高橋 奈津子 院長の独自取材記事
なつデンタルクリニック
(西東京市/田無駅)
最終更新日:2025/03/12

西東京市で育った高橋奈津子院長は、2010年に五日市街道沿いのロケーションに「なつデンタルクリニック」を開業した。口腔内スキャナーや電動麻酔など設備面での拡充を続けながら、2022年にはインテリアや内装を一新。緑が多く開放的な同エリアで、患者がリラックスして治療を受けられる環境づくりに専念している。高校時代から歯科医師をめざしていた高橋院長は、東北大学歯学部を卒業後、東京医科歯科大学(現・東京科学大学)補綴科を終了し、東京都および埼玉県内の歯科医院勤務を経て同院を開業した。現在に至るまで家族のような診療を心がけ、乳児から90歳代の高齢者まで幅広く治療に対応している。高橋院長に診療にかける思いについて聞いた。
(取材日2025年2月6日)
0歳から90代まで多様な年代の患者が来院
大きな窓が特徴的で温かな雰囲気の院内ですね。自宅にいる気分になります。

ありがとうございます。いわゆる医療機関的なイメージではなく、リラックスして治療を受けられる空間づくりをめざしているのでうれしいです。2022年ごろに、知人の建築士に相談して院内を全体的にリフォームしました。大きな窓からは、光がよく差し込んで雰囲気が明るくなって気に入っています。目の前にある五日市街道は、小平から武蔵野まで中央分離帯側の歩道が並木道になっていて緑が多く開放的です。開業する際、明るくてくつろげるクリニックにしたくてこの場所を選びました。リフォーム後は、さらにそのイメージに近づいた手応えがあります。
来院される患者さんの年齢層について教えていただけますか。
歯が生えはじめたお子さんや西東京市で行われている1歳半健診をきっかけに受診されるお子さん、学生、会社員、高齢者まで幅広く通われています。地元以外にも、小平市、三鷹市などの地域から来院される患者さんもいらっしゃいます。子どもの治療が得意ですし、女性の歯科医師だとお子さんも安心してくれるからか、ご紹介で足を運んでくださるご家族も多いです。近隣に高齢者住宅がオープンしたこともあり、年配の方が割合としては少し増えました。また小さい頃から通われていた患者さんが結婚して、そのお子さんを診療するケースも増えています。幼い頃から通ってくれている患者さんたちのお子さんに会えると、とてもうれしい気持ちになります。また当院では開業当初から予防にも力を入れてきましたが、近年では予防意識が高い患者さんが増えていて、年代問わずご来院いただいています。
お子さんの治療がお得意なんですね。

はい。もともと子どもが好きだったこともあり、開業からこれまで子どもの治療には力を入れてきました。診療方針としては、ご家族と相談・協力しながらしっかり治療することを基本に据えています。急いで治療を進めないといけない場合を除いて「今日は歯磨きをしてみようか」「次回は椅子を倒してみようね」など、少しずつ歯科治療に慣れてもらう工夫をしています。
高齢の患者さんについてはいかがでしょうか。
学生の頃から義歯について学んできた私はこの分野に関心が強く、入れ歯の患者さんとはしっかりとコミュニケーションを取っています。また最近はホワイトニングを希望されるご高齢の方も増えています。年を重ねると、どうしても歯は黄ばみがち。汚れたり、老けて見えるのを気にされる方が多いようです。会話を重ねるとその気持ちが強く伝わってきますので、悩みに寄り添うよう努めています。表情が明るくなるのを見ていると、とてもやりがいを感じます。
笑顔で迎え笑顔で終われる歯科医院をめざす
診療方針や心がけていることを教えてください。

私自身が特に心がけているのは、歯科医療の技術の進歩や新しい情報を常に勉強することですね。また笑顔でお迎えして笑顔で終わることができる歯科医院にしたいという方針があり、時間の許す限り治療以外の会話やコミュニケーションを重ね、リラックスしてもらうことを心がけています。患者さんからスタッフに話しかけていただくことも多く、打ち解けやすく、情報共有しやすい雰囲気があると考えています。
スタッフ数や設備など診療体制についても教えてください。
当院では、私と矯正専門の歯科医師、歯科衛生士、歯科助手を合わせて合計8人のスタッフで対応しています。設備面では口腔内スキャナーを取り入れているので、従来の型採りが苦手な患者さんもご安心ください。保険範囲内では対応が難しいこともありますが、患者さんの負担にならない方法を考えていきますので、相談していただきたいですね。また麻酔時の痛みを軽減するため、電動麻酔も導入しました。なお当院は駅から距離があるのですが、患者さんが来院しやすいように駐車場を5台分用意しています。
患者さんとの印象的なご経験やエピソードを教えてください。

最近では、ある年配の女性患者さんからうれしいお言葉をいただきました。もともと神戸市にお住まいのその女性は、体調を悪くして都内の娘さんの家に滞在しているタイミングで当院を見つけてくださいました。ご自宅に戻られる前に「神戸にもこんな歯医者さんがあったらねえ」というお言葉を頂いたんです。当院を気に入っていただいたことがとてもうれしかったですね。小さい頃から通ってくれているお子さんが、高校生や社会人になり、いろいろな会話をするようになったことも楽しいです。友達や恋人の話題で盛り上がることもありますし、就職や将来の話をすることもしばしばです。中には反抗期でご家庭ではあまり話さないお子さんも治療がきっかけでお話しすることもあるなど、治療以外のコミュニケーションはとても大事だと再認識しながら、親戚に接する感覚で楽しく話を伺っています。
子どもから高齢者まで家族と接するような気持ちで
歯科医師を志したきっかけを教えていただけますか。

私は子どもの頃から手芸や絵を描くことなど手作業が大好きで、いずれ技術職に就きたいと思っていました。また人との会話も好きで、その両方を満たせる教師になりたいと思って勉強していました。転機となったのは、高校時代に通っていた歯科医院の先生との出会いです。先生はおしゃべりを楽しみながら治療される方で、私も歯科医師になれば自分の好きなことができると思ったのです。その日から、いつか自分のクリニックを開業するという目標を持つようになり、歯学部に進学後には開業への思いがますます強くなりました。また大きな病院ではなく、家族で通える地域密着型のクリニックという明確な目標を抱くようになりました。そして東北大学時代は義歯が患者さんの顔立ちにも影響することに興味を持ち、卒業後に東京医科歯科大学(現・東京科学大学)補綴科に入局して臨床を学ぶことにしました。
人生に転機をくれた先生との出会いがあったのですね。
はい。私が歯科医師になるきっかけをくださった先生とは、つながりが続いています。大学に通っていた頃は、そこのクリニックでアルバイトをさせてもらいながら多くを学びました。今でもお会いしますし、私にとってロールモデル的な存在であり続けています。
先生はアウトドア派だと聞いています。休日はどのように過ごされますか。

春から秋頃にかけては年に数回、趣味であるキャンプによく行きます。夫、娘、息子の4人で出かけることもありますし、友達を誘う時もあります。個人的に、厳しい自然環境を工夫しながら乗りきる体験から得る刺激がとても好きです。冬シーズンには大好きなスキーに行くことが多いですね。自分たちが遊びに行きたいこともあり、子どもたちには「キャンプやスキーができる長野県の大学に行ってほしい」とせがんでいるくらいなんです。
最後に読者へのメッセージをお願いします。
当院では虫歯や歯周病の治療を通じて大事な歯をなるべく残して、患者さんご自身の歯で食事を楽しんでいただくための手助けをしたいと考えています。何年も継続して通っていただている患者さんや、歯のケアに前向きに努力いただいている患者さんと接するたびに、とてもありがたい気持ちになります。また当院には小さいお子さんも多く来院されます。0~2歳児の親御さんの中には、子どもが騒いだり、泣いたりすることが心配で、歯科医院に足を運びにくいと感じていらっしゃる方も少なくありません。当院では子どもは泣いて当たり前だと考えています。子どもがいるスタッフも多く対応にも慣れています。相談や雑談ベースでも構いません。家族になった気持ちで治療していますので、ぜひ気軽に足を運んでください。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯列矯正/小児矯正:38万5000円~、ホワイトニング/ホームホワイトニング:2万5000円程度、オフィスホワイトニング:3万5000円程度