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上田 順一 理事長の独自取材記事

うえだ歯科岩瀬診療所

(鎌倉市/大船駅)

最終更新日:2020/12/09

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大船駅から徒歩12分の住宅地にある「医療法人社団開成会 うえだ歯科岩瀬診療所」。理事長の上田順一先生は 日本歯周病学会歯周病専門医の資格を持つ歯周病治療のスペシャリスト。開業後、自分に足りないのは歯周病治療の知識だと気づき、歯科先進国であるスウェーデン式の治療や予防について学び、学びを深めてきた。「歯科医師は患者さんが治療を受けなくて済むことをめざさなければならない」という恩師の言葉に感銘を受け、以来、歯周病治療と予防を通じた健康な口腔内の維持に全力を注いでいる。世界的標準に則った治療を提供する同院には、上田理事長の丁寧な対応や気さくな人柄を慕って訪れる人も少なくない。取材では歯周病治療に取り組み始めたきっかけや、信頼するスタッフの話など、幅広く話を聞いた。
(取材日2016年2月1日)

スウェーデン式の歯周病治療と予防で歯を残す

まず、歯科医師を志したきっかけや、開業までの経緯を教えてください。

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歯科医師を志したのは祖父が歯科医師であったことが大きかったと思います。祖父は、福島県郡山市の開成山大神宮の長男でしたが、宮司ではなく、歯科医師の道を選んだのです。私も祖父のようになりたいと、日本歯科大学新潟生命歯学部に進み、勤務医を経てこの岩瀬で開業しました。当初は鎌倉街道沿いにありましたが、手狭になったので2010年に移転しました。また、大船の北側にある植木に「植木診療所」を開院しました。祖父にちなんで、医療法人名は「開成会」とし、神に仕える神聖な気持ちで仕事にあたろうと、神の使いといわれる鹿をロゴマークにしました。歯科と鹿、シカをかけたわけではないんですよ(笑)。

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

この辺りは、代々この地に住まわれてきた方と、新しく大船に来られた方が入り交じっている地域です。ですから、患者層は赤ちゃんからお年寄りまで幅広いですが、診療では特に歯周病治療と予防、メンテナンスを中心に、なるべく歯を残し、健康を維持することを重視した診療を行っています。勤続10年を超える歯科衛生士が5人、勤続5年以上の歯科衛生士が3人いて、メンテナンスや患者さんへの指導に取り組んでいます。また院内に技工所があり、20年の付き合いがある常勤歯科技工士がきめ細かに対応するなど、素晴らしいスタッフに支えられているのも当院の特徴です。歯科技工士がそばにいることで補綴治療の質がとても高まるんですよ。神奈川歯科大学と日本歯科大学新潟生命歯学部の協力施設として研修医も受け入れていて、歯周病治療と予防を中心に後進の育成にも努めています。

歯周病治療に取り組まれるようになったきっかけは?

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開業後、自分に足りないのは歯周病治療の知識であることに気づいたんです。そこで、東北大学歯科大学(現・奥羽大学)歯周病科教授であった岡本浩先生に師事し、さらに、岡本先生の師匠であり、歯周病治療の先駆的存在であるスウェーデン・イエテボリ大学のヤン・リンデ先生の勉強会にも参加するようになりました。当時、日本では歯周病治療に取り組む歯科医師はわずかでしたが、世界的には関心が高まっていた時期で「第1回リンデシンポジウム」に参加した時の感動は今でも忘れられません。世界中から集まった歯科医師が症例発表をした後、リンデ先生が「どれも素晴らしいが、歯科医師は患者さんがこのような治療を受けなくて済むことをめざさなければならない」と総評され、スタンディングオベーションとなったのです。その感動が自身の歯科医師としての方向性を決めるきっかけとなり、以来、歯周病治療と予防に取り組み始めました。

スタッフとの連携で「患者中心」の診療を実践

先生の診療方針やモットーとされていることを教えてください。

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すべてにおいて患者さん中心ということですね。ですので、診療ではまず患者さんのお話をじっくりと聞き、ご要望を引き出し、治療方針を立てます。その際、どんな治療でも、土台となるのは歯周病治療と予防、プラークコントロールであることを患者さんに理解していただくようにしています。スタッフにも常に患者さん中心で診療で進めてもらい、患者さんが快適に気持ち良く過ごせるようにしてほしいと伝えています。クリニックの雰囲気づくりは特に意識していませんが、スタッフがみんな明るく素晴らしいんですよ。メンテナンスに力を入れているので、歯科衛生士もやりがいを感じてくれているようです。歯周病治療は、患者さんと歯科衛生士と歯科医師がともに取り組むことが不可欠なので、治療を終えた時には一緒に喜ぶという感じですね。喜びも倍増しますし、スポーツのような達成感があります。

こちらの歯周病治療の特徴についても教えてください。

歯石を取り除く際に歯や歯茎を傷つけないことが大切なので、当院では、イエテボリ大学の歯周病科と同じ機器を使っています。治療と同じぐらいメンテナンスを重視するのがイエテボリ流なのですが、これは日本人に向いているようです。当初はメンテナンスという考えが浸透していなかったにもかかわらず、受けていただいた患者さんの紹介で来院される方も増えましたね。また、インプラント歯周炎の患者さんも来られます。この疾患は歯周病とは少し異なるとはいえ、インプラントだけでなく歯周病治療の心得がないと対応が難しいものだと思います。私は日本歯周病学会歯周病専門医の資格も持ち、多くの経験を積んでいますので難しい症例にも対応が可能です。当院でもご希望があればインプラント治療は行いますが、歯周病の方にインプラントを埋入することはなく、まず歯周病をきちんと治して、土台を整えてから行うことを徹底しています。

印象に残る患者さんとのエピソードはありますか?

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以前、重度の歯周病患者さんが「しっかり噛んで食べられるようになりたい」と来院されたことがあったのですが、治療を終えた後にとても喜んでくださったんです。歯科衛生士も根気強く頑張ってくれたおかげだと、うれしかったのを覚えています。近年は、歯周病治療に取り組む歯科医院が増えていますが、さまざまな歯科医院を回られて、当院にたどりつかれる患者さんも少なくありませんので、患者さんに喜んでいただけるよう、歯科医師とスタッフが連携しながら、質の高い治療を提供し続けたいですね。

将来を考えた小児歯科や高齢者の訪問歯科診療にも注力

ところで先生のプライベートについても教えてください。

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休みの日は、息子と遊ぶかゴルフか、勉強会ですね。休みの日も忙しいです(笑)。普段は朝型のスタイルなんですよ。付き合いなどがなければ夜は10時に寝て朝4時には起きて、自分の勉強をしたりするんです。40歳を過ぎた頃から、朝早く目覚めるようになったので始めたのですが、快適ですね。夜はベッドに入った瞬間にバタンキューですよ。

今後、力を入れたい分野などがありますか?

お子さんの場合、20歳まで虫歯をつくらなければ、一生虫歯や歯周病にならない可能性が高いことがわかってきています。虫歯も歯周病も、予防の基本はプラークコントロールですから、どちらも予防できるはずだと考えています。お口の管理はお子さん自身ではなく親御さんの責任です。というと、厳しく聞こえるかもしれませんが、親御さんからのお子さんに向けた生涯にわたっての大きなプレゼントと考えていただきたいのです。また、高齢の方については往診や訪問歯科診療も行っています。老年歯周病の先駆的存在として頑張られている米山武義先生に学び、施設での高齢者の口腔ケアにも取り組んでいます。高齢化は避けられない流れですから、今後は、もっと力を入れていきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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親御さんには、20歳までに虫歯ゼロであると、一生、虫歯や歯周病に困らずに過ごせる可能性が高まることを知っていただき、予防に取り組んでいただきたいですね。また女性は、ホルモンの影響で妊娠中に歯肉炎になりやすいものです。歯肉炎になる人は、歯周病にもなりやすい傾向があると考えて、予防に積極的に取り組んでいただきたいと思います。歯周病治療と予防は根気良く続けることが必要で、お口の健康を守り、歯を残すための基本になります。歯周病予防やプラークコントロールに関心がない人のお口は、言わば、空き家状態のようなもの。家も人が住んでいないとどんどん悪くなるのと同じで、お口の中も放置するとどんどん悪くなります。ぜひ、メンテナンスや予防に常に関心を持って取り組んでください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/一本35万円

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