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長く悩んでいる人が多い皮膚疾患
症状が軽いうちに速やかに受診を

橋本クリニック

(呉市/呉駅)

最終更新日:2025/01/30

橋本クリニック 長く悩んでいる人が多い皮膚疾患 症状が軽いうちに速やかに受診を 橋本クリニック 長く悩んでいる人が多い皮膚疾患 症状が軽いうちに速やかに受診を
  • 保険診療

根本的な改善をめざすというより、薬で症状の緩和を図ることに終始しがちな皮膚の病気。自己流のケアや受診の遅れにより、症状を悪化させてしまうケースも多いそうだ。「症状が悪化していくようなら、できる限り早めに受診してください」と話すのは、ニキビやイボから巻き爪まで皮膚の悩み全般に対応する「橋本クリニック」の橋本康志院長。ウイルスや細菌の感染が原因の場合、病気が加速度的に悪化する可能性もあるからだ。同院では、病気の根本的な改善をめざし、食事に関するアドバイスも行うなど、一人ひとりの生活習慣まで踏まえた治療で患者をサポート。「生活習慣を見直すことは、リスクや負担も少ないため、力を入れて取り組んでいます」と語る橋本院長に、皮膚科への受診のタイミングや日常生活でできるケアなどについて聞いた。

(取材日2024年12月9日)

普段から生活習慣に気を配りつつ、症状が悪化傾向にあるなら、早めの受診を

Qどんな皮膚の悩みや相談が多いでしょうか?
A
橋本クリニック 患者の要望に寄り添いながらサポートする橋本院長

▲患者の要望に寄り添いながらサポートする橋本院長

ニキビやイボ、湿疹、皮膚炎などの相談が多いですね。ニキビに関しては、20代前半くらいまでの患者さんが、見た目を気にして来院されています。イボで多いのは、人から人へと感染するウイルス性のイボ。特に小中学生くらいのお子さんに多く、放置しているとイボの数が増えていきます。湿疹や皮膚炎は幅広い年齢層に見られますが、中でも小さなお子さんやご高齢の患者さんに多いですね。また、巻き爪や陥入爪、爪周囲炎など爪のトラブルに悩む方も来院されています。当院では、できるだけ手術をせず、保存療法でサポートするよう努めているため、他院で手術を勧められた方が、「手術は避けたい」と遠方からいらっしゃることもあるんです。

Q長く皮膚の病気に悩まされている方もいると聞きます。
A
橋本クリニック さまざまな悩みに対応

▲さまざまな悩みに対応

そうですね。「他院で長年治療してきたけれど良くならなかった」といった方が来院されることもあります。また数々の医療機関で治療を受けたものの、なかなか改善せず、当院にたどり着かれた方もいらっしゃいました。治療が難しい赤ら顔でお悩みの患者さんも多いですね。皮膚の病気に長く悩まされている患者さんでも、カフェインを避けるなど、食生活を見直すことで改善が期待できることもあります。「一度通い始めたら、ずっと同じ医療機関に通わなくては」と律義に考える方もいらっしゃるかもしれませんが、良くならないなら医療機関を変えるのも一つの方法です。根本的な改善をめざすなら、違う医療機関を受診してみるのもいいでしょう。

Qどのようなタイミングで皮膚科を受診したらいいでしょうか?
A
橋本クリニック 症状が軽いうちに早めの受診を

▲症状が軽いうちに早めの受診を

「昨日より悪くなった」など、症状が悪化していく傾向にあるなら、できる限り早めに受診してください。皮膚の病気は軽視されがちですが、ウイルスや細菌の感染による場合、加速度的に悪化する可能性もあります。症状が軽いうちに早めに対処することが大切。例えば蜂窩織炎という皮膚の病気が進行すると、足が腫れて動けなくなることも。我慢して受診が遅れると、入院での治療の必要が生じ、患者さんの負担も大きくなりかねません。一方、早く治療を始めるなら、通院回数や通院期間も少なくて済みます。ですから、症状が前日よりも悪化する場合には症状が軽いうちに、できるだけ早く受診されることをお勧めします。

Qこちらでは食事に関するアドバイスも行っているようですね。
A
橋本クリニック 一人ひとりに合ったアドバイスを心がけている

▲一人ひとりに合ったアドバイスを心がけている

病気の根本的な改善をめざすために、「カフェインが含まれる食品を避ける」「塩分を控える」「水分をしっかり取る」など、食事に関するアドバイスも行っています。カフェインや塩分の摂取で体が脱水状態になると免疫機能が低下し、皮膚に悪影響を及ぼすと考えられるからです。原因は人によってさまざま。睡眠不足や運動不足、ストレスなども悪影響を与えかねないため、そうした面でのアドバイスも心がけていますね。一人ひとりに合わせたアドバイスを行うためにも、生活指導を希望される患者さんには生活習慣について詳しく伺うよう努めています。生活習慣を見直すことは薬と違い、患者さんのリスクや負担も少なくて済むため、力を入れています。

Q普段の生活ではどんなことに気をつければいいですか?
A
橋本クリニック 食事や睡眠など適切な日々のケアが大切だという

▲食事や睡眠など適切な日々のケアが大切だという

普段から食事に気を配ることや十分な睡眠を取ることは大切です。鏡を見て、皮膚に症状が現れているなら、生活習慣に問題がある可能性もあるということ。原因をよく考えて、改善を図っていく必要があります。例えば、水分をあまり取っていなかったことに気づいたら、水を十分に飲んだり塩分を控えたりすることができるでしょう。また、冬場に発熱機能のあるインナーを使用する際には、屋内ではアウターを脱ぐことをお勧めします。熱がこもって汗をかき、冬でもあせもができることもあるからです。夏場に汗を拭く際には、乾いたタオルではなく、濡れタオルを使うといいでしょう。汗をしっかり拭き取れる上に、体が冷えて汗が出にくくなります。

ドクターからのメッセージ

橋本 康志院長

皮膚疾患の治療では、あまり改善が見られなくても、同じ治療を続けてしまいがちです。ただ、根本的な改善をめざすには、漫然と同じことを続けるのではなく、新たな方法を試してみることも大切です。なかなか改善が見られない場合、薬が合っていないのかもしれませんし、食生活に問題があるなど根本的な原因が潜んでいる可能性もあります。原因を探し、何かを変えてみる必要があるでしょう。これまでとは異なる治療を求めて、他の医療機関を受診するのも一つの方法です。原因は人によってさまざまですので、当院では、一人ひとりの状況に合わせた丁寧な治療やアドバイスを行うよう心がけています。一緒に原因を探し、悩みを解決していきましょう。

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