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古賀 貴久 院長の独自取材記事

眼科こがクリニック

(熊本市中央区/南熊本駅)

最終更新日:2021/10/12

古賀貴久院長 眼科こがクリニック main

熊本市中心部から車で約15分。八王寺町にある「眼科こがクリニック」は、白内障や近視の手術を専門的に行うクリニックとして知られ、熊本県全域や九州の各県から多くの患者が訪れる。古賀貴久院長は日本眼科学会眼科専門医であり、有水晶体眼内レンズを用いた屈折矯正手術で多くの経験を持つ、その道の専門家。先進の眼科手術・治療を熊本で提供することを目標に掲げ、スタッフとともに妥協を許さない姿勢で日々技術向上を図っている。ストイックに眼科診療と向き合う古賀院長だが、その素顔はとても気さくでフレンドリー。クリニックで受けられる治療内容からプライベートまで、たっぷりと話を聞かせてもらった。

(取材日2021年6月29日)

先進の眼科医療を熊本で

クリニックの概要について教えてください。

古賀貴久院長 眼科こがクリニック1

開業したのは2009年11月です。それまでは勤務医として約14年間、熊本大学病院や東京の武蔵野赤十字病院などで眼科診療を行ってきました。独立開業するにあたって思い描いていたのは、「国内でトップレベルの眼科診療を、ここ熊本で受けられるようにしたい」ということです。東京への国内留学を経験し、その当時の熊本における白内障や近視の手術はまだ遅れているとの実感を持ったのがきっかけでした。しかし、大学病院や総合病院では眼科に配分される人材、予算に限界があります。そこで、理想とする眼科を作るため、独立開業の道を選びました。最近では大学病院、総合病院や県内全地域の眼科の先生方からの紹介で来院される患者さんも増えましたね。紹介していただける先生方にはいつも感謝しています。

院内はとても新しくてきれいですね。

2020年8月に新しく建て替えたんですよ。患者さんが増えて混雑するようになり、拡張する必要が出てきたものですから。リニューアルしたことで手術室が広くなり、診療室の数も増やすことができました。待合室も広くなり以前に比べるとずいぶんゆとりができましたから、患者さんにもゆったりとお過ごしいただいているのではないでしょうか。院内は自然をイメージして緑のカーペットを敷き、壁には天然無垢材を使用しています。椅子は茶色なので、まるで森の中にいるみたいでしょう。感染症対策のために雑誌などはあえて置いていませんが、大型モニターで院内情報や患者さん向けの眼科情報を放映していますから、退屈せずにお待ちいただけると思います。

どんな患者さんが来られますか?

古賀貴久院長 眼科こがクリニック2

白内障や近視の手術を求めて来られる患者さんが最も多いですね。白内障手術を受ける方は50〜80歳代が多く、九州新幹線や高速道路を使って、県外から来院される方もいらっしゃいます。最近は、近視の有水晶体眼内レンズ手術を受けに来られる若い方が増え、若年層と高齢者層で二極化しています。リニューアル後は一般眼科に精通した医師が新しく仲間に加わりましたから、今後は一般診療にも力を入れていければと考えています。

専門性の高い白内障・屈折矯正手術に強み

こちらで受けられる手術について詳しく教えてください。

古賀貴久院長 眼科こがクリニック3

当院が得意とするのは、白内障手術と近視の手術です。白内障手術は、濁った水晶体を除去して眼内レンズに置き換える手術なのですが、約2mmの小さな切開で行うため短時間で済みます。大きく分けて2種類の方法があり、1つは保険診療で可能な単焦点眼内レンズを用いた手術です。単焦点眼内レンズは遠くか近くのいずれか一方にピントが合う仕組みですから、例えば遠くに合わせた場合は近くを見るときに老眼鏡などを使う必要が出てきます。もう1つは自由診療の多焦点眼内レンズを用いた手術です。これは遠近両方にピントが合うため、多くの方は眼鏡なしで日常生活ができるのが特徴です。その他、遠方用と中間距離用のレンズを組み合わせた新しい保険適用のレンズもあります。当院ではそれぞれのメリット・デメリットをしっかりご説明した上で患者さんに合う手術を選んでいただいています。

近視に対する手術についてはいかがでしょう?

当院で行っている手術は、有水晶体眼内レンズと呼ばれる目への負担が少ないやわらかく薄いレンズを目の中に挿入して、近視を矯正する手術です。レーシック手術は角膜を削る方法ですから、角膜の薄い人や強度近視の人には不向きですが、有水晶体眼内レンズならそういう方々にも対応できます。あまり聞き慣れない手術かもしれませんが、この手術はレーシックよりも歴史が長く、全世界では100万件以上行われている手術です。レーシックでは角膜を削ってしまうため、不具合があっても元の状態に戻すことは不可能です。この有水晶体眼内レンズでは不具合があったら取り出して元に戻すことも可能で、安全性にも配慮された手術です。自由診療で20〜45歳くらいがよい適応です。老眼は治らないので、興味のある方はお早めにご相談いただきたいですね。

日頃から心がけていることは何ですか?

古賀貴久院長 眼科こがクリニック4

患者さんとしっかりとコミュニケーションを取って、何を望んでいらっしゃるのかよく把握することです。特に白内障手術の場合は、最近では患者さんご自身がかなり知識をお持ちで、当院のホームページを読み込んだ上で「こんな治療をしてほしい」と希望される方も少なくありません。まさに情報社会ですね。そんな高い意識をお持ちの方にもきちんとお応えできるように、ご要望をしっかりと聞くことが第一だと考えています。それから、高度な治療を行うにはスタッフの力が欠かせませんから、日々スキルアップにも注力しています。「全職員が医師と同じ説明ができる」ことを目標に、毎週金曜日、月4回は勉強会を行っていて、そのうち1回はスタッフが持ち回りで発表する機会を設けています。また、毎日昼に症例カンファレンスを行い、その日の手術の注意点などを全員で確認することで安全な手術を心がけています。

地域の眼科医療をさらにレベルアップへ

ところで、先生はなぜ眼科の医師に?

古賀貴久院長 眼科こがクリニック5

自分の周りや親戚に医師がいたわけでもなく、子どもの頃、テレビや映画で見た医師の姿に憧れ、人生をかけて行うやりがいのある仕事だと考えたからです。眼科を選んだのは、手術の成果がはっきりわかることに魅力を感じたから。眼科の場合、手術の翌日には、見えるか見えないかで結果が出ます。努力した分だけ結果につながることにやりがいを感じています。逆に、患者さんが自覚的な見え方だけで結果を判断する厳しい世界だと思っています。

海外留学のご経験もあるとか。

2005年から2007年にかけてイリノイ大学シカゴ校に留学し、基礎研究に取り組みました。とはいえ英語がうまく話せなかったので、最初は苦労しましたね。家族で一緒に渡米したものですから、幼い長男は日本語よりも先に英語を覚えて、親子の会話も英語でしていたのが今となってはいい思い出です。

休日の気分転換や実践している健康法はありますか?

古賀貴久院長 眼科こがクリニック6

44歳の時にマラソンを始めて、今も年に1、2回はフルマラソンを走っています。これまでには熊本城マラソンや福岡、鹿児島、岡山などの大会に出場しました。タイムは一度だけ、4時間を切ったことがあります。実はマラソンを始めたのは、その年に3番目の子どもが生まれたのがきっかけで、その子が大人になり独り立ちするまで元気で一緒にいたいなと思ったからなんですよ。休みの日は子どもと一緒に釣りやキャンプに出かけるのも楽しみですね。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

自分が専門とする分野においては、熊本で一番だと胸を張って言えるくらいの高度な医療を提供したいです。そのためにも新しい知識を吸収して常にレベルアップを図りたいですね。他の眼科の先生方と切磋琢磨しながら、結果的に熊本県全体の眼科医療のレベル向上につながっていければと思っています。当院は白内障と屈折矯正手術をメインに専門性の高い治療を提供していますので、関心のある方はぜひ一度ご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

有水晶体後房レンズを用いた屈折矯正手術/片目33万円(税込)〜
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術/55万円(税込)〜

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