生活習慣へのアプローチを通じて
口と歯の健康を未来まで守る
オカダデンタルオフィス
(宇都宮市/鶴田駅)
最終更新日:2026/01/08
- 保険診療
歯が痛くて治療を受ける際、多くの人が「もう二度と虫歯になりたくない」と願うことだろう。ただ、歯科医院で「なぜ虫歯になってしまったのか」「どうすれば二度と虫歯にならなくて済むのか」まで教えてもらったという人は、どれぐらいいるだろうか。2012年の開業以来、予防歯科を重視して地域の人々の健康を守り続けてきた「オカダデンタルオフィス」は、これらの問いに真正面から答えてくれる歯科医院だ。院長を務める岡田淳先生は、現在起きているトラブルの解決はもちろん、将来的に価値ある治療を実践してきた。今回は、未来を見据えた予防を行っていく上でとても重要なポイントになる、生活習慣と口腔内のつながりについて尋ねた。
(取材日2025年12月19日)
目次
丁寧なコミュニケーションを積み重ね、口腔内トラブルの根本原因を取り除くための内科的な治療を
- Q生活習慣と口腔内はどうつながっているのですか?
-
A
▲口腔内の健康を通して全身の健康の改善をめざす
虫歯・歯周病などの歯科疾患は感染症的な要素もありますが、生活習慣病的な要素も強く、その発症や進行には生活習慣が強く関わっていることがわかっています。例えば、糖質の取り方と虫歯に密接な関係があることは、比較的よく知られています。ただ、口の中の出来事に関係するのは、食習慣だけではありません。口腔内で何かトラブルが起きたとき「なぜこの問題が起きたのか?」をたどっていくと、その方の価値観・考え方・生活環境・経済環境などが深く関わっているのです。当院では、未来に同じトラブルを起こさないために、単に口腔内の治療・指導だけでなく、この生活習慣部分へのアプローチも重視した診療を行っています。
- Qどのように治療を進めていくのでしょうか?
-
A
▲一人ひとりの問診にも注力する
「なぜ問題が起きるに至ったのか」を知るために、コミュニケーションを重ねて患者さんと信頼関係を築きながら、少しずつお話を聞いていきます。もちろん、歯が痛いなどで来られる患者さんが求めるものは、今起こっている口腔内トラブルの解消ですから、まずそこはしっかりと対処します。ただそれに加えて、治療やメンテナンスに通ってもらう中で、患者さんの過去・仕事のこと・家庭のこと・考え方などを聞き取り、こちらから質問したりもして「なぜ問題が起こったのか?」の解明に努めます。将来にわたる健康という長期的な視点から、習慣の見直しなど、問題の発生を防ぐためにどんなことができるかを一緒に考えていきます。
- Q習慣の見直しは難しくはないのでしょうか?
-
A
▲院内にはキッズスペースがあり、子ども連れの家族も通いやすい
大人の場合、食事スタイルや喫煙習慣などは定着しているので、確かに行動や意識を変えるのは簡単ではありません。だからこそ当院は、まずは患者さんに、口腔内の現状、問題が起こった原因、将来のリスクなどを適切に伝えることを大事にしています。また、虫歯のリスク評価ツールを使う、歯周病のリスク因子を知ってもらう、禁煙で浮くタバコ代総額を可視化したポスターを掲示するなど、情報提供もさまざまな方法で行っています。健康ではありたいけれど、そのためにやるべきハードルが高すぎて動けない人は多いです。そんな場合は、何がその人の足を引っ張っているのかを意識しつつ、押しつけにならないようにも注意してお話ししています。
- Q意識や習慣を変えるきっかけになりやすいものはありますか?
-
A
▲多職種が一丸となり、チームで患者をサポートしている
きっかけとして多いのは、やはりご家族ですね。特に高齢の患者さんの中には、若い頃はまだ予防歯科の概念が浸透していなかったことから、口腔内の状態があまり良くない方も残念ながらいらっしゃいます。お子さんが診療を受けたときに、歯科疾患と環境や生活習慣の結びつきについて知り、ご家族の予防に対する意識が変わるということはあると思います。歯は治療をしても、やはり元の健全な状態には戻りません。もし「もっと早く治療したかった」と悔やまれることがあれば、その思いは、お子さんやお孫さんにも伝えていただきたいです。ぜひ、ご家族で定期検診を受けていただければと思います。
- Q生活習慣は、子どもの口腔機能の発達でも重要だと聞きました。
-
A
▲患者に寄り添い丁寧なカウンセリングを心がける
近年、子どもの虫歯はかなり減った一方で、口腔機能発達不全症など成長途中でのエラーは増加しています。その大半は生活背景や生活習慣、食べる時の姿勢、飲み込みの癖、呼吸の仕方などが関わっています。悪い習慣を取り除き、健全な口腔機能の発達を導くのは歯科の役割です。しかし、歯科がそういうことに取り組んでいること自体知られていないのが現状なので、まずは知ってほしいと思います。なお、口腔機能発達不全症の治療では、一定期間トレーニングを行うことになります。どう生活に組み込むかがとても大切なので、まずは保護者の方に治療の重要性をしっかりお話をした上で、生活背景を丁寧にヒアリングし、サポートを行っています。

