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田川 考作 院長の独自取材記事

小矢部たがわ眼科

(小矢部市/石動駅)

最終更新日:2023/02/14

田川考作院長 小矢部たがわ眼科 main

「小矢部たがわ眼科」は、富山市と金沢市の間に位置する小矢部市にある。旧国道8号線沿いにたたずむ白い壁に大きなガラスのスタイリッシュな外観の建物が目を引く。高速道路からのアクセスも良く、あいの風とやま鉄道線・石動駅からも徒歩圏内という好立地。眼科手術に力を入れる田川孝作院長を頼って、県内外から患者が訪れる。同院だけでなく金沢市の眼科クリニックでも手術を行うという田川院長。手術を積極的に行うのは、腕を磨くという意味もあり、すべては患者の安心のためだという。集中して手術を行う体力・気力を養うため、マラソンを続けているそう。気さくに話す姿が印象的な田川院長に、クリニックや診療への想いについて話を聞いた。

(取材日2023年1月9日)

近視を治療したいという思いで眼科の医師をめざす

眼科を専門に選んだのはなぜですか。

田川考作院長 小矢部たがわ眼科1

医学部入学当初は、近視を治療する方法は確立されていなくて、眼鏡やコンタクトレンズで補正するしかありませんでした。でも、いつか治療が可能になったら、近視に悩む人を治療してあげたいと思って、眼科の医師の道を選びました。1992年に金沢大学を卒業してから、母校の医局に入局し、富山県の関連病院で臨床経験を重ねました。1997年くらいに日本でもレーシック手術が少しずつ行われるようになり、2002年に赴任した八尾総合病院でレーシック手術の技術を指導していただくことができました。これで、もともと眼科の医師としてやりたかったことができるようになったわけです。

どのような経緯で開業に至ったのですか。

レーシック手術が広く知られるにつれ、八尾総合病院でも患者さんが増えて、石川県からも手術を希望して来院する方も多くなり、平日だけでは対応が難しくなってきました。それで、独立すれば、土日も対応したり、自分の思うように診療して患者さんの希望に応えられるのではないかと考え、2009年に開業しました。この場所を選んだのは、自分自身が富山と金沢を行き来する中で、高速道路や幹線道路からのアクセスも良く、駅からも徒歩圏内と、来院しやすい場所だと思ったからです。車で受診する方が多いけれど、眼科手術直後は車の運転ができませんからね。患者さんは、富山県と石川県の方が多いですが、近くに手術できる医療機関がないからと、岐阜県の白川や高山、福井県など遠くから来院される方もいます。

診療内容を教えてください。

田川考作院長 小矢部たがわ眼科2

眼科検診や、緑内障など眼科疾患の点眼治療といった一般眼科の診察と、近視矯正や白内障などの手術です。もともと手術を望む患者さんのために開業を決意したこともありますし、多くの手術を行うことが技術を高めることになるので、特に力を入れています。例えるなら、たまにしか運転しない人よりも、日常的に運転している人の車に乗るほうが安心なのと同じで、常に多くの手術を行うことは患者さんのためになると思うのです。また、執刀中だけでなく、事前のカウンセリングや検査、そして術後のフォローも含めて手術だと考え、患者さんの不安を取り除き、安心して手術を受けていただくことにも心を配っています。

視力矯正や白内障の手術に尽力

レーシック手術について教えてください。

田川考作院長 小矢部たがわ眼科3

レーシック手術は、角膜のカーブを変え、屈折力を調整することにより、視力を矯正する手術です。当院では、さまざまな術式を用意しています。角膜上皮を特殊なメスでめくってエキシマレーザーで角膜を切除した後、めくった角膜上皮を元に戻す術式では、術後早期の痛みや見え方の悪さが少なく、ほとんどの場合、翌日から普通の生活ができ、同日に両眼の手術も可能です。この方法は強度の近視にも役立ち、乱視、遠視および老眼にも適用可能です。また、「PRK(角膜屈折矯正手術)」という術式は、まず角膜上皮を削ってからエキシマレーザーで角膜を切除する方法です。この方法は合併症が少ないですが、術後早期の痛みや見え方に問題が生じることもあります。角膜が薄い、強度の近視など、通常のレーシックでは適応できなかった方も、より角膜を薄くめくることで適応可能な「エピ・レーシック」という術式もあります。

白内障の手術は、どのように行われますか。

白内障は目の中のレンズである水晶体が、加齢などで濁って目が見えづらくなる病気。水晶体の代わりに人工レンズを埋め込む手術を行います。いわば目の中にコンタクトレンズを入れるようなものなので、近視や遠視などがあった方は眼鏡がなくても発症前より見えやすくなるメリットも期待できます。また、コンタクトレンズにも遠近両用タイプがあるのと同様に、白内障の手術で埋め込むレンズにも遠くと近くの両方が見えやすくなる多焦点眼内レンズがあり、当院でも対応可能です。近視の方の場合、従来の単焦点の眼内レンズでは遠くは見えやすくなっても近くを見るには老眼鏡が必要。多焦点なら眼鏡が不要になります。術前検査の上、適用できると判断した方にだけ慎重に適用します。それから、レーシック手術を行った方への白内障手術にも対応しています。

視力矯正にも眼内レンズを用いた手術があるそうですね。

田川考作院長 小矢部たがわ眼科4

人工レンズを目の中に挿入し、視力の矯正を図る治療法が「フェイキックIOL(有水晶体眼内レンズ)」です。1986年にヨーロッパで始まった術式で、日本でも最近は、芸能人の方がSNSで手術を受けたことを公表するなどして、認知度が高まっています。当院では開業当初からフェイキックIOLを行ってきた実績があり、黒目の周りの茶色い部分である虹彩と、目のレンズにあたる水晶体の間に人工レンズを挿入する術式に対応しています。近視・遠視・乱視の矯正が可能で、強い近視や角膜が薄いなどの理由でレーシック治療ができない方にも適用可能です。

マラソンで執刀時の体力と気力を鍛錬

診療理念を教えてください。

田川考作院長 小矢部たがわ眼科5

当院では「クロス」「プラス」「ユース」をポリシーに掲げています。「クロス」は、「患者さんやスタッフとの関わりを大切にする」などの思いを、「プラス」は、「患者さんに受診して良かったと思っていただきたい」「症状が改善したり見えやすくなったりしていただきたい」という思いで診療にあたっていることを表しています。「ユース」は、日本語では「若さ」になりますが、「私たちも患者さんも、若々しくあることをめざす」「新しい治療法を積極的に取り入れる」など、幅広い意味が込められています。

趣味はありますか?

マラソンです。富山マラソンには初回から出場し、毎回完走しています。もともとスポーツが好きで、中学・高校ではサッカー、大学時代はスキーをやっていましたが、医師になってからは、忙しくて体を動かす暇がありませんでした。でも、開業を機に、なまった体を鍛えるために走り始めたんです。健康を維持する目的もありますが、一番は手術のためです。実は、手術は体力勝負。3時間くらいは、それこそ飲まず食わずで何人もの患者さんの手術を行います。それでも、集中力を切らさずに、同じペースで執刀しなくてはいけません。淡々と3時間4時間、一定ペースで走るフルマラソンはちょうどいい鍛錬になるんです。フルマラソン4時間を切ることと、富山マラソン10回連続完走することを目標に、頑張ります。

最後に、今後の展望と読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

田川考作院長 小矢部たがわ眼科6

マラソンと同じで、できるだけ粘り強く粛々と、患者さんのために診療を続けていきたいと考えています。近視の方を治してあげたいということが眼科の医師をめざした出発点なので、視力でお悩みの方、見えづらくて困っている方の力になりたいという思いで診療にあたっています。レーシックやフェイキックIOLといった視力矯正の手術についても、無料の相談会を実施し、カウンセリングをして適性を確認します。決して手術を無理にお勧めすることはありませんので、まずは気軽にいらしていただけたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

日帰り白内障手術(選定療養)多焦点眼内レンズ/片眼20万円~、近視矯正LASIK/片眼11万円~、近視矯正フェイキックIOL/片眼18万7500 円~

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