近藤 公男 院長、近藤 幸子 副院長の独自取材記事
こんどう歯科クリニック
(松山市/福音寺駅)
最終更新日:2021/10/12

松山市立拓南中学校の150mほど東、伊予鉄バスの枝松停留所からすぐの場所に「こんどう歯科クリニック」はある。入り口に、2人の歯科医師が並ぶイラストがデザインされた丸い看板がかかっている。イラストに描かれているのは、院長の近藤公男先生と、妻で副院長の近藤幸子先生。近藤院長が一般歯科・小児歯科の診療を行い、幸子副院長は矯正歯科の診療にあたっている。インタビューでは、2人がめざしている「患者さんにとって優しい治療」を実現するための診療ポリシーや、クリニックの特色を聞いた。3人の子どもと過ごす休日のことや、夫妻共通で楽しんでいる趣味についても終始にこやかに、穏やかな口調で話してくれる2人の姿から、仲の良さと、温かな人柄が伝わってきた。
(取材日2019年6月26日)
それぞれの専門分野で患者にとって優しい治療の提供を
お二人は専門分野が違うそうですが、それはクリニックの強みですね。

【近藤院長】私は大学卒業後に福岡の一般歯科・小児歯科や今治市・松山市の歯科医院に勤務し、一般歯科、小児歯科、訪問診療、審美歯科、インプラント治療の経験を積みました。妻が矯正歯科専門なので、分野の異なる2人が診療にあたることで、幅広い治療に対応できていると思います。
【幸子副院長】私が矯正歯科の診療をしているのは、今のところ木曜日です。お子さんから大人の方までの矯正治療を行っていますが、現在治療に来られているのはお子さんが多いですね。患者さんの中には、矯正治療の前に一般歯科の治療が必要な方もおられますので、そういう場合は通常一般歯科のクリニックに移って治療をしてから矯正歯科に戻ってくるという流れになるのですが、当院の場合はその場で院長に診てもらい、一般歯科の治療と併せた治療計画を患者さんにご提案できます。そんなふうに連携を取りながらスピーディーに治療できるところが当院の特徴ですね。
クリニックのコンセプトなどがありましたら教えてください。
【近藤院長】コンセプトというか、クリニックの方向性については、患者さんに寄り添い、優しい治療でお口の悩みに応える地域の方々の「ホームドクター」をめざしたいね、と2人で話し合いました。この方向性については、スタッフとも共有しています。
【幸子副院長】治療が完了したら、「はい、終わりましたよ」ではなく、メンテナンスなどを通してお口の健康をずっと守っていきたいというのが、私たちの考えです。地域の方々に信頼され、長いお付き合いをしていただけるような歯科クリニックにしたい、と開院前に話していました。今もその思いは変わっていません。
「優しい治療」についてのお考えと具体的な方法を教えてください。

【近藤院長】患者さんが感じる治療の痛みをできる限り抑えたいと考えています。そのために心がけているのは、麻酔を丁寧にすることと、患者さんにこまめな声がけをすること。それと、不安を和らげる雰囲気づくりです。周りの音が気になる方には個室も設けています。リラックスした状態で治療を受けていただけるよう笑気吸入鎮静装置も備えています。
【幸子副院長】院長の患者さんへの声がけは優しいですよ。患者さんへの接し方を見てそう感じていますし、患者さんからもそんな声をお聞きしました。優しい治療を実現するために最も大事にしているのは、患者さんとのコミュニケーションですね。何げない会話を通して安心感を覚えてもらえるようにしたいと思っています。設備でいえば、歯科独特のにおいが苦手な方がおられるので、アロマを導入しています。リラックス効果がある香りや爽やかな気持ちになれる香りなど、季節や空間で香りを変えています。
患者の要望に応じた治療計画を提案
一般歯科・小児歯科の診療方針についてお聞かせください。

【近藤院長】患者さんの立場に立って、患者さんが求めていることを見極め、それに基づいて立てた治療計画をご提案させていただきます。こちら側からの押しつけではなく、患者さんにご納得いただいた治療をコツコツ丁寧にやっていくというのが、私の方針です。治療については、残せそうな歯はできるだけ残して使うことをご提案しています。例えば差し歯にできない場合でも、義歯を支える土台に使うというようにです。治療期間が長くなる場合がありますので、そういった点はきちんとご説明し、患者さんが「歯を残したい」ということであれば、残す方法で進めていきます。
矯正治療の患者さんはお子さんが多いそうですが、どのような治療をしているのですか?
【幸子副院長】お子さんの場合は成長を利用した治療を行っています。最も多く用いているのは、「拡大装置」と呼ばれる顎の骨を広げていくための装置による治療です。お口の状態を診て、治療を開始するタイミングもご提案させていただきます。「もうちょっと歯が生え変わってからにしましょう」ということもあるんですよ。舌の癖が歯並びや噛み合わせを悪くする要因になっていることもあるので、そういう場合は舌の癖を治すための「筋機能訓練」の指導を行います。患者さんそれぞれで、治療のゴールをどこに設定するかは違いますし、私が目標とするところと、患者さんの思いが一緒だとは限りません。「ここだけ治ればいい」と思っておられる方もいれば、「長期間になっても、全部の歯をきれいに並べたい」という方もおられるので、しっかりコミュニケーションをとって、同じゴールをめざせるように、相談しながら進めていくようにしています。
訪問歯科診療もされているそうですね。

【近藤院長】高齢の患者さんの中に通院が難しくなってきた方がおられて、その方からのご要望で始めました。現在は3箇所の高齢者施設に加え、個人のお宅へも訪問診療に行っています。お口の悩みがあるのに通院ができないという方は、一度ご相談ください。虫歯や歯周病の治療をはじめ、入れ歯の不具合や口腔ケアにも対応いたします。
患者と長く付き合っていくクリニックをめざす
3人のお子さんたちとは、どんなふうに過ごしておられますか?

【近藤院長】普段の育児は、妻に任せっきりなところがあります。その分、休日には公園やキャンプ、釣りなど、一緒にいろんなことを楽しむようにしています。松山市内や近隣の市の公園巡りはよくします。釣りに行くのは、もっぱら海がきれいな南予方面ですね。最近は長女と長男が自転車に乗るのが好きになり、サイクリングに行ったりもしてます。家族でのアウトドアは、子どものためにというか、自分の楽しみでもあるんですよ。子どもたちとではありませんが、最近、妻とテニスをするようになりました。これも楽しみです。
【幸子副院長】子どもたちを外遊びに連れて行ってくれるので助かっています。テニスをしたのは10年ぶりぐらいだったんですよ、私。2人とも大学時代はテニス部だったんですけど、随分していなかったので、なかなか思うようにはできませんでした。健康のために続けたいな、と思っています。
今後の目標を教えてください。
【近藤院長】開院して今年で7年目になります。患者さんとのお付き合いをもっともっと長く続けられるよう、これからも会話を大切にしながら、一人ひとりの患者さんのご要望に沿う治療に努めていきます。
【幸子副院長】矯正治療が終わっても、メンテナンスなどに長く通っていただけるように、患者さんに信頼される身近なクリニックでありたいと思っています。お口の健康を守るお手伝いをしながら、患者さんの成長を見守っていきたいですね。
では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

【幸子副院長】歯並びが良くなると、笑ったときの印象が変わります。笑顔が変わると、気持ちも変わります。自信がついて、そして、笑顔がさらに良くなっていくんです。「良い笑顔」をつくっていけるようにお手伝いをしていきますので、歯並びや噛み合せで気になることがあれば、一度ご相談ください。毎週土曜には、院内キッズスペースで保育士がお子さんをお預かりする無料託児サービスも行っていますので、治療を受けたいけどお子さんを預かってもらう所がないという方は、ご利用ください。
【近藤院長】お口の悩みについては、どんな些細なことでもご相談ください。治療やアドバイスなどいろいろな方法で、お悩みを解消するお手伝いができると思います。私たちへの要望や気になることなども、気兼ねなくどんどん言っていただければと思います。一緒にお口の健康を守っていきましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正I期治療(拡大床矯正)/20万円
※詳細についてはお問合せください