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原田 聡介 院長の独自取材記事

サンノゼの丘クリニック

(岡山市北区/備前一宮駅)

最終更新日:2025/09/08

原田聡介院長 サンノゼの丘クリニック main

岡山市北区。海外の街並みを思わせる大規模分譲地サンノゼの丘の一角にある「サンノゼの丘クリニック」。内科・放射線科を標榜し、風邪などの日常的な不調から生活習慣病の管理、さらには院長である原田聡介院長の専門性を生かしたCT検査まで幅広く対応している。原田院長は大学病院などで放射線科の研鑽を積み、画像診断のエキスパートとしての顔を持つドクターだ。院内にはCTを備え、詳しい検査から診断、説明までをワンストップで迅速に行えるのが大きな強み。また、平日は忙しい人でも通いやすいよう日曜診療も行うなど、患者のニーズに柔軟に応えている。穏やかな人柄で、どんな相談にも真摯に耳を傾ける原田院長。医師を志したきっかけや、患者一人ひとりと向き合う上で大切にしていること、そして今後の展望について話を聞いた。

(取材日2025年8月5日)

放射線科×内科でCT画像診断も可能に

最初に、これまでの経歴と開業のきっかけについて教えてください。

原田聡介院長 サンノゼの丘クリニック1

岡山大学医学部を卒業後、倉敷成人病センターでの初期研修を経て、岡山大学大学院の博士課程へ進み医学博士号を取得しました。もともと、いつかは自身のクリニックを持ち、地域に根差した医療を提供したいと開業医への憧れを持っていました。さまざまな巡り合わせの中で、この「サンノゼの丘」という場所にご縁をいただき、2011年12月に開業して今に至ります。サンノゼの丘は新しく開発された分譲地で、若いご家族からご年配の方まで、多様な世代の方々が暮らしています。

医師になろうと思ったきっかけは何だったのでしょう?

私の父は建築関係の仕事をしていましたが、若い頃は医師になることを夢見ていたそうです。その話を子どもの頃から聞いていて、「勉強しなさい」「医者になりなさい」とも言われていたので、気づいたら医療の世界に興味を持つようになりました。父が抱いていた夢を身近に感じていたことが、知らず知らずのうちに私をこの道へと導いてくれたのかもしれません。

なぜ放射線科や内科を専門として選んだのでしょう?

原田聡介院長 サンノゼの丘クリニック2

もともと手先が器用だったこともあり、心臓血管外科などの外科領域に強い興味を持っていました。しかし、昔から長時間にわたって机に向かって勉強し続けてきたからか、首をひどく痛めてしまい、日常的に手術を行う領域の仕事は断念せざるを得ませんでした。放射線科との出合いは、初期研修のスーパーローテートの際です。内科や外科、麻酔科など、さまざまな科を巡り、放射線科であれば首を必要以上に痛めることなく仕事に臨めるのではないかと考えました。病院勤務時代には、CT・MRIの画像診断や、レポートの作成、血管治療、カテーテル打ちなど、放射線科の医師としての経験を積むことができました。培ってきた知識と技術を生かしながら、もっと患者さんに近い立場で、日常的な不調から専門的な診断までを一貫して担いたい。そうした想いから、内科と放射線科の両方を標榜し、より幅広く患者さんのお悩みに応えられるクリニックをめざすことにしました。

「地域に優しい医療」を提供し、ニーズに応えたい

こちらのクリニックの患者層や主訴について教えてください。

原田聡介院長 サンノゼの丘クリニック3

近隣にお住まいの方を中心に、小さなお子さんから40~50代の働き盛りの世代、そして70~80代のご高齢の方まで、まさに3世代にわたって幅広くご来院いただいています。来院のきっかけとしてはインターネット検索が多いようです。特に当院は、医療機関としては珍しい日曜診療にも対応しているため、ここも選ばれるポイントのようです。夏場の熱中症や冬場のインフルエンザといった季節性の疾患から新型コロナウイルスなどの感染症、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の継続的な管理まで多岐にわたります。会社の健康診断で数値の異常を指摘されて相談に来られる方も多いですね。他にも、けがをしたお子さんから、交通事故に遭われた方の診療まで、さまざまな症状に対応しています。

患者さんと接する上で意識していることはありますか?

クリニックの理念として「地域に優しい医療」を掲げており、患者さん一人ひとりのニーズにしっかり応えていくことを何よりも大切にしています。そのために最も重要だと考えているのが、患者さんのお話をじっくりと聞くことです。患者さんが訴える言葉の中には、ご本人も気づいていないような病気のサインが隠れていることが少なくありません。ですから、最初から「この症状はこうだろう」と決めつけるのではなく、まずは患者さんの言葉に真摯に耳を傾け、あらゆる可能性を考えるようにしています。診察時間は基本的に10〜15分程度ですが、場合によっては30分ほど時間をかけることも。患者さんが安心して帰れることが一番なので、そのためのコミュニケーションは惜しまないよう心がけています。

街のクリニックでは多くないと思いますが、放射線科を標榜として掲げていることによる良さは何でしょう?

原田聡介院長 サンノゼの丘クリニック4

当院が放射線科を標榜している最大のメリットは、院内でCT検査が迅速に行え、最短でその日のうちに結果までお伝えできることです。通常、クリニックでCT検査が必要と判断された場合、多くの患者さんは別の大きな病院へ検査の予約を取り、後日改めて結果を聞きに行く必要があります。これでは時間も手間もかかり、結果がわかるまで不安な時間を過ごすことになります。しかし当院では、診察の流れで「詳しく検査しましょう」となれば、すぐにCTを撮影し、放射線科が専門である私がその場で画像を読み解き、結果をわかりやすくご説明します。このワンストップの体制により、例えば肺炎や、エックス線では見つけにくい微細な骨折、さらにはがんなどの重篤な病気の早期発見につながることも考えられます。患者さんの時間的・身体的・精神的な負担を大幅に軽減できること、それが当院の大きな特徴です。

地域に根差し、総合的視点で多様な医療を提供

CT設備の他にも、こちらのクリニックの強みがあればぜひ教えてください。

原田聡介院長 サンノゼの丘クリニック5

最初にも少しお話ししましたが、手先の器用さには自信があるため、皮膚の縫合、粉瘤と呼ばれる皮膚の良性のできものやほくろの切除術のような軽度の外科処置にも対応可能です。整形外科の領域でいえば、膝痛治療のためのヒアルロン酸注射なども行っています。交通事故でけがを負って受診された場合は、患者さんの経過をしっかり観察しながら、保険会社とのコミュニケーションも綿密に対応させていただいています。また、患者さんの利便性を考え、当院では院内処方を採用しています。診察後に薬局へ移動して待つ必要がなく、会計と同時にお薬を受け取ることができるというシステムです。調剤薬局でかかる費用を抑えることにもつながるため、経済的なメリットもあります。

地域住民へのメッセージをお願いします。

放射線科というとどことなくハードルが高く感じる方もいるかもしれませんが、何か不調を感じたら気がねなく足を運んでほしいです。生活習慣病からがんまで、幅広い症例に対応しています。会社の健康診断で異常を指摘された方、原因がはっきりしない痛みが続いている方、急な発熱やけがでお困りのお子さん、そして日曜日にしか時間が取れないという方。一人ひとりの状況に合わせ、適した医療を提供します。地域の皆さんの「かかりつけ医」として、健康に関するあらゆるお悩みの相談窓口でありたいと願っています。

最後に、今後の展望について教えてください。

原田聡介院長 サンノゼの丘クリニック6

これからもこの「サンノゼの丘」エリアにしっかりと根を下ろし、医療を通じて皆さんの健やかな暮らしに貢献していくことが私の目標です。将来的には、例えばこのクリニックの並びに他の専門科の先生方にも開業していただき、互いに連携できる「医療モール」のような形をつくれたら素晴らしいと考えています。地域医療体制がさらに発展し、住民の皆さんにとってもさらに便利な環境が提供できるはずです。そのような大きな夢も抱きつつ、まずは目の前の一人ひとりの患者さんと真摯に向き合い、総合的に診ることができる医師としてこれからも邁進していきたいと思います。

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