。転機が訪れたのは2007年に当院を開業し、少したった頃。とある記事で顕微鏡歯科治療について知ったのがきっかけです。その後、知り合いのクリニックで顕微鏡を見せてもらったところ、それは大きな衝撃を受けました。肉眼とは見える世界があまりにも違って「これが本当の歯科治療なのだ」と目が覚めたような感覚でしたね。早速当院でも歯科用顕微鏡を導入し、診療後や休日に数百本の歯の模型を用いて、歯科用顕微鏡やミラーテクニックの練習を重ねました。

顕微鏡を使うと、そんなにも見えるものが変わるのですね。

大きく明るくはっきりと、それまで見ていたものとはまったくの別物。それまでも歯科医師として患者さんの歯を十分見ていたつもりでしたが、「実はのぞき込んでいただけで見えていなかった」という事実を思い知ったのです。ただ、そこには1つだけ落とし穴があります。歯科用顕微鏡は小さいものを大きく映し出しますが、死角が見える訳ではないんですね。歯の裏や側面などを確認するには、顕微鏡だけでは難しいのです。力を入れて学んだのは、歯科用顕微鏡の扱い方と併せて、その弱点をカバーするためのミラーテクニック。拡大下での盲目治療では意味がないので、これらを組み合わせて、死角を見ながら治療ができることに価値があると私は考えています。

顕微鏡とミラーを組み合わせることによる、具体的なメリットを教えてください。

表茂稔院長 おもて歯科医院2

例えば検査の際、歯と歯の間にある虫歯は死角となって見逃されがちですが、ミラーであらゆる角度から映し出せばそのようなリスクは減らせます。そもそも「物理的に見えにくい場所がある」ということも、日頃からミラーを使っているからこそわかることなのかもしれません。虫歯を削ってレジン充填を施す際も、段差や隙間のない修復をめざせます。また親知らずの抜歯でも、手前の歯の後ろ側の死角を見ながら手術を進められますから、そこにある骨をむやみに削る必要がなく、手前の歯を保護することにもつながります。根管治療やインプラント治療においても、視覚や視野は治療の精度に直結します。精密な治療は再発リスクを下げ、歯科医師にとっても患者さんにとっても理想的な仕上がりにつなげられるのです。

追い続けているテーマは「歯科治療の本質とは何か」

歯科用顕微鏡を使ったとしても、ミラーテクニックまで取り入れている歯科医院は少ないように思います。

表茂稔院長 おもて歯科医院3

そうですね。顕微鏡歯科に精通している場合でもミラーテクニックを持つ先生ばかりではありません。理由の一つはミラーテクニック習得の難しさにあるかと思います。歯科用顕微鏡を扱うのにも相応の技術が必要なのに、ミラーも加わるとなるとなおさらです。治療を行う歯科医師だけでなく、サポートするスタッフにも技術が必要で、これには私もたいへん苦労しました。現在当院ではサポートに入る歯科医師も技術を習得し、あうんの呼吸でミラーを使った顕微鏡歯科治療に取り組んでいます。

どのような治療を求める方が来院されているのでしょうか?

当院は特定の治療に特化しているわけではありませんから、虫歯や歯周病の治療、根管治療、インプラント治療などお悩みは多様です。共通しているのは、歯のことを本気で考えている患者さんが多いということ。治療だけでなく「予防処置」を望まれる方もいますし、他院で抜歯を勧められたり、「この状態では治療ができない」と言われたりしてお悩みの方もいらっしゃいますね。当院のホームページやブログで治療内容や似た症例をご覧になって、セカンドオピニオンを希望される方も増えています。当院での治療は自費診療になるので治療に制限がなく、患者さんのご希望に幅広く応えることが可能です。そのひとつとして顕微鏡とミラーテクニックという選択肢がございます。イメージではなく物理的にしっかり見えているからこそ、対応できる治療範囲は広いです。

いずれの場合にも、歯科用顕微鏡とミラーテクニックを活用されているのですか?

表茂稔院長 おもて歯科医院4

顕微鏡とミラーテクニックの使用は「歯科医師としての基礎」という方針で、特に見て治療することを重視している歯科医師ならば、それは前提条件とさえ考えております。私が大切にしているのは、「もし患者さんが私の家族だったならば、どのような治療をするだろうか」という視点です。今現在、それを実現するためのツールにおいて歯科用顕微鏡とミラーテクニックがベストであると考えていますが、もしさらに優れたツールが登場したならば、私は顕微鏡とミラーを置いてそちらを手にするかもしれません。

先生は、より良い歯科治療を追い求めていらっしゃるのですね。

私は「歯科治療の本質とは何か」についてずっと考えてきました。精密であること、低侵襲であること、他にも考えるべきことは多い気がします。答えはまだ出ませんし、日々の治療でも「この治療が正しかったのだろうか」と自分に問いかけることばかり。もしかしたら、歯科治療の本質について考え続けること自体に意味があるのかもしれませんね。

患者の真剣な思いに全力で応えたい

今後の課題などあればお聞かせください。

表茂稔院長 おもて歯科医院5

手間を惜しまない精密な治療は、どうしても時間がかかってしまうもの。私はその間、治療に集中しすぎる傾向にあります。これまでは「精度の高さ」を重視していましたが、同時に「患者さんの気持ち」も大切にすべきだと反省しているところです。例えば長時間の治療を苦痛に感じる方もいれば、ラバーダムが苦手な方もいらっしゃいます。歯科医師の立場としてそれを完全になくすことは難しいので、患者さんとどのようにすれば苦手な治療でも頑張れるかを話し合い、一緒に工夫をして乗り越えられるように務めています。

そのように思われたきっかけがあったのでしょうか?

治療内容やその良さをご理解いただけても「長時間じっとしているのが苦痛で、今後も通えるのか不安だ」という患者さんもいらっしゃるでしょう。安心して歯のことを任せてもらうためには、治療内容だけでなく、対応や説明に至るまで、私たちの気配りも大切なのだと感じています。説明一つとっても患者さんの性格によって受け止め方が変わりますから、簡単なことではありません。また患者さんの気持ちに寄り添いすぎて精度が落ちてしまっては本末転倒。そのバランスを考えながら柔軟に行動し、当院の理念である「謙虚に、真摯に、そして優しく」を今一度胸に、信頼される歯科医院をめざしていきたいです。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

表茂稔院長 おもて歯科医院6

ご自身の歯を大切に思っている方、また歯についてお悩みの方はぜひ一度いらしてください。歯科用顕微鏡とミラーを駆使して原因の特定と解消に努めます。歯科治療の本質を追い求めながら、本気で歯のことを考える歯科医院です。当院のホームページやブログをご覧になって「ここならば」を思ってくださったらお電話ください。患者さんの真剣な思いに、私も全力でお応えします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/42万円~、セラミッククラウン/20万円~、セラミックインレー(レジン修復)/6万円~、根管治療(前歯部/新期)/9万2000円~、根管治療(大臼歯/新期)/16万円~

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