全国のドクター14,125人の想いを取材
クリニック・病院 156,472件の情報を掲載(2025年12月18日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 加古川市
  4. 加古川駅
  5. 加古川ともながクリニック
  6. 友永 達也 院長

友永 達也 院長の独自取材記事

加古川ともながクリニック

(加古川市/加古川駅)

最終更新日:2025/12/15

友永達也院長 加古川ともながクリニック main

加古川駅から徒歩4分のビルの4階にある「加古川ともながクリニック」。院内はまるで南国リゾートのような、トロピカルな雰囲気が広がっている。院長を務めるのは、感染症研究の専門家である友永達也院長。「患者さんに来ていただいている」という謙虚な気持ちを大切にしている、心優しい医師だ。待ち時間を少しでも楽しんでもらいたいという思いから、車の模型を飾るなど、患者を飽きさせない工夫に力を注ぐ。そんな同院では働き盛りの世代を中心に、全身疾患の窓口として幅広い診療を展開。友永院長は英語対応が可能なので、外国人患者も積極的に受け入れるそう。さらに睡眠時無呼吸症候群の診療にも尽力している。インタビューでは、地域に貢献しようと努める友永院長に診療への思いを聞いた。

(取材日2025年11月4日)

待ち時間が苦にならないよう工夫を凝らしたクリニック

まずは、開業の際にこだわった点をお聞かせください。

友永達也院長 加古川ともながクリニック1

待ち時間が苦痛にならないクリニックをつくろうとこだわりました。医療施設の待ち時間を苦痛に感じる方は多いと思いますが、その状況を変えたいと思ったのです。私がこう考えるようになった根底には、患者さんに対する「来ていただき、診療費をご負担いただいているのに申し訳ない」という気持ちがあります。体調が悪いときは本来なら家で休みたいところを、わざわざ当院に足を運び、診療費までお支払いいただいて……ありがたいと同時に、申し訳なく感じています。だからこそ、費用以上の価値を感じ、気持ち良く帰っていただけるクリニックをめざしました。

確かに、待ち時間が楽しくなりそうな内装ですね。

ありがとうございます。トロピカルな樹木がプリントされた壁紙や天井一面に描かれた空は、待合室を明るく開放的な雰囲気にしようと選びました。一番こだわったのは、院内で飼育している亀や魚と、壁一面に飾ってある車の模型、そして映画のキャラクター型スピーカーです。このスピーカーはただの飾りではなく、患者さんをお呼び出しするスピーカーなんですよ。こうした内装へのこだわりは、患者さんに楽しく過ごしていただくことを目的に始めたのと同時に、すべて私の趣味でもあるんです(笑)。趣味を発信することで、患者さんが診察室に入るとすぐに、「これ先生の趣味ですか?」と会話が始まり、親しみやすくしゃべりやすくなるのではと思ったのです。いろんなものを院内に置き、どんな患者さんでも何かしらの共通の話題が見つかるようにしています。

若い世代の患者さんが多いと聞きました。

友永達也院長 加古川ともながクリニック2

当院はあえて看板を出さず、インターネットでしか見つけられないようにしました。問診表や予約も、スマートフォンで打ち込むようにしてありますので、結果としてデジタルツールを使いこなせる若い世代や働き世代が患者層の中心になったのでしょう。そのことから、睡眠時無呼吸症候群を診る機会が増えたと感じています。また、健康診断で要検査といわれたものの、どの科へ行けばいいか悩んだ末に当院へ相談に来られる方も多いですね。当院は専門的な診療科ではなく、大きく内科とだけ標榜し、「何かあればとりあえず行く場所」にしてあります。自分が何科に行けばいいかわからない患者さんに対して、適切な方向に導く窓口になれたらと考えてのことです。さらに滞在時間が短く済むクリニックにするために予約制を採用し、30分以上は待たずに済むように心がけています。この効率的な診療体制も、忙しい働く世代の方に支持されている理由ではないでしょうか。

勤務医時代の経験を生かして専門的な診療も提供

睡眠時無呼吸症候群の診療について教えてください。

友永達也院長 加古川ともながクリニック3

先ほどお話ししたとおり、ニーズの高さを感じて、専門として掲げてはいないのですが睡眠時無呼吸症候群の診療に注力しています。昼間も眠たくなって生活に支障が出ている方や、健康診断で再検査だと連絡があったという運転をよくされる方、家族から寝ている時に息が止まっていると指摘された方などが相談に来られていますね。他にも、体重変化をきっかけに発症に気がつく方もいます。当院では患者さんの負担を少しでも減らせるようにと、治療用機器であるCPAPの貸与など、なるべく保険診療で提案させていただいていますので、頼りにしていただけましたら幸いです。

全身疾患にも幅広く対応されているそうですね。

リウマチや自己免疫疾患、膠原病などの全身疾患も診ていますね。リウマチや膠原病の診療に多く携わっていた、勤務医時代の経験を生かしながら対応しています。全身疾患の多くは一つの臓器だけで完結しないことから、原因がわからないケースが少なくありません。このとき、つい原因追求にばかり尽力しそうになりますが、患者さんは原因がわからなくて困っているのではなく、つらい症状を改善したいと思われているでしょう。ですから当院では、痛み止めの薬を処方するなどの対症療法から始めて、患者さんの状態や希望に合わせてさまざまな治療の選択肢を提案しています。また、体型改善の相談にも応じていますね。生活習慣に問題があるかの確認に加えて、糖尿病や甲状腺機能低下症、睡眠時無呼吸症候群など、太ってしまう原因がないかを調べた上で、適切な指導につなげています。

友永院長は感染症の研究もされていたとお伺いしました。

友永達也院長 加古川ともながクリニック4

ええ。神戸大学大学院で、感染症の基礎研究に従事していました。研究内容が寄生虫という特殊な分野だったもので、日本中から寄生虫に関する連絡が来ていましたね。また、海外から来た人の感染症の相談も受けていました。この時の経験から私は英語での診療がスムーズにできるので、当院には外国人患者さんも多く来られているのです。他にも、海外から帰ってきてタイミングで熱が出たというケースにも対応することがあります。患者さんの地域層でいうならば、オンライン診療も導入しているので、北海道から沖縄まで、全国の患者さんを診ています。

地域に根づいた誰もが相談できる医療の窓口をめざして

患者さんを診る上で大切にしている診療姿勢を教えてください。

友永達也院長 加古川ともながクリニック5

医者としてのプライドを高く持ち過ぎないことが、私のスタンスです。1人の医師で診療の完結をめざすのは、患者さんの不利益になると考えています。当院は患者さんの不利益になるようなことはしないと心がけていますので、必要があると判断したらすぐに、加古川中央市民病院をはじめとする医療施設に紹介しているのです。勤務医時代に、重篤な患者さんもたくさん診てきましたので、適切な判断ができると自負しています。また、気軽に何でも相談できる「医療の窓口」でありたいとも思っていますね。

地域貢献活動にも積極的だそうですね。どのような活動をされていますか?

地域のお祭りの運営をサポートしたり、講演活動を実施したり、町おこしのお手伝いをさせていただいています。医療を通してだけでなく、地域のためにできることは何でも積極的に参加したいと思っているんです。力仕事や子ども向けのイベントなども参加させていただいていますね。そうして人と人とのつながりを広げていき、さらに地域の健康を支え続けていけたら幸いです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

友永達也院長 加古川ともながクリニック6

何か気になることがあれば、ぜひ一度来ていただければと思います。予約していただいたほうがスムーズにご案内できますが、ご予約がなくても対応していますのでご安心ください。医療の窓口として幅広い領域を診ている中でも、特に睡眠時無呼吸症候群は豊富な診療経験を持っていますので、ぜひ頼りにしていただけたらと思います。また、何科に行けばいいか悩んだ際も、とりあえず当院へ相談に来てください。患者さんの状態や希望をもとに、適切な方向に導かせていただきます。

Access