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大塚 福長 院長の独自取材記事

大塚歯科クリニック

(川崎市川崎区/京急川崎駅)

最終更新日:2025/06/13

大塚福長院長 大塚歯科クリニック main

川崎駅より徒歩10分、京急川崎駅より徒歩5分。「大塚歯科クリニック」は、店舗やオフィスビル、マンションなどが立ち並ぶにぎやかなエリアにある。先代の大塚隆先生が1982年に開業した同院を、現在はその息子の大塚福長院長が引き継ぎ、診療にあたっている。れんが造りの外観が印象的なビルの2階と3階に位置する同院は、これまで数回のリニューアルを重ねてきた。院内には清潔感と温かみがある。患者層は子どもから働き盛りの世代、高齢者まで幅広い。先代から受け継がれる技術を駆使し、精密な治療に努めている。地域住民以外にも口腔内のトラブルに悩み続けてきた患者がその腕を頼りに来院することも多いという。「患者さんの幸せが第一」と、患者ファーストで日々診療に向き合う大塚院長に、治療にかける思いを語ってもらった。

(取材日2025年4月3日)

大切にしているのは、今ある歯を最大限残すこと

先代から引き継いで院長に就任したのが5年ほど前だそうですね。

大塚福長院長 大塚歯科クリニック1

そうですね。子どもの頃から父の背中を見ていましたし、祖父も歯科医師だったので、自然と同じ道をめざすようになりました。将来はクリニックを継ぐんだとは思いつつも、大学院生の時には、大学に残って研究するという選択肢と迷ったこともありました。ただ、父が頑張って続けてきたものを途絶えさせたくないという思いで、当院を継ぐことを決めました。現在はまだ先代も歯科医師として診療をしていますし、来られる患者さんも昔からの顔なじみの方が多いです。当院は一般歯科はもちろん、インプラント治療を強みとしているため、そういったご相談についてはクチコミやご紹介などで遠方からわざわざ来られる方も多いです。

特にインプラント治療については、先代の頃から丁寧な治療をしてくれる、と伺っています。

私たちの一番の仕事は、歯を作ることではなく、今ある歯を最大限残すこと。これは先代も私も同じ思いです。インプラント治療はそのための重要な役割を担っています。ただ、患者さんがインプラント治療を希望しても、それが一番の選択なのかどうかはしっかりと見極める必要があります。患者さんの気持ちはもちろん、考え方や生活環境がどういったものなのかをしっかりと聞き取り、ご提案するようにしています。それを踏まえてインプラント治療に決めた場合には、詳細な検査をし、資料を集めて、今後の流れを患者さんに説明します。治療方針などは事前にすべてお伝えしますし、治療のメリットやデメリット、将来出てくる可能性のあるリスクなどについてもご理解いただけるように説明しています。

治療において、どのような点を重視されていますか?

大塚福長院長 大塚歯科クリニック2

まず、私が最も大切にしているのは“できるだけ患者さんご自身の歯を残す”ことです。治療の先には、患者さんに「またおいしいご飯を食べて元気に暮らしてほしい」という願いがあります。自分の歯で食事をできる喜びは、生活の質を大きく左右しますから。例えば、これまで家族と違う食事をされていた患者さんがいたとして、治療を経て再び同じ食卓を笑顔で囲めるようになったとしたら、それほど私にとってうれしく誇らしいことはありません。ですから、抜歯をできるだけ避け、歯を守る取り組みを徹底しています。その上で、自然に、自分の歯のように違和感なく噛める治療を提供できるよう、常に努めています。

患者の幸せを第一に考えて全力を尽くす

患者さんに説明をするときに、心がけていることはありますか?

大塚福長院長 大塚歯科クリニック3

歯科医師が正しいと思うことと、患者さんが望むことがイコールにならないケースもあります。ただ、そういったときでも最優先しているのは、患者さんが幸せになれるように全力を尽くすことです。複数の選択肢をそれぞれ丁寧に説明して、メリットとデメリットも包み隠さずお話ししています。それは患者さんが納得して治療を進めることが最善で、私たちにとっては患者さんの幸せが第一だからです。患者さんそれぞれの事情や気持ちをくみ取り、今よりもっと幸せになれる治療を見つけていくために、言葉を尽くすようにしています。一般に医療用語は難しいですよね。伝わりにくい、わかりにくいを少しでもなくしながら、お話しするようにしています。

IOD(インプラントオーバーデンチャー)にも力を入れているそうですね。

IODは簡単に言うと、インプラント治療と入れ歯を組み合わせた治療法です。例えば、歯が1本もない患者さんがいたとします。すべてをインプラントにすると患者さんの身体的な負担だけでなく、費用もかなり高くなってしまいます。それを回避するために、部分的にインプラントを入れて、その他は入れ歯にするというイメージです。当院は院内にラボがあり、歯科技工士も在籍していますが、費用面でどうしても負担が大きい場合には、歯科技工士を通さずに私が技工物を作ることもあります。患者さんの負担を最小限にして、制限がある状況でもよりベストだと思う治療をしていきたいからです。治療には費用がかかるのは当たり前、ではなく、より良い治療法と患者さんの思いの折り合いをつけながら診療に向き合っています。

歯のトラブルに悩んでいる患者さんが、遠方から来られることもあると伺いました。

大塚福長院長 大塚歯科クリニック4

当院に来られる患者さんの約半分は地域の方々です。長く通ってくださっている方も多いですね。ありがたいことに、そうした患者さんたちのクチコミやご紹介で来られる遠方の患者さんも多くいらっしゃいます。中には、これまで他の歯科クリニックで大がかりな治療を進めていたにもかかわらず、「どうにかしてほしい」と駆け込みで来られたりする場合もあります。これまでの症例でいうと、根尖病巣があるのに放置されていたり、クラウンのサイズが合っていないために痛みが生じていたり、というケースがありました。クラウンのサイズが合っていない場合には全部外してやり直しましたが、患者さんにとっては長く我慢を強いられ、大変苦労されたと思います。

地域連携も積極的に行い、より良い治療を届けたい

先生のご専門についてお聞かせください。

大塚福長院長 大塚歯科クリニック5

大学、大学院時代には、歯科材料を専門的に研究し、入れ歯や補綴物の製作についても経験を積んできました。当院に入職してからは一般歯科治療をはじめ、インプラント治療や小児歯科など幅広く手がけています。ただ、矯正歯科については近隣に矯正専門の歯科クリニックがありますので、そちらを紹介するようにしています。専門の歯科医師が専門の領域に関わることが一番良いというのが私の思いです。この地域には腕の良い歯科医師が多数いて、それぞれに専門や得意とするところが違います。医科歯科連携をはじめ、地域でのさまざまな連携を活用しながら、患者さんの症状に応じて必要だと判断した場合には、紹介も行っています。

診療体制についてはいかがですか?

クリニック内でも専門性を高められるような役割分担をしています。先代をはじめ、在籍する歯科医師にもそれぞれ専門の領域がありますので、患者さんの症状や思いをくみ取りながら、その都度協力し合える診療体制を取っています。また院内には歯科技工士がいますので、詰め物などで何かトラブルがある場合には、すぐに適切な対応ができる体制が整っています。使っていて違和感がある場合には、来院していただければなるべく早く対応させていただきます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

大塚福長院長 大塚歯科クリニック6

当院は間口は広く、気軽に入れるようなクリニックにしたいと常々思っています。通院が好きという方は決して多くないですし、できれば病院には行きたくないと思われるのは当然のこと。でも、少しでも気になることがあるなら、やはり歯科医師に相談していただきたいですね。何か具体的な診療が目的でなくても構いません。遠慮せず、構えず、気軽に相談のためだけでも来ていただければうれしいです。特に、当院は長くこの地域に根づき、地域の患者さんたちに支えられてきました。その恩返しのためにも、皆さんのお口の健康を守り、何歳になっても自分の歯で食事ができる健康的な生活を送ってほしいと願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/45万円程度 ※個人差があるため、詳しくはクリニックにお問い合わせください

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