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古積 晃 院長の独自取材記事

こせき醫院

(瑞浪市/瑞浪駅)

最終更新日:2025/04/15

古積晃院長 こせき醫院 main

瑞浪駅より徒歩15分、最寄りのバスの停留所からは徒歩1分の場所にある「こせき醫院」は、瑞浪市を中心に幅広い年齢の患者が通う医院。皮膚科・内科ともに長年の診療経験を持つ古積晃院長は、病気だけでなく患者という一人の人間を診るという姿勢で地域医療に尽力してきた。出勤前に胃内視鏡検査を受けられるよう、診療は朝8時からスタート。一般の患者と発熱患者とで動線を分けるなど、誰もが安心・快適に受診しやすい環境づくりにも取り組んでいる。地元である瑞浪市で、「自分にできることは最大限したい」と真摯に患者と向き合ってきた古積院長。かかりつけ医として日々どのような思いで診療しているのか、同院の特徴や過去の経歴にもふれながらいろいろな話を聞いた。

(取材日2025年3月28日)

出勤前に胃内視鏡検査も可能な地域のかかりつけ医院

こちらの医院の概要について教えてください。

古積晃院長 こせき醫院1

当院は瑞浪市で2009年に開業した内科・皮膚科医院で、市内からはもちろん土岐市や恵那市からも患者さんがいらっしゃいます。年齢も0歳の赤ちゃんから100歳以上のご高齢の方まで幅広く、家族ぐるみでお付き合いのある方も珍しくないですね。最初は小規模な建物で診療をスタートしたのですが、しばらくすると空間の使い方や動線に改善の余地があると感じるようになり、ありがたいことに患者さんの数も増えてきたため改装・増築も行いました。設備に関しては経鼻内視鏡や腹部超音波装置、エックス線装置などを導入しているほか、血液検査で炎症反応を調べることも可能です。皮膚科領域では紫外線療法、例えばナローバンドUVB治療で使用する光線治療器も備えています。

診療内容についても伺います。

私はもともと皮膚科の医局の出身で、途中からは消化器分野を中心に内科の診療経験も積んできました。現在は地域のかかりつけ医として一般内科をメインに診ており、中でも高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の治療を行っています。日頃の生活に着目し、食事の内容などをヒアリングしながらその方に合った薬で症状のコントロールをめざします。ほかにも胃腸症状を訴える患者さんに胃内視鏡検査を実施したり、発熱や腹痛といった急性疾患を診療したりと一通りのことに対応していますね。皮膚科でも水虫や湿疹、じんましんやイボ、慢性疾患だとアトピー性皮膚炎など一般的な病気の治療が可能ですので、お困りの症状がある方はぜひお越しください。

胃内視鏡検査における特徴やこだわりはありますか?

古積晃院長 こせき醫院2

経口内視鏡よりも痛みや吐き気が少ない経鼻内視鏡に対応している点と、朝8時30分から検査を受けつけている点が特徴ですね。検査前日は夜9時以降の飲食が不可能なため、当日は空腹状態で受診いただきます。検査の時間が遅くなるほど患者さんはおつらいでしょうから、朝一番に受けられるようなスケジュールにしているんです。お忙しい方も出勤前に立ち寄りやすいと思いますので、ご希望の場合は気軽にお問い合わせください。また内視鏡の分野に30年以上携わってきた経験を生かし、胃がんやポリープ、胃潰瘍などの病気を見落とさないよう正確な診断に努めているのもこだわりです。特にがんの有無はきちんと見極めなければなりませんので、必要に応じて生検を実施し、連携先の病院に速やかにご紹介。そして治療が終わったら再び当院で経過を見てまいります。

「病気ではなく人を診る」を大切に。感染症対策も徹底

診療で心がけていることは何でしょうか?

古積晃院長 こせき醫院3

患者さんの立場に立ってお話を聞き、一人ひとりに適した薬の処方を心がけています。その根本には大学時代の先生から言われた「病気ではなく人を診る」という教えがあり、単なる症状だけでなく、その方のお悩みやご希望も踏まえて治療内容を考えていますね。その上で、患者さんのお体と薬との相性を確認しながらより良いものを一緒に探していくのが当院のスタイルです。あとはお子さんが怖がらずに受診できるよう、親御さんのご理解・ご協力も得ながら、スタッフ一同和やかな雰囲気づくりに取り組んでいます。キッズスペースもありますので安心して通っていただけるでしょう。また、小児特有の病気は近隣の小児科への受診をご案内していますが、軽いものであれば皮膚疾患などを診るついでに診察可能です。

発熱の外来にもしっかりと対応されているそうですね。

一般の患者さんと発熱の患者さんを同じ空間でお待たせしないよう極力注意しています。発熱の患者さん専用の診療室を別途ご用意し、診察以外の時間はお車の中で待機していただくなど、双方が安心できる環境の整備に注力しています。だからこそ、新型コロナウイルス感染症が流行した時は可能な限り多くの患者さんを受け入れ、PCR検査も積極的に実施できました。もちろん現在も感染症対策はおろそかにしておらず、両方の診療を円滑に行えるよう、熱がある患者さんには事前のご予約をお願いしております。当院にお電話いただければ受付スタッフが診療日時をご案内いたしますので、ご協力いただけますと幸いです。

皮膚トラブルを市販薬で治そうとせず、受診したほうが良い理由もお聞かせください。

古積晃院長 こせき醫院4

現代はインターネットの普及により、皮膚にできたものが何かを調べてご自身で対処しようとする方が増えたと感じています。その対処法が合っているのなら問題はありませんが、実は皮疹というのは医師でも場数を踏まないと診断が難しいもの。似通っている疾患が非常に多く、患者さんの予想と実際の病気が異なるケースがほとんどなんです。また自己流のケアによって悪化してから受診した場合、もともとの皮疹の状態がわかりにくくなり、診断の難易度が上がってしまう場合もあります。そうなる前に適切に診断し、早期のうちに治療するのが私たち医師の仕事ですので、気になる皮膚トラブルがあればクリニックを受診し、専門家に診てもらうのがお勧めです。

地域の健康相談窓口となり、医療の交通整理をしたい

先生が皮膚科を学んだ理由や、開業するまでのご経歴をお聞きします。

古積晃院長 こせき醫院5

幼少期にアトピーを患っていたのがきっかけで、愛知医科大学を卒業後は皮膚科を専門に選びました。そして当時の上司から内科も診療できたほうが良いとの助言を受け、同じ大学内で消化器領域も学びながら一般内科で研鑽を積みました。以降は岐阜県にある大学の関連病院で地域医療に携わり、複数の民間病院にも勤務。その中で、内科には皮膚疾患のある患者さんも多く受診することを実感し「ブランクができないように再度しっかり勉強しよう」と金沢医科大学の皮膚科に入局しました。最終的には地元である瑞浪市に戻ってくることになり、開業に至った次第です。かつてこの地で診療していた父の存在も開業理由の一つですが、せっかく帰ってきたのならもう一度地域医療に従事しようという気持ちも強く、今は元気になった患者さんが顔を見せに来てくださるのが何よりの喜びになっています。

先生のご趣味や休日の過ごし方、健康法なども教えてください。

学生時代から車が好きで、今までいろんな車に乗ってきました。特にスポーツカーやセダンが好みなのですが、最近は時間があれば旧車を触って手入れをしたり近所を少し走ったりしていますね。あと、休みの日は積極的にウォーキングをしています。妻の買い物に付き添ってアウトレットまで足を延ばすなど、何かの用事のついでに歩くことが多く、休日はだいたい1万歩を超えていますよ。やはり体を動かすことは重要で、生活習慣病の患者さんにも無理のない範囲で運動を取り入れるようにアドバイスしています。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

古積晃院長 こせき醫院6

今後も引き続き地域医療の入り口、皆さんにとって身近な健康相談窓口でありたいと考えています。できる限りの範囲で診療し、十分な対応が難しいケースはしかるべき医療機関へ連携する。開業医の役割として最も大事な「医療の交通整理」をきちんと行ってまいります。気になる症状があるものの、どこに受診すればよいかわからないという方の助けになれればと思いますので、些細なことでもまずはご相談ください。じっくりとお話を伺い、お体の状態も把握した上で治療のご提案・ご説明を丁寧に行い、長く健康をサポートできたら幸いです。

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