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荻野 展永 院長の独自取材記事

ワキタ眼科

(大田区/池上駅)

最終更新日:2023/05/19

荻野展永院長 ワキタ眼科 main

東急池上線池上駅から徒歩3分のところにある、「ワキタ眼科」。院長の荻野展永先生は、約70年間にわたりこの地で開業してきたクリニックを引き継ぎ、2021年に院長に就任した。もともとは、宮崎県の大学病院などに長く勤務していたという荻野先生。大学病院で専門的に学んだ白内障の治療や、地域のクリニックとの連携などの経験が、現在の治療にも大きく役立っているという。荻野先生がめざすのは、歴史あるクリニックが培ってきた信頼を守りながら、新しい治療を取り入れ発展させていくこと。常に情報のキャッチアップを図り、オルソケラトロジーなども積極的に取り入れている。荻野院長に、クリニックの診療方針、開業医としてのやりがいなどについて、話を聞いた。

(取材日2023年4月20日)

大学病院で培った経験を生かし、患者に適切な選択肢を

こちらのクリニックに院長として就任した経緯について、教えてください。

荻野展永院長 ワキタ眼科1

もともとは宮崎県にある大学病院の医局に所属していて、そこで大学病院や関連の総合病院で勤務医として働いていました。大きな病院の良さももちろんあるのですが、眼科医としての経験や今後のキャリアを考えたときに、もう少し自分なりのやり方や診療方針を実践できるかたちで仕事をしたいと考え、新しい職場を探したことがそもそものきっかけです。私は東京出身なので、都内の眼科で、そして専門的に学んできた白内障手術ができる場所ということで、紹介を受けたこちらのクリニックに院長として就任することになりました。前の院長先生、それから先生の親御さん世代からの歴史あるクリニックなのですが、皆さんに助けていただきながら、新しい経験をさせていただいています。

大学病院での経験が、今の診療に役立っているなと感じる点はありますか?

現在は開業医として、大きな病院での治療が必要な患者さんを、大学病院などに紹介する立場です。今とは逆の、クリニックから患者さんを紹介される側である大学病院での経験が、特に紹介の判断に大きく役立っていますね。例えば、紹介を受けて途中から治療にあたる際、それまでの症状の経過や治療内容など、必要な情報がたくさんあります。紹介を受けた医師が治療しやすいポイントを押さえた情報提供ができるのも一つのメリットです。また、大学病院にいた時は、病状がかなり進んでしまってから患者さんを紹介され、もっと早く紹介を受けていれば……と感じたこともありました。自分で治療するだけではなく、より設備が整った病院での治療が必要と判断するのも、地域のクリニックの大切な役割です。大きな病院と連携し、適切なタイミングを判断し、必要な情報共有をしながら患者さんに治療を提供できるというのは、大学病院の経験あってこそだと感じています。

患者さんの主訴について教えてください。

荻野展永院長 ワキタ眼科2

患者さんの相談内容はさまざまですね。視力低下、目の違和感、異物ができたなど、いろいろな症状の患者さんが満遍なく来院しています。大きな病気が隠れている可能性もありますし、まずは、やはり適切な診断をして、適切な治療方針を立てるということが大切だと考えています。皆さん目のことで何か困ったからこそいらっしゃっているので、患者さんにとっての最適な選択肢は何かを考え、少しでもお役に立てれば良いなと思っています。

白内障手術からオルソケラトロジーまで幅広く対応

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

荻野展永院長 ワキタ眼科3

特に心がけているのは、患者さんに対して、しっかりと説明することですね。例えば初めて来ていただいた患者さんで、今後治療が必要になると判断した場合は、まずは病気の説明、併せて今後の治療方針をしっかり説明します。意識しているのは、どうしてその治療方針を取る必要があるのか、その理由を含めてきちんとお話しするということです。何をするかだけではなく、その理由、背景を併せてお伝えして、患者さんに納得して治療を受けていただければと思っています。加えて、診療で眼底写真などを撮影することがあるのですが、そうした画像についても可能な限り患者さんにモニターで見ていただくようにしています。説明の際に画像を使うと、患者さんが症状などを理解しやすいというメリットもあり、活用しています。

個別の治療内容についても、少しお伺いさせてください。白内障では、日帰りの手術も可能なんですね。

そうですね、特に白内障については、大学病院で専門的に学んできました。白内障に関するいろいろなケースに対応し手術に携わっていましたので、クリニックでは、これまで培った経験や知識を生かして、ある程度難しい状態の方にも基本は対応し治療にあたっています。白内障で手術をする場合は、合併症のリスクや症状の進行具合、目に限らず全身の状態や認知症の有無なども考慮した上で対応を考える必要があります。当院では、患者さんの目の状態にもよりますが、保険診療で可能な眼内レンズを用いております。具体的には、ピントを遠く、あるいは近くのいずれかに合わせる単焦点レンズのほか、乱視に配慮したレンズや遠方から中間まで見えるようにするためのレンズも扱っています。クリニックでは日帰りの手術になりますが、入院設備などがある大きな病院で手術をしたほうが良いと判断した場合は、先ほどお伝えしたように、速やかに紹介をすることも大切ですね。

オルソケラトロジーも取り入れていると伺いました。

荻野展永院長 ワキタ眼科4

オルソケラトロジーは、眠っている間に特殊なコンタクトレンズを入れて、角膜の形を変化させることで視力の矯正を図るための治療です。装着は夜寝ている時だけなので、日中はレンズを外して裸眼で過ごせるのも魅力の一つですね。当クリニックでは、問題なくレンズ装着ができるかなどを慎重に判断した上で、ご希望の方にはだいたい7、8歳ぐらいからオルソケラトロジーの治療を行っています。小さい頃から視力に悩んでいらっしゃる方は多く、お子さんのうちから希望される方が増えている印象ですね。近視は緑内障や黄斑症につながりますので、まずはご相談ください。

歴史を守りながら新しい治療を取り入れ、地域に貢献を

開業医になってやりがいを感じるのは、どのような点でしょうか?

荻野展永院長 ワキタ眼科5

まず、外来でいらっしゃった患者さんお一人お一人としっかり向き合える点、それから、自分がきちんと責任を持って白内障の手術などに携われる点ですね。やはり、自分の責任において診療行為ができるというのは、開業医ならではのやりがいだと思います。また、とてもありがたいことに、初めて来た患者さんの中には、お知り合いからの紹介で来院されたという方もいらっしゃるんです。そういうお声をいただくと、自分がやっていることが少しずつ地域に浸透し始めているのかな、地域に少しは貢献できたかなととてもうれしく感じますね。

クリニックの将来の展望、めざす姿がありましたら教えてください。

歴史ある地域に根差したクリニックなので、まずは前の院長先生など先生方が培ってこられた信頼をきちんと守って、引き続き地域に貢献できるクリニックとして皆さんのお役に立っていきたいですね。それから、治療法や薬、機材などは、どんどん進化していますので、今のやり方を続けるだけではなく、新しいものを取り入れて治療に役立てたいと思っています。実際、私が入職してからは白内障手術の機械は先進のものを導入しています。これにより、より安全性に配慮し、患者さんの負担も低減した手術を行えるようになりました。セミナーなどに参加して講演や講義を聞くと、医学は常に進歩しているのだなと感じます。情報をキャッチアップして、時代に合った治療を取り入れ、クリニックを発展させていきたいですね。

最後に、地元の方々、患者さんに向けたメッセージをお願いいたします。

荻野展永院長 ワキタ眼科6

地域のクリニックというのは、心配事を抱える患者さんが来たら、どのような小さなことでもそれを解消するというのが、とても大事な役割の一つです。「このような小さなことで受診してしまって良いのかな」と恐縮される方も多いのですが、何も遠慮する必要はないので、何か気になることがあれば気軽に受診していただければと思います。皆さんのちょっとした健康の問題を解消して、クリニックを役立てていただくことが、われわれのやりがいや喜びにつながっているので、ぜひいつでも頼ってもらえたらうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/16万5000円~(税込み)

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