全国のドクター9,201人の想いを取材
クリニック・病院 158,634件の情報を掲載(2024年4月24日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 芦屋市
  4. 芦屋駅
  5. ひだまり歯科クリニック
  6. 飛田 達宏 院長

飛田 達宏 院長の独自取材記事

ひだまり歯科クリニック

(芦屋市/芦屋駅)

最終更新日:2021/10/12

飛田達宏院長 ひだまり歯科クリニック main

芦屋駅すぐのビル1階にある「ひだまり歯科クリニック」。飛田達宏(ひだ・たつひろ)院長が2010年に開業。内装はホテルを思わせる落ち着いた雰囲気で、笑顔のスタッフが温かく迎えてくれる。これは飛田院長の「患者さんの不安を解消して安心してもらいたい」という思いにもとづくもの。「重視しているのはカウンセリングです」との言葉どおり、初診時にはじっくり時間を取って患者の話を聞き、説明することから始める。痛みに配慮した治療に努め、患者が安心して通ってもらえる歯科医院をめざし、歯の治療・予防を進めて地域の歯の健康に貢献していきたいと語る飛田院長に、歯科医療にかける思いや今後の目標について聞いた。

(取材日2020年8月14日)

カウンセリングを行い丁寧でわかりやすい説明に努める

開業までのご経歴や、開業された経緯についてお聞きします。

飛田達宏院長 ひだまり歯科クリニック1

2003年に大阪大学歯学部を卒業し、同大学大学院歯科保存科に進み、研究しつつ同大学歯学部附属病院での診療や、2つの歯科クリニックでの非常勤勤務で基礎を学びました。大学院卒業後は大阪市内のクリニックで勤務し、2008年からは西淀川区のクリニックで副院長を任せていただきました。ここでは後輩を指導したり経営のノウハウについても学ぶことができました。さまざまなことを経験させていただくにつれ「自分のクリニックをもち、挑戦したい」という気持ちになりました。そこからは、たくさんの方にご指導をいただきありがたかったですね。開業の場所選びは近畿圏各地を探して回り、ご縁があってここに決まりました。芦屋は結婚を機に住み始めた街で、とても暮らしやすい所なので、ここで開業できたことはありがたいことだと思っています。

クリニックに来られる患者さんの年齢や症状などに特徴はありますか?

年齢層は各層満遍なくいらしていただいています。お子さん連れの方にも気兼ねなく治療を受けていただけるようチェアの横にキッズスペースを備えた場所もつくりました。この辺りの方は歯科意識が高く、治療が終わってからも予防やメンテナンスのために通ってくださる患者さんの割合は多いです。

普段の診療で大切にしていることを教えてください。

飛田達宏院長 ひだまり歯科クリニック2

患者さんに安心して治療を受けていただきたいので、カウンセリングを重視しています。専用のカウンセリングルームを用意していますので、初診の時に検査も含めて1時間から1時間半お時間いただいて、詳しくお話を伺い、その後に検査をして検査結果をお伝えしています。伺う内容は主訴の他にも既往歴、他の歯科医院での治療で嫌だった点や不安要素などについても伺います。例えば麻酔が効きにくいかどうか、フッ素を塗るのは嫌ではないかといった具体的なことも一つ一つ把握して記録に取り、治療に生かしています。カウンセリングは2回目以降にも必要に応じて行います。例えば矯正治療の場合には、どのような方法で治療するのかをモニターを使って説明したり患者さんごとの資料を作成して見てもらい、患者さん一人ひとりに詳しく説明することを大切にしています。

痛みの少ない治療で患者の負担を軽減

ところで、先生が歯科医師をめざされたきっかけは何だったのでしょう?

飛田達宏院長 ひだまり歯科クリニック3

実家から近くに大阪大学があったことがきっかけです。祖母から大阪大学の話を聞き、興味を持ちました。歯学部を選んだのは高校3年生の夏です。大阪大学のオープンキャンパスがあり工学部や歯学部を見て回ったのですが、歯学部にいた先生の話がすごく面白かったのです。その際に、この先生のもとで学びたいと思いました。あとは、大学病院の設備がすごく充実していたことも魅力でした。無事合格できまして、大学院では歯科保存科という学科に進学して、専門的な研究や大阪大学歯学部附属病院での研修などを通して、さまざまなことを学ぶことができました。思い出すと充実した日々を過ごしていたなと思います。

こちらのクリニックでは痛くない治療をめざしておられるそうですが、それはどのような思いからですか?

患者さんの立場に立って、安心で安全な歯科医療を提供したいという思いからです。一般的な話ですが、患者さんが歯科医院に行きたくない理由に挙げるのが、怖い・痛い・わからない、ということなのです。「怖い」と「わからない」に関しては説明をしっかりすることで解決できますが、「痛い」に関してはできるだけ痛くないようにする必要があります。表面麻酔をして、時間を置いてから麻酔をゆっくり入れる、というようにしっかり時間をかけて丁寧に対応すると、痛みはかなり軽減できます。麻酔の技術や、患者さんへの対応など勤務医時代に教えていただいたことなので、先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。

患者さんからの言葉でうれしかったことをお聞かせください。

飛田達宏院長 ひだまり歯科クリニック4

お子さんが矯正をされていたことで、ご自身も矯正を受けるか迷われていた方がいました。ただその方は、40代という年齢と自分に合う矯正歯科医師に出会えずにいたのです。ご友人からの紹介で当院での通院がはじまり、私をはじめスタッフが「歯科で嫌な経験をしたこと」「気になっていること」などしっかりお話を伺う中で矯正に対しての不安や疑問について話してくださったので、一つずつ丁寧に説明しました。すると「相談してみてよかったです。すごく納得できましたし安心しました」ととても喜んでいただけたのです。実際矯正がはじまってからも、私が担当しているので、通院時にいつでも相談に乗れますし、その患者さんは「調整に来ることが楽しみです」と言ってくださっていましたね。日頃からスタッフとともに患者さんお一人お一人と向き合うことを大切していますので、患者さんに喜んでいただけると本当にうれしいですし、励みになります。

安心して通ってもらえる歯科医院をめざして

こちらのクリニックには紹介で訪れる患者さんが多いとお聞きしました。

飛田達宏院長 ひだまり歯科クリニック5

おかげさまで、毎月新たに来院いただく半数の方は患者さんからの紹介です。開院以来、「大切な人に紹介したい歯科医院」をめざしてきましたので、とてもうれしいことです。また患者さんの立場に立って、痛みに配慮した治療、わかりやすい説明に努め、患者さんが安心して通ってもらえるクリニックづくりをスタッフとともに追及してきましたので、スタッフ全員に感謝の気持ちでいっぱいです。痛みに配慮した治療や、説明をしっかりと、というのは当たり前のことですが、当たり前を維持するだけでなくレベルアップしていくためにも全員で励んでいきたいです。

スタッフ教育にも力を入れていらっしゃるそうですね。

教育に関しては、他の歯科医院との合同勉強会に参加してもらっていますね。前回は5つの歯科医院が集まっての勉強会でしたが、スタッフがそれぞれの院での実践例を報告するんです。そこで他の歯科医院のやり方から学ぶことも多々ありますね。スタッフが自主的に、当院でもこれを取り入れていこう、などと話し合って、いろいろなことを実践してくれています。日常的には、患者さんは院長には話せなくてもスタッフには話せるということもありますよね。そういう声をできるだけ拾えるよう、話しやすい雰囲気づくりにも気を配っています。

今後の展望についてお聞かせください。

飛田達宏院長 ひだまり歯科クリニック6

今後も新しい治療法を積極的に取り入れたいと考えており、CAD/CAMシステムを近々導入する予定です。これはセラミックの補綴物を設計・加工する機械で、かぶせ物や詰め物の治療を短期間でできるようになることがメリットです。最近のお子さんは顎が小さいけれども歯が大きく、ガタガタの歯並びになってしまっているケースが多く見られます。その対策として、顎を広げていく装置を口の中に入れたり、またはマウスピース型の装置を使って、口をしっかり閉じ鼻呼吸ができるようなトレーニングをしたりする方法に力を入れていく考えです。スペース拡充や新しい技術を取り入れることで、もっとさまざまな患者さんの要望にお応えできるよう、今後もスタッフとともに精進していきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント埋入手術/25万円~、
小児矯正/30万円~、
成人の矯正/前歯のみ:30万円~、奥歯まで:45万円~、マウスピース型装置を用いた矯正:50万円~、ホワイトニング/1万~5万円、審美歯科:セラミックインレー/6万円、セラミッククラウン/12万円

Access