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羽磨 隆士 院長の独自取材記事

はま眼科

(横浜市港北区/高田駅)

最終更新日:2019/08/28

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横浜市営地下鉄グリーンラインの開通で町の様子が大きく変わった港北区高田。高田駅のロータリーの目の前にある「はま眼科」が開院したのは今から23年前。町の変貌を見届けてきたクリニックだ。羽磨隆士院長は緑内障治療が専門で、多くの手術を手がけてきたドクター。小さな子どもから高齢者まで幅広い世代の患者が通ってくるクリニックで、「丁寧に、親切に」という院長のモットーは、患者にもしっかりと伝わっているようだ。ユニークな前歴や家族の話までざっくばらんに話してもらった。
(取材日2011年7月15日/更新日2019年3月18日)

眼科は目覚ましく発展。手術せず点眼薬でできる治療も

まずは先生のプロフィールからお聞かせください。

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1986年に東京医科大学を卒業。その後大学に10年間残り、東京医科大学茨城医療センターや北海道の市立根室病院、さらに山梨県の大月市民病院でも診療しました。それ以外はずっと母校の大学病院で多くの患者さんの治療、とりわけ緑内障や白内障の手術を中心に行ってきました。じつは僕は東京医科大に進む前に、立教大学の観光学科に通っていました。当時、立教大学の観光学科はとても斬新な学科で興味があったんです。そこでホテル経営について学びました。その後カナダでビジネスに携ったのですが、その頃から考え方が変わってきました。「もっと人を助ける仕事をしたい」と思うようになり、東京医科大へ進んだわけですが、クラスメイトにも文系の大学を卒業した者が数名いました。おそらく今はもっと増えているのではないでしょうか。医療と観光はまったく毛色の違う分野に見えますが、「サービス」という意味では通じる部分があるのかもしれません。

こちらのクリニックはいつ開院されたのですか?

1996年4月15日に開院し今年で23年目です。今でこそ歯科医院や動物病院も同じ建物内にでき、駅前も便利に開けてきましたが、開院した当時は目の前に畑が広がっていて、本当に何もないところでした。この場所はたまたま通りかかったことが最初の縁でしたが、当時、ここにクリニックを開院すると言ったら、みんなからこんな場所には患者さんなんて来ないよと言われました。それでも何とかなってきましたからね。横浜市営地下鉄グリーンラインが開通して、畑だった場所も立派な駅前のロータリーに生まれ変わりました。23年間、多くの患者さんの目を診てきましたが、同時にこの町の歴史も見てきましたね。

先生は緑内障にお詳しいと聞きました。

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緑内障を専門的に学び、治療してきました。緑内障は40代50代の人が注意したい病気の一つですが、若い人でも罹る人がいます。しかし今は健康診断のときに眼底写真を撮ることが増えましたから、それで発見される人は多いです。白内障は悪くなっても手術したら治ることもある病気です。しかし緑内障は放っておくとどんどん悪化してしまいます。さらに厄介なことに予兆と呼ばれるような症状がないんですね。そのため気がついたときには手遅れという人も少なくありません。一方で朗報もあるんですよ。緑内障は今、治療薬がとてもよくなっていて、手術をしなくてもいいケースが増えています。私が大学にいた頃は治療薬が2種類しかなく、それが合わなければ即手術という時代でした。眼科については日進月歩で治療も薬も進化しています。

現代病ドライアイの薬にも進化が

30代40代で目立つ目のトラブルは?

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ドライアイですね。パソコンや携帯で目がかなり乾きやすい状態に、皆さん、日々さらされていると思います。目が乾く、目がゴロゴロするのがドライアイの症状の一つですが、治療法としては点眼薬で水分を補う薬を使うのが一般的です。以前はこの水分を補う薬が中心でしたが、今では水分を増やす薬も出てきました。なおこの世代はコンタクトレンズを使っている人も多いですが、その取り扱いを間違ったことでトラブルを招く人もいます。そもそも装着時間が長過ぎます。つけたまま寝てしまう人もいるでしょう。アカントアメーバ角膜炎という病名を聞いた人も多いでしょうが、それは不潔にしていることが原因です。アカントアメーバはすぐに治療すれば失明のリスクは減ります。そもそもコンタクトも、この20年で非常に品質がよくなっています。なのでちゃんと丁寧に正しく取り扱っていれば、基本的にはトラブルは起こらない医療器具です。

患者さんとの記憶に残るエピソードは?

勤務医だった頃は手術の毎日でしたが、僕が医師になって一番最初に手術をした患者さんはやはり印象的ですね。白内障の患者さんでしたが、「本当にありがとう。先生、茨城で開業しなさいよ」と言っていただきました。ただ、当時僕は医師になって1年目でしたからね。さすがに開業は無理だろうとあきらめました(笑)。この患者さんだけに限らず、大体の患者さんは手術をすると喜んでくれますね。ちなみに斜視も手術で対応できる例が少なくありません。斜視には手術をするものとしないものがあり、手術する場合には先天性の斜視だと生後2、3ヵ月で行います。小学校に上がる前も一つのタイミングです。高校生ぐらいになると全身麻酔はもう必要ないので、外来で手術を行います。重度の斜視の人は手術で完璧に治すことは難しいのですが、手術をすることで、サングラスを濃いものから薄いものに変えることもできます。

先生の診療におけるモットーは?

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尊敬する先輩に言われたのが「患者さんにはとにかく親切・丁寧にしなさい」ということです。それが一番だと教えられました。僕自身もそれを心がけているつもりですが、日によってはとても忙しい時もあって、正直完璧に自信があるわけではありません。しかし先輩の言葉は今も肝に銘じているつもりです。僕が新人の頃は医局で、診療以外でも先輩としょっちゅう一緒にいて、多くのことを学べました。もちろん医学の勉強は自分自身でするわけですが、でも一人ではわからないこともあります。そんなときに先輩の助言は本当に助けになりました。

40代を過ぎたなら、1年に1回は眼底検査を

ところで先生ご自身は目の健康のために何かされてますか?

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何かおかしいと思ったら、すぐに診てもらうようにしています。僕は飛蚊症という目の疾患の一つを持っているのですが、その症状がひどくなったときは友人のドクターのところに行っています。僕の周りは眼科の医師だらけですから、お互いにチェックし合っています。やはり1年に1回程度、眼底を検査したほうがいいですね。糖尿病の方の場合は、2、3ヵ月に1回の検査が必要です。目に限らず、何かおかしいと気づいたときには早く診断を受けることが何よりです。気がついてるのに検査に行かない人が多すぎます。ここには小さな子からお年寄りまで、さまざまな年齢層の患者さんが来られます。ぜひ働き盛りの世代の人も、気軽に眼科に足を運んでいただきたいです。

先生は休日をどう過ごされてますか?

日曜の午前中はテニスを楽しんでいます。ずっとテニススクールに通っているのですが、なかなかクラスが上がらないのが目下の悩みです(笑)。でもうまくなることよりも体を動かすことのほうが意味があるのだと、自分を納得させてますよ。今、医学部に通っている息子がいて、彼もテニスをしています。成績もなかなかいいんですよ。僕たち家族は旅行が好きで、特に気に入っているのがハワイのマウイ島です。いつも泊まるホテルにテニスコートがあって、そこのコーチのレッスンを受けるのが息子は好きだったようです。僕は観光学科を出てますが、旅先でわざわざホテルのサービスを厳しく査定するようなことはしません。ときには気になることもありますが、気にしたって仕方ありません。旅は大らかに楽しまないとつまらないですからね。なお家族旅行のプランニングは、だいたい僕がしています。

最後に、読者へのメッセージをいただけますか?

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繰り返しになりますが、気になることがあればすぐに医療機関に行ってください。お仕事が忙しいのは十分わかりますが、目の病気の中には今もなお治療のタイミングが遅すぎたことによって、光を失ってしまうケースもあります。また眼科医療については治療が本当に楽になりました。治療法が増え、その手段も増えたのです。検査機器も進化し、治療薬である目薬もたいへん品質の良いものが増えています。なお、体を十分に休ませてあげることも忘れないように。目の疲れを取るには、ただ目を閉じているだけでは駄目で、体そのものを休ませることが大事です。何か気になることがあれば、気軽に相談にお越しください。

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