専門家による診断で種類や原因を精査
レーザーを駆使したしみケア
赤磐皮膚科形成外科
(赤磐市/瀬戸駅)
最終更新日:2025/08/29


- 自由診療
たった一つ見つかっただけでどうにも気になるのが「しみ」。最近では、美容クリニックでも手軽にしみのケアが受けられるようになった。しかし、一口に「しみ」と言ってもその種類はさまざまで、誤ったケアを行うと逆に悪化してしまう恐れがあるため、クリニック選びには慎重さが必要だ。「赤磐皮膚科形成外科」は、日本専門医機構認定形成外科専門医かつ日本皮膚科学会皮膚科専門医である高橋義雄院長と日本専門医機構認定皮膚科専門医である高橋祥子副院長2人の医師が在籍。患者に丁寧にヒアリングした上で、豊富な専門知識と知見をベースにしみの種類や原因を特定し、おのおのの症状に適応するレーザーを使いケアを行う。診断機器や数種類の医療用レーザーを導入し、患者の肌のトラブルに向き合う院長と副院長に、しみケアについて詳しい話を聞いた。
(取材日2025年7月16日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qしみにはどんな種類があるのでしょうか?
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A
【祥子副院長】しみには多くの種類があり、世代によっても悩みが異なるものですが、一般的には紫外線の影響によってできる茶色や褐色の老人性色素斑が多いですね。また昨今問題になっている女性ホルモンの分泌が活発な30~40代の女性に発生しやすい肝斑は、両頬に見られる薄いしみで、女性ホルモンの影響だけでなく化粧や洗顔などによる物理的刺激なども原因とされています。ほかには遺伝的な要因が大きいといわれるそばかす、皮膚の比較的深い部分にできる青みがかった色素沈着であるADM(後天性真皮メラノサイトーシス)などがあり、こちらはまだ原因がよくわかっていません。
- Q皮膚科専門医を受診するメリットを教えてください。
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A
【祥子副院長】最大のメリットは、しみの種類を適切に診断した上で施術やケアの方法を提案できるという点にあります。さらに当院では皮膚科専門クリニックとして、侵襲性の高い医療機器を採用していますが、万が一肌に不調が出現した場合も迅速な対応が可能です。
【義雄院長】当院では肌画像解析装置や、皮膚を拡大して診るダーモスコープといった検査機器はもちろん、触診や視診も併せて診断しています。またレーザー機器は、しみの種類や深さなど合わせて数種類導入しています。
- Qレーザーを使ったしみケアは痛みがありますか?
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A
【祥子副院長】患者さんによって痛みの感じ方はさまざまだと思いますが、耐えられないほどの痛みではありません。レーザーの種類によって痛みは異なりますが、例えるなら「輪ゴムで皮膚をパチンと弾かれる程度の軽い痛み」といったところでしょうか。
【義雄院長】中には強力な照射を伴うレーザーもあります。その場合は施術の30分前に麻酔クリームを塗布するため、チクチクといった程度の痛みになります。ただ痛みに敏感な患者さんもおられますので、事前にご相談いただければと思います。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1洗顔
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事前に予約をして、ウェブ問診表の入力。来院当日は正しい肌状態のチェックのために、化粧をしている人は洗顔でしっかりメイクを落とす。
- 2肌状態のチェック
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患者の肌状態を正確に把握するために肌画像解析装置を用いてしみの種類や深さ、今後しみになりそうなものなどを詳細に確認していく。さらにダーモスコープを使用して見た目では判断しにくいしみもチェック。同院では触診も行ってしみの深さの診断に役立てている。
- 3カウンセリングの後、施術内容の決定
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カウンセリング専門のスタッフが患者一人ひとりのライフスタイルや肌の悩みなどの希望を聞き、医師に共有。次に医師による診察で、事前にウェブ問診票やカウンセリングで聞いた、肌の悩みやこれまでの経緯、施術の希望などの情報をもとに、肌状態のチェック結果も踏まえて施術内容を決定する。また患者の「いつまでにどんな状態にしたいか」などの目標も目線を合わせ、治療のダウンタイムをはじめとした不安を解消し治療に進む。
- 4施術の開始
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痛みが強いレーザーを使用する場合は麻酔クリームを塗布してから施術を開始する。施術時間は30分前後。しみによって、1回のレーザーで終わる場合と、約半年間かけて5~6回レーザーを照射する場合がある。
- 5施術後のケア
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施術直後に化粧水、乳液、日焼け止めを塗布して終了。施術後は肌が敏感になっているため、毎日のスキンケアや紫外線対策はしっかり行うことを推奨。特に「肌に刺激を与えない、こすらないようことが重要」と祥子副院長は話す。
自由診療費用の目安
自由診療とはレーザーを使ったしみケア/5500円~