先進的なエアフローを活用
歯や歯茎に負担の少ない予防歯科
スカイビル歯科
(横浜市西区/横浜駅)
最終更新日:2025/06/13


- 自由診療
予防歯科とは、虫歯や歯周病を未然に防ぐことを目的とした取り組み。口腔の健康を保つには歯科医院での専門的なケアと自宅でのセルフケアの両立が大切で、定期的なメンテナンスが欠かせない。横浜駅東口直結のビルにある「スカイビル歯科」では、三島彰太院長を中心に虫歯や歯周病の治療からセラミックジルコニア治療・インプラント治療・歯列矯正・マイクロスコープを用いた根管治療まで幅広く対応。一方で予防歯科にも注力し、歯石除去や歯面研磨のほか、歯面清掃器「エアフロー」を用いたクリーニングも実施。低侵襲かつ精度の高いクリーニングをめざす。「3ヵ月ごとのメンテナンスを継続し、歯だけでなく全身の健康や生活の質向上につなげてほしいですね」と語る歯科衛生士の岩原彩香さんに、同院のメンテナンスの特徴やホームケアのコツを聞いた。
(取材日2025年4月8日)
目次
先進のエアフローを導入。歯や歯茎への負担が少なく、より効率的で快適なクリーニングをめざす
- Qメンテナンスを目的に通院されている患者さんが多いそうですね。
-
A
▲歯や口の中の健康意識が高い人も多く通っているという同院
はい。周辺の企業にお勤めの女性が、会社帰りや昼休みに受診されることが多いのですが、最近は50~60代の男性も増えています。また、近隣にお住まいの方も来院されますので、小さなお子さまからご高齢の方まで幅広い患者さまがメンテナンスに通ってくださっています。歯科衛生士の仕事は患者さまの口腔健康状態を定期的にモニタリングし、必要に応じて適切な予防処置を提案することです。近年では、口腔内の健康状態が全身の健康に影響を与えることがわかってきています。患者さまの中には、糖尿病など持病のある方も多いので、説明用の動画ソフトなどを用いて、口腔と全身の健康の関連性をしっかりと説明するようにしています。
- Qこちらで取り組む予防歯科の特徴について教えてください。
-
A
▲患者の口腔の健康を守るパートナーとして予防歯科に取り組む
まず歯茎の状態や出血、歯周ポケットの深さ、歯の動揺度を詳しく検査します。プロービング検査は1本の歯を6ヵ所検査する6点法を行い、より精密に。その後、歯石除去や歯面研磨を行い終了です。さらにきれいにしたい方にはエアフローによる保険外でのクリーニングもお勧めしています。エアフローとは、専用の微粒子パウダーで、歯の汚れや、細菌の塊であるバイオフィルムを効率的に除去するクリーニング方法です。一般的な清掃ではバイオフィルムは約半分しか除去できないとされ、虫歯や歯周病のリスクを下げるには、より精密な清掃が必要。エアフローは細かい部分の汚れまでしっかりアプローチできて、歯面に傷をつけにくいのが利点です。
- Qこちらでは先進モデルのエアフローを導入しているそうですね。
-
A
▲一般的なエアフローよりさらに高性能なエアフロー機器を導入
はい。特徴としては、染め出し液でバイオフィルムを可視化できること、粒の大きさが従来の3分の1で、歯に当たった瞬間に溶けるため低侵襲であること、歯の表面はもちろん、歯と歯茎の境目より下、つまり歯周ポケットに形成されるバイオフィルムや歯石、着色汚れの原因となるステインの除去に有用な点などが挙げられます。バイオフィルムの可視化は患者さんへの説明や歯磨き指導にも役立ちますね。まず歯茎の状態を確認した上で染め出しを行い、専用の粉と温かい水を使って歯の表面や歯茎の奥までクリーニング。バイオフィルムが硬くなってできた頑固な歯石は、超音波振動で除去します。最後に歯の表面にフッ素を塗り、汚れをつきにくくします。
- Q保険診療で行うクリーニングとはどのような違いがありますか?
-
A
▲患者一人ひとりの今後の人生を見据えた予防歯科を提案
保険診療のクリーニングでは、鋭利な器具を歯に直接当てて汚れを取るため、どうしても歯の表面に細かな傷がついてしまうことがあります。最初は細かな傷でも長年繰り返すことで徐々に蓄積し、着色や汚れの再付着の原因になったり、それらが落ちにくくなるという懸念もあるんです。その点、エアフローは歯を傷つけにくく、汚れにしっかり働きかけるのが大きな特徴です。自費診療にはなりますが、保険診療のクリーニングでは落としきれない細部のバイオフィルムの除去も期待でき、虫歯や歯周病の予防にもつながります。さらにご自身の歯や補綴物を長持ちさせることもめざせるため、長い目で見ればコストパフォーマンスにも優れていると思います。
- Q自宅でのセルフケアで注意すべきポイントはありますか?
-
A
▲セルフケアについても患者と一緒に取り組んでいく
歯ブラシの動かし方がポイントです。歯の3~4本分を大きく往復させるように磨いている方が多いのですが、1〜2本の間を小さく往復させるように意識すると、毛先が細かい部分に入りやすく汚れをしっかり落とせます。フロスも毎日行うのが理想ですね。毎回しっかり磨く時間が取れない場合は、歯科専用洗口液などを利用しながら、1日1度は丁寧に磨くよう心がけてください。近年では、お口の健康と全身の健康との関係が周知されてきたように感じます。当院では患者さまとのコミュニケーションを大切にし、一人ひとりに合ったメンテナンスを提案しています。しっかりとお口の健康を守っていきますので、どうぞお気軽にお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/45万1000円~、エアフローを取り入れたクリーニング/1万円~、マルチレイヤージルコニア冠/13万2000円、ジルコニアインレー/6万6000円、セラミックインレー/5万5000円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。