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秋岡 二郎 院長の独自取材記事

あきおか形成外科

(高槻市/高槻駅)

最終更新日:2023/07/28

秋岡二郎院長 あきおか形成外科 main

JR京都線高槻駅南口から徒歩3分、歩道沿いに立つビルの4階に「あきおか形成外科」はある。線路を隔てた向かいには高層マンションがそびえ、大型商業施設もあってにぎやかな駅前の風景をつくり出している。そんな地で2002年の11月に産声を上げたクリニックは、秋岡二郎院長が患者ファーストをコンセプトに患者の負担が少ない独自の診療スタイルを実践している。診療の柱は、レーザー治療・形成外科・美容皮膚科の3つ。開院当初からカウンセリングを大切にする秋岡院長の姿勢が患者のクチコミで広がり、多くの患者が訪れているクリニックだ。

(取材日2018年9月18日)

物作りで社会貢献したい。その思いで形成外科の医師に

医師になろうと思った理由と、大学時代の楽しかった思い出を教えてください。

秋岡二郎院長 あきおか形成外科1

医師になろうと決めたのは、高校の時でした。社会に貢献できる仕事がしたいという漠然とした思いがあって、いろいろ考えていく中でなぜか医師が一番しっくりきたんです。きっと当時の自分には、医師の仕事が、社会貢献できる仕事として、一番見えやすくてわかりやすかったんだと思います。それで関西医科大学に進学するんですが、とても厳しい勉学が待っていて、いつも追い立てられるように勉強をしていました。楽しかったのは、友人たちとのサイクリング。一番の思い出は、自転車を船便でニュージーランドに運んで島を2週間かけて縦断したことです。険しい山道を全力で登りきって見えるパノラマの風景は感動的で、天国のようでした。

専門分野として形成外科を選んだのはなぜですか。

5学年から診察、検査、治療をする臨床実習が始まるんです。9ヵ月くらいの期間で各科を回ります。その経験を通して形成外科が自分に向いていると感じましたし魅力的に思えました。子どもの頃から好奇心が旺盛で、物を作ることが好きで、手先も器用なほうだったので、電化製品を分解して内部の仕組みを調べて、その部品を使って他の物を作ったりして遊んでいました。形成外科は、物を作って治療することができる科なんです。耳がなければ耳を作って治療する、目がなければ目を作って治療する、胸がなければ胸を作って治療する。悪くなった部分を切除して治療するのではなく、失った物、必要な物を作り出して治療する、建設的な治療方法を取れるのが形成外科の特徴なんです。自分の進むべき分野はこれしかないと思いました。

形成外科の新米医師として診療を始めて感じたことについてもお聞かせください。

秋岡二郎院長 あきおか形成外科2

卒業後は大学病院に残って形成外科医局に入局しました。医師としてまず感じたのが人の体にメスを入れることへの精神的なストレスでした。医療の現場では失敗が許されません。「うまくできるのか?」「失敗ができない」というプレッシャーに押し潰されそうになって、怖いという感情が強くなっていきました。そんな時、助けてくれたのが同じ医局の先輩でした。初めて担当した手術で、通常であれば5分から10分で終わるものが2時間もかかってしまったんです。先輩は怒ることもなく、優しいまなざしで見守りながら忍耐強く手術に付き合ってくれました。「最初からすべてを完璧にできる人間はいないのだから、しっかり勉強して少しずつ経験を積み重ねてできることを増やしていけばいい」。これが医師としての原点になりました。

高度救命救急とたった1人の診療科で休まず働く日々

高度救命救急センターでの勤務では、どんなことを学びましたか。

秋岡二郎院長 あきおか形成外科3

病院の勤務システムで専門分野以外の科も経験することになっていたので、自ら希望して高度救命救急センターに移動しました。形成外科は生命をほぼ扱わない科ですが、救命救急は常に生命と向き合っています。医師になったからには最も緊迫した現場で働いて経験することが、とても大切だと思ったんです。救命救急の現場は想像を超える壮絶さでした。肉体的な疲労はもちろんですが、それ以上に精神的な苦痛のほうが大きかったですね。危険な状態で運び込まれてくる患者が多いんです。当然、医師はできる限りの治療をし生命を救おうと努力しますが、助けられないこともあります。そんなことが続くと、自分たちの無力さを痛感するんです。ただ落ち込んでいても患者さんは待ってくれません。「落ち込む暇があるんだったら、目の前の生命を全力で救え」。それが救命救急で学んだことです。

勤務医として10年間、いくつかの病院で働かれていますが、当時はどんな医師でしたか。

形成外科は、他の科に比べると新しく設けられた診療科です。形成外科部長として赴任した病院でも、診療科はあるけれど医師は私1人だけ。1人で外来診療をして手術をして、すべてを自分の力だけで完結しなければいけないという状況でした。大学病院にいる時のように先輩に助けてもらったり仲間に頼ったりすることができません。責任の重さがプレッシャーになって、それがやりがいにもなりました。わからないことが不安となりプレッシャーになると思ったので、知らないことがなくなるまでとにかく勉強をしました。手術をする際も、事前の準備を完璧にして、あらゆる方法を検証した上で技術をマスターしてから臨むようにしていました。

高槻で開院された理由と、クリニックづくりでこだわったポイントは。

秋岡二郎院長 あきおか形成外科4

地域医療には興味を持っていたので、いつかは個人で独立したいと考えていました。高槻で開院したのは、高槻赤十字病院に勤務していた時に出会った病院のスタッフや患者さんの人柄が好きだったからです。優しくて温厚な方が多かったんです。クリニックをつくるにあたっては、院内の雰囲気をまず第一に考えました。自分の中に病院は薄暗くて殺風景でどこか怖くて居心地が悪いというイメージがあったので、患者さんがリラックスできるように明るくて洗練されたおしゃれな空間をつくりました。2002年の開業ですから、当時としては画期的で斬新なクリニックにすることができたと、今でも自画自賛しています。

画期的で斬新な独自の診療スタイルにチャレンジする

地域医療を担う医師としての診療ポリシーを聞かせてください。

秋岡二郎院長 あきおか形成外科5

できるだけ薬を出さずに治療する、できるだけ通院せずに治療するというスタイルがポリシーです。患者さんにとって薬代や度重なる通院は負担になるものです。ただ一般的には、薬を出さないことで患部が化膿したら、通院しないことで症状が悪化したら、というリスクを考えて対処しています。私の場合は、勤務医時代にある程度現在の患者さんファーストの治療スタイルでも問題は起こらないということを経験から学んでいたので、ためらうことなく実践することができました。その結果として、来院する患者さんの数が少なくなるので、カウンセリングの時間が十分に取れるようになりました。カウンセリングでは、現在の症状を正確に伝え、一つだけではなく、考えられるすべての治療方法を説明した上で、患者さんと相談し、双方が納得できる治療方針を導き出すようにしています。

クリニックの治療内容や方法には、どんな特徴がありますか。

診療の柱は、レーザー治療・形成外科・美容皮膚科の3つです。レーザー治療は、レーザー光線を使って正常な皮膚に傷をつけないように治療します。出血などのトラブルや傷痕が残ったりすることが少ない方法なので患者さんの負担が少ないのが特徴です。形成外科は、生まれつきの奇形を治療したり、交通事故や手術でできた傷痕をきれいにするための施術をしたり、皮膚の腫瘍を除去する時に傷痕が目立たないように施術する診療科です。美容皮膚科は、より美しくなるための施術を扱います。形成外科では、手術を伴うこともあり患者さんのリスクもあるので、カウンセリングを十分にして、しっかりとした準備をした上で行うようにしています。

診療を行う上で大切にされていることは何ですか? また今後の目標は。

秋岡二郎院長 あきおか形成外科6

医師はどうしても病の種類や症状の重さ・軽さだけを見てしまいがちです。でも多くの患者さんと接していると、心の中にある病への不安は同じで、その心痛に重い・軽いはないと感じます。そのことを忘れず、常に患者さんの心身の両面と向き合い、コミュニケーションを取るように心がけています。今後の目標は、治療のクオリティーをもっと上げていくことです。今より患者さんの負担が少なくなる医療機器があれば導入しようと思っていますし、他のクリニックで優れた手術をしていれば、見学に行き技術をマスターできるように勉強していきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/1mmサイズ:1100円※自費初診料2200円、自費再診料550円が別途かかります。

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