医療法人社団楓の風 在宅療養支援クリニックかえでの風

医療法人社団楓の風 在宅療養支援クリニックかえでの風

宮木 大院長

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2012年に町田市で開院した「在宅療養支援クリニックかえでの風」は、在宅医療を専門とするクリニック。院長を務める宮木大先生は救急医療を専門としてキャリアをスタートしたが、「地域医療から社会を変える」との思いから在宅医療の分野で新たな道を歩み始めた。特に末期のがん患者が穏やかな最期を迎えられるようにと、患者に寄り添い、患者の尊厳を保つよう配慮した在宅療養に力を注ぐ。在宅でも病院と同等の鎮痛剤を用い、抗がん剤治療やCART療法を受けることができる体制を整えているのも、患者が望む生き方をできる限り尊重するためだ。「後悔なく最期を迎えられるよう、複数の選択肢があることを知ってほしい」と語る宮木院長に、診療への思いや今後の展望などじっくりと聞いた。
(取材日2016年12月21日)

体の痛みだけでなく心の苦しみも含めて緩和ケアを行う

―どのような患者さんを在宅医療で診ているのですか?

当院では、通院が困難な要介護3以上の方や積極的な治療を行っても改善が見込めない終末期の方を数多く診療しており、看取りも行っています。特に多いのは、末期がんの方で、その割合は全体のおよそ7割になります。がん拠点病院や大学病院からの紹介によって、当院での在宅医療がスタートする場合が多いですね。末期がんの患者さんの中には、全ての標準治療をしても良くならない、または、標準治療ができないということで、立ちすくんでしまっている方々がかなりいらっしゃいます。その状況を何とかしたいという気持ちで、在宅の緩和ケアに取り組んでいます。

―緩和ケアのあり方について、考えをお聞かせください。

近年、緩和ケアという言葉を知る人は少しずつ増えてきましたが、その考え方は徐々に変わりつつあります。従来は病院での治療がもう何も無いという状況になってから緩和ケアを始めるのが一般的でした。しかし、最近は、治療と緩和ケアはがんと診断されたときから同時に進めていくべきものだという考え方になっています。病気が進行すれば、治療と緩和ケアの割合を変えていくということです。例えば、がん患者は体の痛み以外にもいろいろな痛みを抱えており、がんになったことでうつ状態になるケースもありますが、これも痛みの1つだと考えることができるでしょう。こうした精神的なストレスや苦しさなども含めて、一緒に悩んでいくことが緩和ケアだと考えています。

―診療方針について教えてください。

患者さんに寄り添うということです。医療従事者は医療を主として考えがちですが、多くの人にとってみれば、医療と関わりを持つのは、人生の一部の期間でしかありません。それなのに医師がその人の人生をコントロールしてよいはずがありません。あくまでも本人がどういう生き方を望むのか、どういう人生観を持っているのか、ということをふまえて選択肢を提示していくのが医師だと考えています。在宅療養を望む方とそのご家族からは家で過ごしたいという思いを持って当院に連絡をいただきますが、そこで、なぜ家で過ごしたいのかをしっかりと話を聞いてあげることが重要なのです。

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