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医師と理学療法士の連携により
受傷から機能回復まで徹底サポート

金谷整形外科クリニック

(安芸郡海田町/海田市駅)

最終更新日:2024/04/30

金谷整形外科クリニック 医師と理学療法士の連携により 受傷から機能回復まで徹底サポート 金谷整形外科クリニック 医師と理学療法士の連携により 受傷から機能回復まで徹底サポート
  • 保険診療

スポーツにケガはつき物だが、子どもの場合、心にもダメージを与えかねない。部活動中のケガでは大切な試合に出られなくなるのではないか、競技を続けられなくなるのではないかという子どもの不安に寄り添った治療やリハビリテーションが求められる。また高齢者の場合、長年使ってきた膝や腰の変形により痛みが生じ、活動性が低下して生活に影響を及ぼすことも。活動性を維持するには適切なリハビリが重要だ。「金谷整形外科クリニック」の金谷篤院長は幅広い世代の診療に携わってきた整形外科のスペシャリスト。10人の理学療法士と連携し、個々に合った治療とリハビリを提供する。今回は、金谷院長と同院理学療法士の田中圭司さんに子どものスポーツ外傷から高齢者の身体機能回復まで、治療やリハビリの進め方、心がけていることについて話を聞いた。

(取材日2024年3月29日)

より精度の高い診断、患者の希望に沿った治療・リハビリで心身の回復をサポートする

Qどのような症状で相談に来られる方が多いですか?
A
金谷整形外科クリニック ワンフロアを広々と使用したリハビリテーションルーム

▲ワンフロアを広々と使用したリハビリテーションルーム

【金谷院長】小学生から中学生、高校生では部活動によるケガ、80歳前後の高齢者では膝や腰の骨の変形による痛みで来院される方が多いですね。お子さんが目立つのは近くに中学校や高校があるためでしょう。成長期に発生しやすいのは、剥離骨折や付着部炎など成長軟骨の近くの障害です。骨の成長のもととなる成長軟骨はほかの骨と比べて強度が劣るため、周囲の筋肉の影響で剥離骨折を起こすことがあります。また、スポーツなどで成長期は筋肉が硬くなりやすく、膝や踵などの筋肉が骨に付着している部分で炎症が起こりやすくなります。高齢者では、体力の低下や膝、腰などの痛みによって活動性が落ちてしまい、日常生活に支障をきたす方もいます。

Qスポーツによるケガの治療方針はどのように決めるのでしょうか?
A
金谷整形外科クリニック 患者一人ひとりに合ったリハビリの提供にも熱心に取り組んでいる

▲患者一人ひとりに合ったリハビリの提供にも熱心に取り組んでいる

【金谷院長】まずは必要な検査を行い、競技を中止すべきか、競技を続けながら治療できるかを判断します。中止すべきと判断すれば本人や家族にその旨を説明し、具体的な治療計画を提示しています。ただし、その際には近々何かイベントがあるか、あるとしたらそれは出なければ一生後悔するような重要なイベントか確認します。例えば高校生活最後の大会を控えていれば、リスクもあることをご理解いただいた上で、疾患によっては、大会に参加できるように可能な限りサポートを行うこともあります。一方、今後の競技生活を考えて今回は出場を断念するという選択も。個々の患者さんの事情や考え方を丁寧に聞きながら治療方針を立てていきます。

Qスポーツ外傷ではリハビリはどのような位置づけになりますか?
A
金谷整形外科クリニック 患者それぞれの目標とするゴールに向けてリハビリを行う

▲患者それぞれの目標とするゴールに向けてリハビリを行う

【田中さん】スポーツ外傷の治療におけるリハビリの目的は身体機能の回復です。ケガをしたときの状況を把握した上で、再発予防を考慮しつつ関節や筋肉を適切に動かしていき、次の段階ではトレーニングによりケガをしにくい体づくりに取り組むという流れで行います。医師が競技を中止すべきと判断した場合にはそれに沿ってプログラムを考えますが、競技を続けながらリハビリを進めていく場合にはトレーニングによる体づくりがメインになります。「ここを鍛えればこうなるよ」と先のビジョンを具体的に説明し、今するべきことに前向きに取り組んでもらえるようサポートします。

Qご高齢の方のリハビリはどのように進められるのでしょうか?
A
金谷整形外科クリニック 同院理学療法士の田中圭司さん

▲同院理学療法士の田中圭司さん

【田中さん】膝や腰の痛みなど慢性的な症状を抱える方が多いため、機能性の回復とともに活動性の維持をめざすリハビリを中心に行います。基本的には日常生活動作でお困りの部分の改善を目標にリハビリを進めますが、注射や装具による治療なども含め状態に合わせて選択します。リハビリは一時的に行うだけで改善する例は少ないため、週2~3回、5~6ヵ月程度通院しながら自宅でもリハビリを継続。その後、様子を見て通院は終了して自宅でのリハビリを続け、症状が再発すれば通院リハビリを再開します。自宅でのリハビリについては患者さんの状態に応じて理学療法士が指導しています。

Qリハビリで患者さんに接する際、どんなことを心がけていますか?
A
金谷整形外科クリニック 複数の理学療法士と連携し、個々に合った治療とリハビリを提供

▲複数の理学療法士と連携し、個々に合った治療とリハビリを提供

【田中さん】来て良かったと思っていただけるよう、親身になって接することを心がけています。また、リハビリでめざす方向性にずれが生じないよう、患者さんと共通認識を持っておくことも大切です。当院では、診療情報は電子カルテに詳細に記載して医師と理学療法士が共有。また、スポーツ外傷で、通常は試合への出場が困難でも患者さんの強い希望により出られる状態をめざす場合には、医師から担当の理学療法士に具体的に事情を伝え方向性を確認します。何よりも重要なのは、治療やリハビリを通して患者さんに元気を取り戻していただくこと。世間話からその方の生活習慣や趣味などを把握し、リハビリのプランニングに反映させることもあります。

ドクターからのメッセージ

金谷 篤院長

当院では整形外科領域の診断に欠かせない医療機器を取りそろえ、適切な検査に基づいて総合的に症状を判断。その上で医師と理学療法士が連携し、個々の要望に応じて治療やリハビリの方針を立てて患者さんの回復をサポートしています。リハビリを進める中で新たに判明したことがあれば、理学療法士から医師にフィードバックしてもらい治療に生かしています。リハビリは通院時だけでなくご自宅でも毎日続けることが大切です。当院には女性を含む10人の理学療法士が在籍し、互いに情報共有しながら患者さんをバックアップ。自宅でのリハビリについてもアドバイスしています。私たちと一緒にケガの回復、日常的な活動性の維持をめざしましょう。

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