北山田耳鼻咽喉科

北山田耳鼻咽喉科

伊藤 浩一院長

頼れるドクター

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医師になって27年、大学病院や市中病院にて培ったアレルギー治療の豊富な経験を生かし、横浜市都筑区の地域医療に貢献している医師がいる。横浜市営地下鉄グリーンライン北山田駅直結、「北山田耳鼻咽喉科」の伊藤浩一院長だ。患者の約半数を子どもの患者が占めるとあって、院内にはさまざまな工夫を凝らし、「少しでも治療の恐怖心を取り除いてあげたい」という想いで診療にあたっているという。その背景にある、医師をめざしたきっかけとは? 近年注力しているという舌下免疫療法や、アレルギー疾患の予防策などさまざまなトピックスを織り交ぜ、たっぷりと話を聞いた。
(取材日2016年6月13日)

患者の不安や恐怖心と向き合う根からの医療人

―ここ都筑区はファミリー層の多いエリアなんですね。

当院の患者さんも平均年齢が若く、半数近くが子どもの患者さんです。待合室のスペースを広めに取ったのもそのためで、ベビーカーのまま入れるようにしているんですよ。このクリニックモールは駅直結ですし、車でお越しになっても地下の駐車場からそのまま上がって来られますから、雨の日も濡れることがありません。そうした通いやすさもお子さん連れが多い理由の一つでしょう。

―どのような症状を訴える方が多いですか?

鼻水、アレルギー症状、花粉症、お子さんですと中耳炎が多いです。鼻と耳は奥でつながっていて、子どもの場合その距離が近いですからね。なかなか上手に鼻をかめず、すすったりしているうちに鼻水が耳のほうへと流れてしまいます。それで鼓膜の奥に菌が入り込んで、中耳炎になってしまうわけです。中耳炎には痛みのないものもあり、お子さんが訴えないので気づくのが遅れることがしばしば。風邪をひいたときは、耳のほうも気をつけてあげてください。

―子どもの患者さんを迎える上で、何か工夫されていますか?

少しでも恐怖心を和らげてあげることです。例えば、一般的には外に丸出しになっているネブライザー(経口吸入器)を、当院では棚の中に納めて見えないようにしています。機材が視界に入って怖がってしまうお子さんもいますからね。あとはいかにも病院という雰囲気にならないよう、院内は白を基調とした内装に暖色系の家具を合わせて、全体的に温かみを感じられるようにしました。実際の処置の際には「耳垢を取りますよ」「鼻の吸引をしますよ」という風に、次に何をするか必ず知らせるようにしています。耳も鼻も顔の周りにあって近いのに、見えるようで見えない。そんな不安を取り除くためですね。当院のホームページにはお子さんの診察風景がわかる動画をアップしていますから、あらかじめそちらをご覧になると、どんな手順でどんなことを行うかがわかって、お子さんも安心できるかと思います。

―そもそもどうして医師を志したのですか?

実は私の妹が生まれつきの脳性麻痺で、小さい頃からずっとその姿を見て育ちました。今はバリアフリーなど体に不自由な人に配慮した環境が整ってきましたが、当時はまだまだ。移動するにも車いすもなく、両親とも非常に苦労していました。そんな様子を見てきたので、妹のような人たちや家族の助けになるような仕事に就きたいという思いがずっとありました。それで医師をめざしたんです。耳鼻科を選んだのは、人間が生きていくために必ず必要な部位だからです。食べる場所であり、呼吸する場所でもある。そして聴覚と嗅覚をつかさどる非常に大事な箇所。耳は体の平衡バランスを取るという意味でも、動物が生きる上で必要不可欠なんですよね。そういうところに純粋に興味を持ちました。

記事更新日:2016/07/25


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