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本田 英一郎 院長の独自取材記事

なかやま整形外科

(横浜市緑区/中山駅)

最終更新日:2019/08/28

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「先生、ちょっと腰が痛くて」---。腰をさすりながら訴える患者に、「どんな痛みですか」と、穏やかに微笑みかけながら診療にあたる本田英一郎院長。ここ「なかやま整形外科」は中山駅から徒歩3分。2010年4月に開業したばかりだ。きちんとした診断をしたいと、MRIをはじめ、最新のリハビリ機器を導入しているが、なにより大事にしているのは、機械だけに頼らない心を込めた診療。元高校球児だった院長自らのスポーツの経験から、スポーツに熱中する患者に寄り添った診療もしてくれる。院長の温かな人柄がいっぱいに広がっているような同医院。小さな痛みを癒し、大きな安心感を抱えて帰れるよう、気軽に来院してほしいとの思いを込めて、今日も診療にあたっている。
(取材日2011年1月20日)

MRIをはじめ最新の医療機器を導入。でも基本はきちんと自分の目で診る診療

開業されたのはいつでしょうか。

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2010年4月の開業です。妻の実家が横浜でもあり、駅から近いこの場所が気に入って開院を決めました。1級建築士の義弟が設計してくれたんですよ。こだわったのはMRIですね。きちんと診断をしたいという気持ちがありましたので、どうしても導入したかったんです。リハビリ機器も最新の設備を整えてあります。そして院内は、ゆったりとしながらもスッキリした雰囲気を心掛けました。今、来院される患者さんは、基本的に高齢者の方が多く、だいたい8割くらい。腰や膝が痛い、といった患者さんがほとんどですね。

MRIがあることで治療はどのように変わってくるのでしょうか。


MRIは今、一般の方もかなり広くご存知だと思います。僕は大学病院の医局に入った若い時から、機械に頼ってはダメだと教育されてきました。血液検査をしたりレントゲンを撮って異常がなかったから大丈夫、というように検査に頼るのではなく、きちんと自分の目で見なさい、診察をちゃんとしなさいと。でも、実際のところ、診察をして異常が見つからなかったりレントゲンでわからないようなことも、MRIだと発見できることが結構あります。ですからMRIは医者の僕にとって重要性がわかるし、患者さんにとっても精密検査をするという安心につながります。ただ現実には、MRIが必要になる患者さんは少なくて、ほかで検査もしたけれど良くならないので精密検査をして診てほしいと希望される方に使うことが多いです。もちろんMRIをやってもわからないことはたくさんあり、MRIでなんでも全部わかるというわけではありません。でも、「ここまでやって異常が見つからなければ、悪性の病気や進行性の病気の可能性は低いので、このまま今の治療を続けましょう」とか、「日常生活も痛みと相談しながら行動していいですよ」といったアドバイスができますし、治療の選択肢も広がりますから、患者さんはかなり安心できると思いますね。

先生ご自身のご専門はなんですか?

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僕自身の専門は、脊椎外科やスポーツ整形、リウマチなどです。手術も一通りできないといけないと教えられてきたので、勤務医時代は外来と手術の両方を担当し、専門の脊椎の手術だけでなく人工関節の手術なども手がけました。今は外来だけになりましたから、そこが少し物足りないところではありますね。ただ、専門はあくまで専門、今は基本的に全般を診ます。全般というのは、整形外科一般に限らず、これは整形外科に行ったほうがいいのかどうか、患者さんが悩まれるような場合も含めて診ています。例えば、顎が痛くて、これは整形外科か歯医者さんかどちらに行ったほうがいいのかわからないといった場合があります。患者さんに「整形外科じゃないから口腔外科に行ったほうがいいよ」と言うだけではなくて、口腔外科に知り合いの先生もいますから、こうしたほうがいいとアドバイスするとか、やはり専門家にかかったほうがよければ紹介するとか、そこまではきちんとしてさしあげないといけないと思っています。また、患者さんに高齢者の方が多いこともあり、今度、初めての試みですが、院内で「転倒予防教室」を開く予定なんですよ。理学療法士が中心になって、お話をしたり体操をしたりするんです。普段の生活のなかで、ご自分で気をつけていただかないといけないですからね。今、情報もたくさんあり、骨粗しょう症についての関心は高くなってきているので、こういうことも定期的にやっていきたいと思っています。

甲子園を目指した高校時代。その思いは今も診療の中に息づいて

先生はなぜ医師、それも整形外科医を目指されたのでしょうか。

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僕は熊本の田舎の出身なのですが、幼稚園の頃、身近な職業のなかでお医者さんがとてもかっこよく見えて、ずっとお医者さんになりたいと言っていたんです。小学生の時は、いい先生に出会ったので学校の先生になりたかったんですけどね。高校3年生になって理系クラスに入り、やはり医学部を目指そうかな、と軽く思うようになりました。実は、僕は野球部でずっと野球に熱中していたのですが、3年生の夏の県大会の決勝戦で負けてしまったんです。そしたら、燃え尽き症候群みたいになってしまって。結局その後は全然勉強に身が入らなくなり、医学部どころか将来に対する方向性がわからなくなりました。転機になったのは卒業直前、知り合いの整形外科の先生に、「後悔しないように生きなさい。やらずに後悔するよりやって後悔する方が納得できるのでは。」と言われ、本当に感銘を受けました。それがきっかけとなり、真剣に医学部を目指そうと心を入れかえて1年浪人をして何とか入学できました。整形外科医を目指すようになったのも、その時からだと思いますね。

野球をしていた経験は、現在、役立っていらっしゃいますか?


そうですね。大学時代は野球を離れ、ボート部に入りましたが、やはりずっとスポーツを続けていましたので、スポーツをしている人の気持ちがよくわかるつもりです。例えば、中学生や高校生で、最後の試合前に大きなけがをしてしまった場合、普通の医師なら、通常であれば絶対にダメというところを、僕は「それだけの覚悟があり、後でしっかり治療するのであれば出てもいいよ」と、許可を出す場合があります。学生のときにスポーツをするのって、そのスポーツを一生続けるというより、その時のメンバーと一緒にやるということも重要。仲間と最後までやりたいという気持ち、そういう経験が大事だと思うので、できる限り経験させてあげたいと思うんですよ。そう思えるのは、自分自身がスポーツを通じて良い仲間、友人に出会えたからだと思います。スポーツをやっていて良かったなあと思いますよね。

お休みの日はどのように過ごされていますか?

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今もたまに野球をやったりしています。出身の順天堂大の整形外科に野球チームがあるんですよ。学生時代はずっとキャッチャーでしたが、今はファーストを守っています。普通の休みの日は、家で読書したり、静かに過ごすことが多いですね。僕は子どもが3人、大学生の息子と高校生、中学生の娘がいますので、時々、一緒に焼肉に行くとか、家族で出掛けたりもします。娘たちはバレーボールをやっているので、大会の応援に行くこともありますよ。今は、休みの日にリフレッシュしなければいけないほど、仕事でストレスがたまっているということもないですから、休みの日はのんびり過ごすことが多いです。

言いたいことがなんでも言える、気楽に来ていただける医院にしたい

診療するときに一番心掛けていらっしゃるのはどんなことでしょう。

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とにかく患者さんの話をよく聞くということです。そして言いたいことが言えるような雰囲気や状況を作って、患者さんが何でも言いやすいように誘導してさしあげることですね。言いたいことを言えない方って結構いらっしゃるんですね。それをどうやって引き出すか、というのは心掛けています。例えば、痛みの表現ってとても難しいと思うのですが、患者さんの言葉でカルテを書くなどして、患者さんの言葉を大切にしていますね。あとは安心して帰ってもらうということ。診断や治療に不安を抱えたままでお帰りいただくことのないよう、きちんとご説明をして、できる限りのアドバイスもします。僕は患者さんに、よく「治療を受けても治らない時には治らないと、ちゃんと言ってほしい」と話しています。なかなか言えないとは思うのですが、それはクレームなどの悪いイメージではなく、大事な情報なんです。そういう、言いたいことがきちんと言える信頼関係を築いていけるよう、心がけています。

スタッフをとても大事にされていらっしゃるそうですね。


前の病院から一緒に働いてくれているスタッフが多いです。電子カルテを導入していますから、それほど人数がいるわけではないんですけれど。みんな気心の知れた、経験者ばかりですから、安心していられますね。開院にあたり、わざわざ引越しして来てくれた人もいるんですよ。とてもありがたいと思っています。人を大事にするというのは大切なことなんですよ。それはスタッフに対してもそうだし、当然、患者さんの診療に関しても、常に自分の親だったらどうするか、自分の子どもだったらどうするか、と考えていますが、そういう気持ちがなければ治療にあたってはいけないと思うんですね。人を大事にするというのは、当たり前。誰に対しても同じように大切なことだと思っています。

今後どのような治療を目指されていらっしゃるのでしょうか。

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これからも自分の診療スタイルは変わらないと思いますが、将来的には、ベッドがあって入院できるような有床の診療所を作りたいと思っています。高齢者の患者さんも増えていらっしゃいますから、最後まで治るお手伝いをしたいという気持ちがありますね。あとは、とにかく気軽にいらしてほしいです。よく、本当に整形外科でいいのかとか、どういうタイミングでどの程度の痛みで病院に来たらいいのかわからない、という患者さんがいらっしゃいます。なかには、実際にいらしてから、「さっきまでは痛かったんです」とか「今は大丈夫なんですけど」と申し訳なさそうにおっしゃる方もいらっしゃいますが、そんなに気にされることはないです。みなさん、来院する理由があって、それを解決したくて病院にいらしているということを私たちはよくわかっていますから。気を遣わず、気軽に来ていただいて、悩みを解決して帰っていただくのが一番だと思っていますね。また、そういうふうに、気楽に来ていただけるような医院にしていきたいと思っているんです。

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