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鈴木 高佳 理事長の独自取材記事

鎌倉小町通り眼科

(鎌倉市/鎌倉駅)

最終更新日:2020/04/06

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鎌倉駅から鶴岡八幡宮に向かう土産物店で賑わう小町通りより、小路に入ってすぐのビルに「医療法人社団慶添会 鎌倉小町通り眼科」はある。ビルの少し奥まったところから入った院内は、オフホワイトを基調とし上品で落ち着いた雰囲気。同院は一般の眼科疾患や小児眼科疾患、眼鏡やコンタクトレンズの相談などに幅広く対応し、地域住民の「目の相談窓口」としての役割を担う。加えて大きな特色は、大学病院レベルの検査機器や医療設備を持つ手術室があること。月に2~4回程度手術日を設定し、鈴木高佳理事長による手術が行われている。理事長は「戸塚駅前鈴木眼科」をはじめ、神奈川県内にグループクリニックを展開する行動派のドクターだ。そんな鈴木理事長に、同院の特徴や今後の展望について詳しく話を聞いた。
(取材日2015年12月17日)

大学病院レベルの機器・設備を生かした質の高い手術を

県内で複数のクリニックを運営されているとのことですが、この地域ならではの傾向はありますか?

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鎌倉は他の地域に比べて医療意識が高く、病気についてよく調べていらっしゃる方が多い印象です。その分、こちらもしっかり説明することを心がけています。患者さんご自身が勉強されていますから、こちらもしっかり勉強して臨むのは当然です。例えば、「お薬を出しておきますから飲んでくださいね」とお伝えするだけではなく、薬の詳細まで説明しないといけません。患者さんは、年代で言えば60~80代の方が多く、女性の方が6割と、男性より少し多く来院されている印象ですね。

症状としては、どんな患者さんが多いのでしょうか?。

ものもらい、アレルギー性結膜炎、ドライアイ、白内障、緑内障、加齢黄斑変性の患者さんが多いですね。お子さんの場合、症例で一番多いのははやり目などの結膜炎です。あと3歳児検診で斜視・弱視を見逃されると、小学校での検査まで発見が難しくなりますので、3~7歳の期間にも心配になったら気軽にチェックにきてほしいですね。また若い方は、コンタクトレンズや眼鏡を作るときに来院されることが多いですね。最近ではインターネットでコンタクトレンズが手軽に購入できますが、最初は必ずきちんと検査をしてくれる眼科で作ってほしいですね。また、使用時にかゆみやごろごろした感じ、痛みなどの症状があればすぐに眼科を受診してください。コンタクトレンズを装着したまま就寝して角膜潰瘍という病気にかかり失明するケースもあるので、早めの治療が必要です。

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

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大学病院レベルの検査機器や医療設備の整った手術室があることが当院の特色です。月2~4回ほど手術日を設定しており、私も執刀しています。主に白内障手術を行っており、多焦点眼内レンズも扱っている点は強みだと思います。そのほか、OCT(光干渉断層計)検査といって、緑内障や加齢黄斑変性などの網膜疾患に対する眼底検査も行っています。OCTを用いることで、従来は経験豊富な眼科医師でないと見逃していたかもしれない疾患を、簡単に発見しやすくなったのです。緑内障は視野欠損と間違って診断され点眼薬を処方されていることがありますので、そうした間違いを防ぐためのダブルチェックにも気軽に来ていただきたいですね。また角膜形状解析装置といって、物が二重に見える、はっきり見えないなどの症状が見逃されやすい疾患、不正乱視、円錐角膜などの発見に役立つ機器があり、疾患の早期発見につなげています。

先進的な医療に携わり、手術の腕を磨いた勤務医時代

先生が医師を志したきっかけを教えてください。

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私は逗子市出身で、父が耳鼻咽喉科、母が眼科の医師で、「鈴木耳鼻科眼科医院」を開いていました。ですから、両親の働く姿や地域の皆さんに慕われている姿を見ながら育ち、自分も地域医療に携わりたいと自然に考えるようになりました。日本医科大学医学部へ進学し、「耳鼻咽喉科と眼科のどちらに進もうか」「外科領域の脳神経外科や循環器外科なども勉強したい」と考えていたところ、恩師から麻酔科を勧められたんです。麻酔科はすべての外科領域のドクターと関わり、その仕事ぶりや生き様を見ることができますし、実際に手術室で気管内挿管や中心静脈ラインなどの手技も学べるからいいのではというわけです。私も日本医科大学が力を入れていた救命救急センターやICUで研修することができた点に魅力を感じ、大学卒業後はまず麻酔科に入局して研鑽を積みました。

その後、眼科を選ばれたのはなぜですか?

その頃、眼科では白内障の超音波手術が本格的に始まり、またレーシック手術や硝子体手術も開発されたところだったからです。医療技術が急速なスピードで発展し、とてもやりがいのある分野ではないかと思ったので眼科を選択することを決意し、横浜市立大学の眼科に入局しました。将来地元で開業することも考え、神奈川県内の大学病院で研鑽を積みたいと思ったのです。大学病院では関連病院に出向という形で勤務しますが、私は特に外科手術を学びたいと考えていたので、眼科手術の症例数が多い、函館の藤岡眼科病院に勤務しました。ここで出会ったのが、私にとっての「白内障手術の師匠」である藤岡先生で、さまざまな指導を受けました。また、函館では訪問診療も行っており、これも貴重な経験でしたね。次に、小田原市の佐伯眼科クリニックに勤務し、こちらでも手術の経験を積み、佐伯先生の哲学や優れた技術から多くを学びました。

手術の腕を磨くことにこだわられていたのですね。

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そうですね。その後は、角膜手術を多く行っていた東京歯科大学の市川総合病院で角膜疾患の診断・治療に携わり、東京歯科大学水道橋病院眼科ではレーシックをはじめとする屈折矯正手術、日帰り白内障手術などを専門に行っていました。そうして手術の経験を十分に積んだ後、総合病院の眼科での診療を経験したいと考え、再び横浜市立大学附属病院に戻ったんです。関連の国際親善病院で外科部長を務め、加齢黄斑変性の光線力学的療法、多焦点眼内レンズなど新しい治療を県内でも早くに手がけたほか、網膜剥離の手術、糖尿病網膜症などの網膜硝子体疾患に対して25ゲージ小切開硝子体手術を開始したり、加齢黄斑変性に対して、内科的治療(抗血管内皮増殖因子硝子体注射療法)も導入したりするなど、内容の濃い日々でしたね。尊敬できる多くの先生方と出会い、その哲学や先端の技術を学ばせていただけたことは私の財産です。

グループ内、そして地域との連携強化をめざして

診療にあたって、先生が心がけていることを教えてください。

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わかりやすい説明と対応を心がけるということに尽きますね。外来では時間の許す限り、患者さんのお話をお聞きしたいと考えています。ですから、まずは話せるだけ話していただきます。その上で、こちらからも適切な質問を投げかけ、お答えいただいて、症状や患者さんの気持ちを深く知ることに注力し、それを踏まえて検査をします。この患者さんは何に困られているのか、悩まれているのか、どうして来院されたのかということをくみ取り、自分の専門分野なら限りなく深く掘り下げていき、専門外であれば適切な医療機関を紹介することを心がけています。

では、最後に読者へのメッセージをお願いします。

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私は「町医者」である両親を見ながら育ちましたから、「町医者の未来形」というものを追い求めています。どういうことかというと、今は各専門分野の先生が個々に開業していますが、地域全体で協力できるような形にしていけたらいいなと。どこまでやれるかわかりませんが、仲間を見つけて少しずつ動いていこうと思います。そして、私たちの大きな強みは、専門的な検査・治療をグループ内で完結できること。ですから、必要があればグループ内の別のクリニックで手術を受けていただけますし、逆に当院で受け入れることも可能です。その際、いつも診ている医師が手術を担当することもできますので、患者さんには安心感を持っていただけると思います。また、患者さんの情報は電子カルテで共有していますので連携もスムーズです。今後も、グループで診療を行っているメリットを生かし、どんな患者さんにとっても通いやすいクリニックをめざしていきます。

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