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高木 亜由美 院長の独自取材記事

津田沼IVFクリニック

(船橋市/津田沼駅)

最終更新日:2024/04/12

高木亜由美院長 津田沼IVFクリニック main

津田沼駅から徒歩約4分の場所に、西洋風の美しい外観が特徴的な「津田沼IVFクリニック」がある。不妊治療を専門とする同院は、特に体外受精や顕微授精など生殖補助医療に注力しており、千葉県内はもとより全国から患者が訪れる。患者がリラックスして通院が続けられることをめざした院内は、白を基調としたラグジュアリーで明るい空間が広がっている。先代の吉川守先生から2023年に院長職を引き継いだ高木亜由美先生は、千葉大学医学部附属病院をはじめ、数々の病院で産婦人科の診療や不妊治療に携わってきた経験豊富なドクターだ。インタビューでは、穏やかで優しい人柄の高木院長に、診療にかける思いや、クリニックでの取り組みなどについて詳しい話を聞いた。

(取材日2024年2月4日)

不妊治療に関するスペシャリストがそろうクリニック

高木先生が院長に就任した経緯についてお聞かせください。

高木亜由美院長 津田沼IVFクリニック1

私は医学部卒業後に、千葉大学医学部附属病院を中心に、千葉県内の複数の病院で勤務してきました。その中で産婦人科の疾患の診療・手術の他、不妊治療や分娩を手がけたこともあり、さまざまな経験ができたことは非常に良かったと思っています。しかし、大規模な病院は幅広い診療を行っているという利点がある反面、不妊治療でやれることは限られてしまうと感じていたのです。私が本格的に不妊治療に特化して取り組んでいきたいと思っていたその時に、現在名誉院長を務めておられる吉川先生が後継者を探していることを知りました。偶然にも吉川先生と私が同じ高校を卒業していたことにもご縁を感じましたし、院長に立候補させていただくことにしました。

医師をめざしたきっかけと、不妊治療を専門にしようと思われた理由を教えてください。

私が医師をめざしたのは、家族が病気になったことがきっかけでした。家族が苦しむ姿を見るのはとてもつらいことでしたし、そういった人を少しでも減らしたいと思ったのです。実は、私は別の学部を卒業してから、医学部に入ったという経緯があります。キャリアを積んでいく中で、「子どもが欲しい」と思った時には30代の後半になっていました。当時の私は「まだまだ大丈夫」という考えを持っていたのも事実です。しかし、実際には「妊娠することが、こんなにもスムーズにいかないなんて」と痛感したんです。この経験から、キャリアと妊娠・出産を両立させ、女性が自己実現できるお手伝いができればと思い、不妊治療を専門にする道を選びました。

吉川名誉院長から受け継いでいきたいことは何でしょうか?

高木亜由美院長 津田沼IVFクリニック2

吉川先生は、これまで不妊治療で思うような結果が出なかった患者さんに対して「誰も置き去りにしてはいけない」という強い信念を持って治療を続けていらっしゃいます。吉川先生のその思いが伝わって、千葉県内はもちろん全国から患者さんが足を運んでくださるのではないでしょうか。「まだできる対策があるかもしれない」と妥協せずに努力を重ねてきた吉川先生の姿勢は本当に素晴らしいと感じていますし、その思いは私も変わらずに受け継いでいきたいですね。また、当院はベテランの培養士や看護師をはじめ、クリニックに携わる全員が不妊治療に関するスペシャリストですから、それぞれの強みを生かしながら患者さんに寄り添っていきたいと考えています。

「一番若いのは今」だからこそ妊娠に向けた体づくりを

力を入れている診療について教えてください。

高木亜由美院長 津田沼IVFクリニック3

当院では、タイミング法や人工授精などの一般不妊治療の他、特に体外受精や顕微授精といった生殖補助医療に力を入れています。それに加えて、私は妊娠前の健康管理「プレコンセプションケア」を重要視しています。少し難しい言葉ですが「妊娠に向けての体づくり」と捉えていただくと理解しやすいかもしれません。例えば、子宮内膜症や子宮筋腫をあらかじめ治療しておけば、後々不妊治療を行うことになったとしても、スムーズに進めることが期待できます。いざ妊娠したいと思った時にタイムロスを防ぐためにも、妊娠前に必要な検査や治療をしていくことが大切になってきますから、「ひとまずチェックしてみよう」という気軽な気持ちで受診していただきたいですね。

妊娠を希望する方には、どのような検査をするのでしょうか?

第1段階としては、性感染症の検査、子宮がん検診、超音波による検査は必須になってきます。患者さんの意向を丁寧にお聞きしながら、卵管造影検査や子宮鏡検査、ホルモン値やAMH、ビタミンD、銅、亜鉛などを含めた採血検査を行っています。例えば、血液検査で甲状腺ホルモンの値に異常が見つかった場合は、不妊に関わる可能性がありますので、適切な治療が必要です。甲状腺ホルモンに関する治療は、内科など専門の医療機関をご紹介し、治療の経過の情報を細かくやりとりしていきます。甲状腺ホルモンの治療と並行して不妊治療を行うこともできますよ。また、男性の精液検査も行っていますので、少しでも気になることがありましたら、ご相談ください。

クリニックでは体外受精についての勉強会を開催しているそうですね。

高木亜由美院長 津田沼IVFクリニック4

はい。体外受精のプロセスや、通院の回数、費用の面、それに不妊治療を行う際にどんな困り事が起こりやすいかなど、さまざまな疑問点を持つ方が大勢いらっしゃると考えて、毎週土曜日に勉強会を開くことにしました。一般的な不妊治療の段階の他、体外受精へ移行する際の適応についてもお話ししています。また、不妊治療は年齢が比較的シビアに関わってくるため、統計的なデータを示しながら、妊娠率と流産率の違いについての説明も行います。「一番若いのは今」ということを踏まえて、多くの方に不妊治療に対しての適切な知識を持っていただきたいと思っていますから、当院を受診したことがない方も受け入れています。電話とインターネットで予約可能ですので、積極的に参加してほしいですね。

患者が最善を尽くすためのサポートを大切に

不安な気持ちを抱えた患者さんに対して、どんなサポートを行っていますか?

高木亜由美院長 津田沼IVFクリニック5

当院では患者さんのプライバシーに配慮して、院内に4室のカウンセリングルームを設置し、不妊治療のカウンセリングについて専門の知識を持つ看護師が対応にあたります。また、医師と検査結果について面談をする前後にも看護師が患者さんにお声がけを行います。それは、患者さんが聞きそびれてしまったことや、言いにくいことを残さずに拾い上げたいという思いがあるからです。それと、培養士から培養の途中経過や結果を直接聞くことも可能です。私は医師という立場から、検査結果の説明をする際に客観的なデータを踏まえてお伝えし、患者さんが十分に理解し、納得できるように努めています。このように、クリニック全体で患者さんが最善を尽くせるようにサポート体制を整えています。

先生が診療において大切にしていることをお聞かせください。

不妊治療では、患者さんそれぞれに適応する治療法が微妙に異なってきます。これまでの生活習慣の積み重ねもありますし、体の状態が同じ人がいないのは当然のことですよね。ですから、私は一人ひとりに合わせた検査や治療方針をカスタマイズすることにこだわっていきたいと思っています。すでに初診の段階から、その方に合った流れがあると考えていますし、患者さんのご希望を丁寧にヒアリングしていくことを大切にしています。また、私はこれまで産婦人科に関する幅広い診療を行うだけでなく、腹腔鏡や子宮鏡を用いて産婦人科疾患の手術も手がけてきました。その経験を生かして、不妊治療に関わる病気の見極めを適切に行い、技術面でも患者さんの思いに応えていきたいという思いがあります。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

高木亜由美院長 津田沼IVFクリニック6

私の経験上、「もっと早く対策を取っていれば、ここまで苦しまずに済んだかもしれないのに」と痛感することが多かったこともあり、婦人科を受診するハードルを下げていきたいと思っています。例えば「生理の時の経血の量は正常なのかな?」とか「生理の周期がバラバラ」など、少しでも気になったときは、放置せずに医療機関に相談してほしいですね。検査をして問題がないこともありますし、中には妊娠に向けて治療をしたほうが良いケースもあり得ます。妊娠は年齢によって大きく左右される面があるので、なるべく早く受診していただきたいですね。当院では専門的な知識・技術を持つスタッフがそろっていますので、妊娠についての困り事がありましたら、遠慮なくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

感染症検査/4100円~、超音波検査/3630円~、子宮鏡検査/9680円~

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