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渡邊 真也 院長の独自取材記事

新宿ストレスクリニック 品川本院

(港区/品川駅)

最終更新日:2021/01/15

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品川駅港南口から歩いて約3分という便利な立地にあるのが「新宿ストレスクリニック 品川本院」だ。もともと西新宿にあったが2020年9月から品川に移転し、品川本院としてスタートしている。同クリニックは主にうつ病やストレスに関連する心身の疾患を診療。統括院長と同院院長を兼任しているのが渡邊真也先生だ。渡邊院長は「まず患者さんに信用してもらうことが一番重要。患者さんのことを理解している、共感しているということをご本人に伝えることも大切ですね」とにこやかに話す。そんな渡邊院長のもとには全国各地から患者が訪れているという。渡邊院長に精神科医療への思いや患者への向き合い方などについて話を聞いた。
(取材日2020年11月12日)

新宿から品川駅港南口に移転してリスタート

この9月に移転なさったそうですね。移転にあたりどんな点に留意なさったのでしょう。

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ここは品川駅から近いですから、お勤めの方などは通院しやすくなったのではないかと思います。内装についてはデザイナーに依頼し、プライバシーに配慮した落ち着いた空間となるようにしました。特に心療内科では深い話まで聞かなくてはなりませんので、周りを気にすることなく自由に話せるような場にしています。一般的に心療内科のクリニックでは個室を2~3室用意していることが多いですが、当クリニックは8室用意して、そこでゆっくりとお話を聞いています。

こちらにはどのような患者さんが受診なさっているのでしょうか。

新宿では学生さんなど比較的若い世代の人が多かったのですが、ここでは少し年齢層が上がった印象です。やはり品川という場所柄でしょうか、サラリーマンが多く受診されています。真剣に悩んでいるケースが多く、それだけわれわれとしてもやりがいを感じています。最近ではテレワークによる心身の不調を訴える方も増えています。テレワークが自分に合わないと感じていたり、一日中ずっと家にこもって仕事をしているうちに生活のリズムが狂って、昼夜逆転してしまったり。また、家は本来安らぎの空間であるはずなのに仕事をすることで家で全然休めなくなった。それがストレスになってうつにつながる人もいます。もちろんテレワークが合っているという人もいるでしょう。また、感染症になるのではという不安や恐怖感からうつ症状になるなど、いろいろな影響が出ていますね。

そんな状態にならないためにはどんなことに注意すればよいのでしょう。

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やはり自分に合ったストレスの発散方法を見つけることでしょうか。人とのつながりを感じることも大切ですね。直接会えない状況もあると思いますが、電話で話したりメールのやり取りをしたりするなど、自分は一人ではないんだ、人とつながっているんだということを実感できれば心が軽くなると思います。運動もうつ症状の改善のために役立つと考えられていますので、ウォーキングなど日常生活の中で行いやすい運動をするとよいでしょう。

患者に信用してもらうことが治療の第一歩

普段診療の際はどんなことを大切にしていますか。

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患者さんに信用してもらうこと、それが100%です。患者さんは信用している医師の言うことはきちんと聞いてくれるんですよね。これは駄目ですよと言っても、信用していない医師だったら何も聞かないでしょう。信用してもらうためには正確な知識があることは大前提ですが、その上で「あなたのことはよく理解しているよ」ということを相手に伝えることが大切ですね。こちらが患者さんのことを理解していても、患者さん側がそのことをわからないと信用は生まれないと思います。第一印象も大切ですね。患者さんが初めて診察室に入ってきた時に嫌な印象を抱くようでは良い医療につながりません。初診の診察時間は30分くらいですが、マイナスからスタートしたらなかなか挽回できないですから。もし患者さんが悪い印象を抱いて治療を受けなかったら症状が悪化し、結局は患者さんの不利益になってしまいます。

受付のスタッフさんたちもとても良い雰囲気でした。

スタッフとは毎朝申し送りのミーティングをしていますが、みんなとても良い雰囲気の中働いていると思います。スタッフに話すときも優しく接しています。いくら患者さんに優しく接しても、裏でスタッフにきつくあたっていたら印象も雰囲気も悪くなります。患者さんはそのあたりをよく見ていて、とても敏感です。特に精神科ではその点は重要なのかなと考えています。精神科にはいろいろな患者さんが来られますが、スタッフにはどんな場合でも落ち着くようにと指導しています。時には患者さんが感情的になったとしても、落ち着いて話せばおさまることも多いのですね。落ち着いて話せばわかってもらえます。プロ意識の高い医療者になることが大切だとよく話しております。

その言葉だけでも何か勇気づけられますね。先生の人間力がうかがえる気がします。

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私の性格かもしれませんね。精神科にはいろいろな精神状態の患者さんが来られますが、それを怖いと思う気持ちが1ミリでもあったならつらい仕事だと思います。私の場合はそれがゼロで、まったく大丈夫なのです。イライラしていたり精神が荒れていたりする人でも、穏やかに話すと相手も落ち着いてくるものです。やはり人間と人間ですから話せばお互い理解し合えるんですよね。

薬に依存せずできるだけ早い社会復帰をめざす

先生はなぜ医師をめざされたのでしょうか。精神科を専門になさった理由もお聞かせください。

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もともと名古屋大学の農学部にいたのですが、医療を通じて人の役に立ちたいという思いから、大学1年の時に再受験して大分大学医学部に進学しました。卒業後、松阪市民病院で各診療科を回る研修を受けたのですが、その病院には精神科がなかったため、他の病院で研修を受けた際、そこの先生に声をかけていただいたのが一つのきっかけです。内科や外科などと比べると精神科の診察が自分の性格に合っていたということが大きいかもしれません。大学を再受験した経験は、今の診療にとても活かされていると思います。学生さんで将来の進路に悩んだり、自分の夢について葛藤を抱いたりして相談に来る人も多いですが、自身の経験を踏まえてアドバイスしています。

ところでプライベートはどのようにお過ごしですか。

子どもと一緒に過ごすことが多いですね。いろいろとおねだりをされることが多くて、つい先日も大ブームを巻き起こしているアニメ本を全巻買わされました(笑)。娘には人気の人形を探してプレゼントしました。実は自宅は三重県にあり、今は頻繁には帰れないんですけれど。よく患者さんから院長の通勤のために品川に移転したのでは、と言われることも多いのですが、移転はあくまでも法人の意向ですから誤解しないでくださいね(笑)。

では最後に今後の展望とメッセージをお願いいたします。

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うつ病は治療にかかる期間が長く社会復帰が難しい傾向にありますが、薬に依存せずなるべく早く社会復帰できるようスタッフ一同サポートしていきたいと思います。そして患者さんに明るい未来が来るよう、みんなが安心して暮らせる国になるようさらに広く医療貢献していきたいですね。ストレス症状で悩んでいる人やうつ病の治療で悩んでいる人はどうぞお気軽に相談に来てください。

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