岡田 淳 院長の独自取材記事
オカダデンタルオフィス
(宇都宮市/鶴田駅)
最終更新日:2026/01/19
鶴田駅から車で約5分、川沿いの開放的な場所に立つ「オカダデンタルオフィス」。岡田淳(おかだ・あつし)院長は生まれ育った地元・宇都宮で2012年に開業し、予防歯科を軸足に地域の口腔の健康を守り続けている。予防歯科に詳しい熊谷崇先生とインプラント治療に精通した大塚隆先生のもとで研鑽を積んできた。インプラント治療の専門性を持ちながらも、「天然の歯ほどインプラントに勝るものはない」と予防を最優先に考える岡田院長。「川で溺れている人を救うのが治療なら、そもそも溺れないように上流に橋を作ったり、泳ぎ方を教えるほうが価値が高いはずです」と穏やかに語る。取材では、子どもから高齢者まで家族全体の健康を支える同院の診療や院長の思いなどについて、じっくり話を聞いてきた。
(取材日2025年11月20日)
過去・現在・未来を見据えた予防歯科で健康を守る
宇都宮で開業されたきっかけを教えてください。

私が生まれ育った実家がここから車で5分ぐらいの場所にありまして、いずれ歯科医師になったら地元で開業したいなという思いがずっとあったんです。いいロケーションを探していく中で、ちょうどこの川沿いの開放的な場所に巡り合い、2012年10月1日に開業しました。駐車場も10台以上備えています。道を挟んだ向かいには公園もあって、桜の時期はカウンセリングルームからお花見もできるんですよ。斜め向かいには市民センターがあり、ご高齢の方がレクリエーションをされていたりしますね。目に留まりやすく、地域の皆さんにとって通いやすい環境になっていると思います。
開業前はどちらで研鑽を積まれたのでしょうか?
新潟大学を卒業後、同大学の大学院に進み、嚥下に関する研究に取り組みました。その後、神奈川県川崎市の大塚隆先生のもとで学びました。大塚先生はインプラント治療への造詣が深い歯科医師ですが、インプラントだけでなく、患者さんとの付き合い方まで、本当に多くのことを教えてくださいました。そして、山形県酒田市の熊谷崇先生からは、若い頃からずっと予防歯科の考え方を勉強させていただいています。私の歯科医師としての今をつくってくださったのは、大塚隆先生と熊谷崇先生という2人の偉大な「たかし先生」なんです。ダブルたかし先生によって僕はできあがったようなものです。
開業から現在までで、2度も増築されたそうですね。

はい。もともと熊谷先生のクリニックを見ていて、予防歯科をモデルケースにすると必然的にクリニックも大きくなっていく姿を目の当たりにしていたので、拡張性のある歯科医院づくりを最初から意識していました。1回目の増築では、診療台を5台から7台に増やして、歯科衛生士がメンテンンスを行うところと歯科医師が治療を行うところをきっちりと明確化しました。2回目の増築はちょうど新型コロナウイルス感染症の流行中でした。その頃行った患者さんへのアンケート調査で、「予約が取りにくい」という声が多かったんです。先行きが見通せず不安な時代でしたが、患者さんの声に応えるために思いきって増築しました。現在は全11室の個室診療室があり、歯科衛生士さんの専用ルーム、子どもの口腔内トレーニング専用ルームなど、それぞれの目的に応じたスペースを充実させています。
子どもの健やかな成長を支える包括的な予防歯科
予防歯科に特に注力されているとお聞きしました。

はい、予防歯科は私たちの原点です。よくスタッフに話すのは「川で溺れている人を救うのが治療なら、そもそも溺れないように上流にいっぱい橋を作ってみたり、泳ぎ方を教えてあげたりするほうがより価値が高いのではないか」ということです。予防歯科を突き詰めていくと、問題を生じていない人、つまり子どもたちに行き着くんですよね。子どもたちが将来、虫歯や歯周病に悩まないようにしたいと思っています。副院長である私の妻が小児矯正を担当し、姿勢や食習慣の指導も含めて、子どもたちの成長発育をサポートしています。私たちは患者さんが20歳になった時にカリエスフリーなこと、つまり虫歯ゼロをめざしています。
インプラント治療についてはどのようなお考えをお持ちですか?
インプラントが天然の歯に勝るとは思っていません。全部インプラントにしましょう、とは基本的に考えていないんです。大切なのは、歯を失ってしまった原因にしっかりフォーカスして、同じように歯を失っていかないようにすること。私がよくスタッフに言うのは「今を見て、過去を知って、推し量って、未来を変えていこう」ということです。歯がない状態を過去にさかのぼって振り返り、なぜそうなったかを見て、しっかり対策を立てる。その上で、将来のため、必要なところに必要な治療を必要なだけするのがいいと思っています。また、来年からは歯内療法を専門とする先生をお招きして、根管治療もより専門的に行えるようになる予定です。
診療においてはどんなことをめざされていますか?

口腔内のことで悩まれている方、問題を抱えている方には、過去にさまざまな問題が生じていると考えられます。過去に起こった問題の改善を図って、生涯を少しでも豊かで健康的に過ごしていただければと思っています。健康であることは、絶対的な価値があるといえるのではないでしょうか。患者さんが治療でつまずかないように、つまずいたとしても小さなほころびで済むように接したいと思っています。また、子どもたちの治療については、永久歯のファーストタッチは本当に慎重かつ丁寧に行う必要があります。残念ながら虫歯になってしまった子どもたちには、顕微鏡を使いながら時間をかけて丁寧に治療します。さらに、親子受診や3世代受診を積極的に促して、ご家族全体の健康を支えていきたいですね。
健康ステーションとして地域の口腔健康を支える
スタッフとの連携体制について教えてください。

現在、20人のスタッフで4つの部署をつくってチーム制を取っています。開業当初は私にも上意下達な感じがあったかもしれませんが、今は合議制でいろんな意見を出してもらい、若いスタッフたちの意見も拾いながら運営しています。特に特徴的なのは、保育士の資格を持つエデュケーターがいることでしょう。子どもたちの姿勢や育成を担当したり、小さい赤ちゃんの託児に対応したりしています。歯科衛生士は口腔衛生部として、成人の歯周病のコントロールやメンテナンスで定期的に患者さんの口腔健康管理を続けています。何より大事なこととして、スタッフ全員が予防歯科のマインドをしっかり持ってくれていると感じています。
今後どのような医療を展開していきたいとお考えですか?
予防はいつからでも始められるので、そのニーズは絶えないと思っています。今まで以上に、食事や睡眠、運動など、人間をかたちづくっている基本的な健康に関わる部分に、もっと歯科医師として関わっていく必要があるだろうなと感じています。まだ歯科医療全体でも弱い分野だと思うので、当院が積極的に推進していきたいと考えています。管理栄養士さんとタッグを組んでいる歯科医師も友人にいるので、そうしたケースもお手本にしつつ、いかにイノベーティブに歯科医療と全身の健康をうまく患者さんに伝えていけるか、新しい方法を模索していきたいですね。
地域の方々へメッセージをお願いします。

「健康にとって一番大事なことは予防である」というのが私の考えです。皆さんにとって歯科医院は困った時に行くところというイメージが強いかもしれません。ですが、お口は健康の一丁目一番地。健康を真剣に考えるなら、お口のことで困っている人も困っていない人も、一度歯科医院にご相談いただくことが大切です。当院にお越しくだされば、地域の健康ステーションとして、皆さんにお口の健康を守るために重要なお話をたくさんさせていただきます。健康づくりに向けた有意義な時間を過ごしたいと願う皆さんには、ぜひ、当院をお選びいただければと思っております。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/9歳未満:38万5000円~、9歳以上:44万円~、インプラント治療/40万1500円~ ※症例により異なりますので。詳しくはクリニックへお問い合わせください

