整形外科に訪れた患者の脳外科疾患や内科疾患などの兆候を見逃さないよう心がけ、MRI即日検査も実施

Qこちらのクリニックの整形外科診療について教えてください。

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▲同院の整形外科診療について話す青木理事長

整形外科では整形外科領域の疾患・症状すべてに対応しています。一番多いのが椎間板ヘルニアなどの腰痛ですね。その他、外傷や頸部ヘルニア、膝関節痛、肩関節周辺の痛みなどの慢性的な症状でお悩みの方でいらっしゃる方もいます。当院ではMRIやCTといった検査設備に加えて手術室もあるため、診断と治療を迅速に行うことが可能です。また、患者さんがより良い治療を受けられるよう、高い専門性が求められる症例の場合は信頼の置ける施設のご紹介もしています。将来的には院内で人工関節置換術、経皮的椎体形成術などの難しい手術にも対応できるようにしていきたいです。足の痛み、膝、脊柱に特化した外来の拡張と進化も視野に入れています。

QMRI即日検査も行っていると伺いました。

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▲MRIでの即日検査や、MRI画像を用いた認知症検査も可能

整形外科だけではなく泌尿器科、脳神経外科でも共同で使用できるのは大きなメリットですね。泌尿器科では前立腺がんや腎盂腎炎、脳神経外科では脳梗塞などの脳疾患の早期発見、早期治療に役立っています。さらに、MRI画像を用いた認知症検査も可能です。ご家族に認知症の疑いがあっても、ご本人が嫌がるなどして精神科の受診が難しいケースもあるでしょう。しかし、整形外科もある当院ならば、片足で立っていただいて「ふらつきが心配なので、念のため頭も調べておきましょう」などと促すことで、患者さんの気持ちを傷つけることなく認知症検査を行えることも望めます。

Q認知症疑いの他、どんな方がMRI検査の対象なのでしょうか。

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▲地域の大規模病院などへの紹介も迅速に行っている同院

例えば、膝が急に動かなくなった人なども対象です。半月板が膝関節の間に挟まるロッキング現象を起こしていないかMRIで確認する必要があるんです。また、エックス線では発見できない骨折もあるので、一度はエックス線検査を受けて骨折ではないと診断されたものの、痛みが続いているという場合はご相談ください。手が動かないなどの麻痺がある時は脳疾患の可能性もあり、脳梗塞ならば抗血栓療法をできるだけ早く始めなくてはいけません。電話を受けた時点で脳疾患の疑いが濃厚であれば、地域の大規模病院を紹介します。紹介先での治療が終わったら、リハビリは当院で行うことが可能です。

Qこちらで実施しているリハビリの特徴について教えてください。

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▲多数の理学療法士が在籍し、患者の悩みに適切なリハビリを提供

幅広い年齢の方の困っている部分に対応できるのが特徴です。脳疾患の後遺症だけではなく、スポーツ障害など、それぞれのお悩みに応じて適切なリハビリを提供しています。ワンフロア以上の規模があり各種機器も一通りそろっていますし、約40人の理学療法士が在籍しているので、どのようなお困り事も相談してください。例えば、スポーツに本格的に取り組んでいるお子さんのケガの治療と予防はもちろん、パフォーマンスを向上させるための体の動かし方などもお伝えしています。近隣の病院から「リハビリをお願いします」と送られてくる患者さんも多いです。

Qどんな症状があったら整形外科を受診すべきでしょうか。

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▲突発的なケガなどに対応できるよう年中無休で診療している

ケガをした時、体のどこかに痛みがある時など、気軽に受診していただければと思います。長引く肩の痛みがあり「五十肩かな」と放置していた患者さんが、実は腱板断裂を起こしていたということもあるので注意してください。また、熱を伴う腰痛が長引いているなど、いわゆるレッドフラッグサインがある場合も、当院ならばただちにMRI検査を実施することが可能です。その結果、がんといった思いもよらない病気の発見につながることもあり得ます。できるだけ早く治療に進めるように病診連携も密に行っているので、気になることは何でも相談してください。