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川島 孝治 院長の独自取材記事

かわしまデンタルクリニック

(千葉市花見川区/幕張駅)

最終更新日:2025/11/11

川島孝治院長 かわしまデンタルクリニック main

幕張駅から徒歩8分、黒でモダンな外観の「かわしまデンタルクリニック」。院内に一歩足を踏み入れると、吹き抜けの待合室が広がり、歯科医院らしくない空間となっている。川島孝治院長は明海大学卒業後、医療法人の理事長として経験を積んだが、自分のイメージどおりの補綴治療を実現したいという思いから2011年に開業。同院ではインプラント治療を中心とした欠損補綴治療に注力するとともに、大学卒業時から抱いていたという予防歯科への思いは今も変わらず、予防にもこだわりを持つ。開業から14年、地域の口腔健康を支え続ける川島院長に、診療への思いや今後の展望について話を聞いた。

(取材日2025年10月16日)

理想の補綴治療を実現するために開業

吹き抜けの待合室など、歯科医院らしくない空間づくりをされていますね。

川島孝治院長 かわしまデンタルクリニック1

ありがとうございます。妻と一緒に「診療所っぽくなくしようよ」というコンセプトでつくりました。開業当初は今の待合の倍の広さの中庭があって、木が植えてあり、吹き抜けで光が差し込む空間だったんです。初めて来た方に「ここは何? レストランかな」と言われることもありました。歯科医院はストレスがかかる場所なので、患者さんのストレスを緩和したいと思い水槽も設置しています。クマノミやエビが泳ぐ姿を見てリラックスしていただければと思います。今は診療ユニットを増やすために中庭をなくしましたが、吹き抜けの開放感と木のぬくもりは残しました。知人宅へ来たようなイメージを大切にしています。建築家と相談しながら、1階と2階にユニットを配置する珍しい構造も実現できました。

開業に至った経緯について教えてください。

開業前は、医療法人で雇われ理事長として訪問歯科をメインに診療していました。本当はそこで診療を続けても良いかなとも思ったんです。でも次第に自分のやりたいこととのギャップができてきました。虫歯治療や補綴治療を自分のイメージどおりに提供したいという思いがあり、歯科技工士さんとのパートナーシップや自分のやり方を確立したかったんです。組織だと縛りもあってやりづらさを感じていました。父が稲毛出身で私も海浜幕張に住んでいたので、この辺りにはなじみがありました。「自分の家族にもこの治療をするのか?」と常に自問自答しながら、患者さんにベストな治療を提供したい。そんな思いで、2011年にここで開業しました。経歴としては変わっているかもしれませんが、その分いろいろな経験を積めたと思っています。

予防歯科にも注力されているそうですね。

川島孝治院長 かわしまデンタルクリニック2

実は大学を卒業した時に一番やりたかったのが予防だったんです。当時はまだ予防がそこまで重視されていない時代でしたが、治療するより予防するほうが大事だという思いがありました。今は健康意識が高まり、80歳で20本以上の歯を残せている方も多くなってきています。ただ患者さんによって意識の差は大きいですね。すごく健康なのに必ず3ヵ月に1回来院する方もいれば、痛くなってから飛び込みで来る方もいます。私たちは押しつけにならないよう、今の状態とリスクをお伝えし、未来予測をアドバイスするよう心がけています。

診療外でも地域医療に貢献

特に力を入れているというインプラント治療について教えてください。

川島孝治院長 かわしまデンタルクリニック3

インプラント治療を中心に入れ歯などの欠損補綴に力を入れています。基本的にさまざまな術式に対応でき、難しい症例でも処置できる自信があります。インプラント治療のニーズはすごく高く、これは時代背景も大きいと思います。10年前と比べると患者さんも認知されていて、説明しなくてもだいたいわかっている感じです。歯を失ってしまった方にとって今後他の歯を失うリスクの軽減につながるので、私の中では第一選択になります。若い頃の健康を取り戻せる夢物語のような治療だと考えています。

診療で心がけていることはありますか?

患者さんの未来予測をして、アドバイスすることを大切にしています。今こういう状態で、こういうリスクがあるということをお伝えしますが、押しつけにならないよう気をつけています。患者さんの考え方があるので、私はあっさりと要点だけ伝え、あとはスタッフが寄り添って詳しく説明してくれています。やはり患者さんの自覚症状と私たちから見る健康度には差があるので、その差を埋めていくことが重要です。例えば「このままいったら歯が抜けちゃうよ」という話はめったにしませんが、よっぽど状況が悪い場合には伝えることも必要だと考えています。お困り事は早めに相談してもらいたい、そして定期的にお掃除に来ていただきたいという思いで日々診療しています。

学校歯科医としても地域に貢献していらっしゃるそうですね。

川島孝治院長 かわしまデンタルクリニック4

小学校の学校歯科医だけでなく、幼稚園でも園医を務めています。最近気になるのは、虫歯は減っているけれど歯並びの悪い子が非常に多いことです。これは食生活の変化も影響しているかもしれません。加工食品が増えて固い物を噛む機会が減ったことも原因の一つだと考えています。昔はトウモロコシをゆでたままかぶりつかせていたのが、今はポタージュにしてしまうような。おいしい食べ方ですが、発育上はあまりお勧めしたくありません。当院では矯正専門の先生に来ていただいており、小学2年生くらいから矯正器具による治療も行っています。それより小さなお子さんの場合、まだ器具は入れず歯並びに関わる生活習慣改善のための指導をしています。

スタッフとともに取り組む清潔な院内環境づくり

院内の清潔さを保つことにもこだわられているそうですね。

川島孝治院長 かわしまデンタルクリニック5

院内が清潔に保たれているのは、スタッフたちのおかげなんです。開業時から「10年後にもきれいと言われるようにしよう」というコンセプトで、デンタルクレンリネスという予防清掃を取り入れています。口の中をきれいにしてくださいと言って、ユニット周りやトイレが汚かったら意味がないですよね。レストランであっても、おいしい食事を出してもトイレが汚いと台なしです。だから清潔な空間づくりも大事にして、一緒に取り組んでいきましょうとスタッフに伝えています。また、器具の滅菌の徹底など診療時の清潔を保つ清潔操作も口を酸っぱくして言っています。誰も褒めてくれないけれど、この2つを一生懸命やっているのが当院の特徴です。

今後の目標や導入を検討している設備などはありますか?

フルデジタルを取り入れたいと思っています。今も口腔内スキャナーで型採りをして、CAD/CAMシステムでかぶせ物を作ることはしていますが、もっとできることを増やしたいです。口の中のデータをパソコン上でいじったり、治療に必要な器具を3Dプリンターで院内作製したいです。ただまだアナログのほうが良い部分も多く、デジタル化を考えると高額すぎるという問題もあります。もう少し確実性が上がったら本格的に導入したいですね。最近はスタッフの働き方も考えて、自動精算機や電子カルテを導入しました。スタッフの「こういう作業が大変だ」という声を聞いて、効率が上がるものを選んでいます。時代に合わせて進化していきたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

川島孝治院長 かわしまデンタルクリニック6

皆さんインターネットをよく見ていますが、インターネットの情報と自分の口の情報が全然リンクしていないことが多いんです。それを信じていると困ることもあるので、インターネット上の情報をうのみにせず、やはり歯科医院に相談してもらいたいなと思います。定期的にお掃除に来ることが大切です。痛くなくても予防のために来ていただければ、大ごとにならずに済むかもしれません。健康維持のために私もジョギングをしたり食事に気をつけたりしていますが、歯の健康も同じです。年齢とともにだんだん健康度は下がりますから、意図的に上げていくことをめざさないといけません。当院では押しつけることなく、患者さんの未来を予測してリスクをお伝えし、一緒に健康を守っていきたいと考えています。何か気になることがあれば、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/27万5000円~、小児矯正/35万2000円~

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